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『雨に唄えば』シェイラ&B.デヴォーション(1978年)★原曲ジーン・ケリー同名映画(1952年)♪ 

懸賞 2011年 02月 17日 懸賞

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★シェイラ(SHEILA)はシルヴィ・ヴァルタン、フランス・ギャル、フランソワーズ・アルディ等と共に60年代のフレンチ・ポップス・シーンのアイドルのお一人。本名はアニー・シャンセルといい、1945年8月16日生まれのイル・ド・フランス圏のクレテイユ出身。稼業のお菓子屋さんのお手伝いをしていた明るい少女だったと想像しています。シェイラは、明るく健康的な可愛らしさが魅力の一つ。イェイェ・ブームの折は大ヒット曲がいっぱいですが、次第に時代と共にアイドルから脱皮してゆく時期が訪れる。それは、アイドルの宿命なので、古今東西の人気アイドルたちに共通するもので、その軌跡を追うのも好きです。消えてゆくアイドルが多い中、才能やルックスだけでは先が無いことを熟知し、ダンス・レッスンを重ね方向転換して行ったシルヴィ・ヴァルタン。このシェイラも70年代後半になると、ディスコ・ブームに乗るかたちで、英語圏にアピールできる作品を発表してゆく。

シェイラ&B.デヴォーション(SHEILA&B.DEVOTION)と名義も変わる。黒人バックダンサー3人との踊って歌える歌手シェイラと変身!個人的にはこのシェイラ&B.デヴォーション以前、以後という感じで聴き分けているような感じもあります。シェイラもカバー曲の多いお方で、イェイェ時代のキュート・ポップに好きな曲が多いのですが、70年代以降の雰囲気もまた素敵だと思えます。そこで、今日はシェイラ&B.デヴォーションの1978年のヒット曲『雨に唄えば(SINGIN' IN THE RAIN)』を。シングル・ヴァージョンとディスコ・ヴァージョンがあります。英語圏でも殊にイギリスでは大ヒット!という曲でシェイラも英語で歌っています。オリジナルはジーン・ケリー主演のミュージカルの名作『雨に唄えば』の主題歌です。私はジーン・ケリーやシド・チャリシーが好きですし、ミュージカルって大好き!この名曲のディスコ・ヴァージョンが26年程経て、フランス人のシェイラが歌いヒットしたという時代。ディスコ・サウンドは詳しくないのですが、こうして出会えるのは大抵女性ヴォーカルです。まだまだシェイラの楽曲や作品など、追々更新してまいります♪

★歌って踊るシェイラ&B.デヴォーション/雨に唄えば(1978年)♪

★ジーン・ケリー/ミュージカル映画『雨に唄えば』より(1952年)♪

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by musiclove-a-gogo | 2011-02-17 11:50 | ガールズ・ポップ★洋楽

桜田淳子『気まぐれヴィーナス/若い人のテーマ』1977年の名曲&主演映画の主題歌★19歳になった淳子ちゃん

懸賞 2011年 02月 07日 懸賞

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A面 気まぐれヴィーナス
作詞:阿久悠 作曲:森田公一 編曲:船山基紀
B面 若い人のテーマ
作詞:阿久悠 作曲:森田公一 編曲:船山基紀
1977年 19作目のシングル

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★『気まぐれヴィーナス』は桜田淳子19枚目のシングルであり、淳子ちゃんも19歳になられました。阿久悠氏の歌詞も大人の階段をのぼってゆく少女の成長と共に詩的かつ微妙なニュアンスを散りばめているかのようです。この頃の淳子ちゃん、髪をショートにされ、お衣装も今までよりも大胆に変化されドキッ!でも決して上品さを失うことはなくキュートなのです。よく歌った(口ずさんだ)ものです。この頃になるとジュンコ仲間がクラスに何人か居ました。雑誌の交換をしたり、レコードをお家で一緒に聴いたりしていました。淳子ちゃんもとても絵のお上手なお方ですが、仲良しのお友達にイラストの上手な女の子が居て、彼女もノートの端っこによく淳子ちゃんの似顔絵などを書いては見せてくれました。ああ、懐かしいです!

B面は淳子ちゃん主演の映画『若い人』の主題歌『若い人のテーマ』が収録されています。阿久悠&森田公一コンビのヒット曲時代。残念ながら、この映画は未見です。淳子ちゃんの憧れの吉永小百合さんと共演されたもので、主人公の高校三年生の江波恵子役は嘗て吉永小百合さんも演じておられる。私は『病院坂の首縊りの家』(1979年)が淳子ちゃん出演映画の初見なので、これまた、もう少し早く生まれていたかった...なんて思います。思いを寄せる間崎慎太郎先生役は『太陽にほえろ!』の殿下こと小野寺昭と書かれています。監督は河崎義祐、原作は石坂洋次郎で、4度目の映画化だそうです。いつか観てみたいです♪


★とってもキュートでお綺麗な淳子ちゃん!桜田淳子/気まぐれヴィーナス(1977年)♪

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by musiclove-a-gogo | 2011-02-07 06:31 | 昭和のアイドル・歌謡曲・TV曲

『金髪のエックベルト』ルートヴィヒ・ティーク★ベルタの少女時代の回想と悪夢への変貌他更新致しました

懸賞 2010年 10月 11日 懸賞

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★ちょっと、此方の更新をさぼってしまっていますが、気長に続けるつもりです。

10月に入り、『クララの森・少女愛惜』等でいくつか更新いたしました。
『金髪のエックベルト』 著:ルートヴィヒ・ティーク★ベルタの少女時代の回想と悪夢への変貌
『二人の姉妹(THE TWA SISTERS)』あるいは『クルエル・シスター(CRUEL SISTER)』 画:ジョン・ファエド
※関連記事:『PENTANGLE/CRUEL SISTER』
『フィオナの子守歌』★遠い海の記憶・妖精のささやき 映画『フィオナの海』のサントラより
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『さすらいのジェニー』著:ポール・ギャリコ訳:矢川澄子★ピーター少年と雌猫ジェニーの純愛ファンタジー
サントラも素晴らしい★ 『ロシュフォールの恋人たち』 音楽:ミシェル・ルグラン(MICHEL LEGRAND)♪
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※関連記事:サントラ 『ロシュフォールの恋人たち』 音楽:ミシェル・ルグラン(MICHEL LEGRAND) そして、ジャック・ドゥミ監督のミュージカル三部作とクリスチャンヌ・ルグランの歌声の素晴らしさ♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-10-11 10:16 | 音楽・映画・文学★美しい関係

サントラ 『ロシュフォールの恋人たち』★そして、クリスチャンヌ・ルグランとスウィングル・シンガーズ♪

懸賞 2010年 10月 01日 懸賞

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★(サントラ 『ロシュフォールの恋人たち』 音楽:ミシェル・ルグラン(MICHEL LEGRAND) そして、ジャック・ドゥミ監督のミュージカル三部作とクリスチャンヌ・ルグランの歌声の素晴らしさ)を『リリスの館』にて更新いたしました。

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60年代初頭から活動を始めていたコーラス・グループのスウィングル・シンガーズ(Swingle Singers)のリード・シンガーであったクリスチャンヌ・ルグラン(ミシェル・ルグランの姉)は、ジャック・ドゥミ監督のミュージカル三部作と云われる『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『ロバと王女』のいずれにも参加されている。ルグラン一家は音楽一家なのですが、本当に素晴らしい方々だあ~!と思います。

フランス映画の名作は映画の歴史でもあるのでしょうが、フランス贔屓の私でも思うのは、「ミュージカルの少なさ」。そこはアメリカ映画がやはり本場であるということも、ジャック・ドゥミ監督がジーン・ケリーやジョージ・チャキリスを招いての『ロシュフォールの恋人たち』であることに、何か美しい映画への愛を感じてしまいます。フランスの大女優であるダニエル・ダリュー以外はすべて吹き替えなのですが、以前もこの映画のお話の記事に書いたのですが、ジーン・ケリーの歌声も聴いてみたかったなあ...と欲張りな思いを抱いてもいます。

音楽が流れると、「あっ、あの場面!」とうっとりできるのって素晴らしいと思います♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-10-01 11:10 | シャンソン・フランセーズ

『オルランド』 監督:サリー・ポッター 主演:ティルダ・スウィントン 歌:ジミー・ソマーヴィル♪

懸賞 2010年 05月 11日 懸賞

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オルランド/ORLANDO
1992年・イギリス/ロシア/イタリア/フランス/オランダ合作映画
監督・脚本:サリー・ポッター 製作:クリストファー・シェパード 原作:ヴァージニア・ウルフ 撮影:アレクセイ・ロジオーノフ 美術:ベン・ヴァン・オズ、ヤン・ロールフス 音楽:デヴィッド・モーション、サリー・ポッター、ジミー・ソマーヴィル
出演:ティルダ・スウィントン、シャルロット・ヴァランドレイ、ヒースコート・ウィリアムズ、ロテール・ブリュトー、ジョン・ウッド、ビリー・ゼイン、ジミー・ソマーヴィル

★何からお話したら良いのだろう...もう、全てが大好き!そんな幸せな映画。男性から女性に変わった主人公オルランドが、「同じ人間。何も変わらない、性が変わっただけ」と語る。サリー・ポッター監督はさらに天使がオルランドを迎えに来るという夢のような結末で描いている。原作はヴァージニア・ウルフの『オーランドー』。それを監督が何度も読み返しては書き繰り返したという。そして、主役のオルランド役にはこのお方しかいないだろう!というティルダ・スウィントン!この中性的な性別を超えた美しい存在。さらに400年もの時空をも軽く超えてしまう。何を着ても素敵なティルダですが、この映画の楽しさのひとつに各時代の様式がお衣装などでも堪能でき嬉しい。ルネサンス~バロック~ロココ~ヴィクトリア時代。このようなコスチューム・プレイの楽しみもあるので文芸や歴史劇が好きなのかも。エンディングの歌では、ジミー・ソマーヴィルとサリー・ポッターがデュエットしている。この曲『COMING』がまた幸福感を倍増するのだ。両性具有という言葉、あるいはアンドロギュヌスについて興味があり調べたりした時期があったけれど、今もこういうテーマは異常に好きなよう。何故だろう?まぁ好きなのだからいい。ヴァージニア・ウルフについても触れたいけれど、またの機会に。でも、ちょっと澁澤龍彦氏のお言葉を追記させていただこう♪

「そもそも、天使は男性であるか女性であるか。― しかし、今日では、この疑問には明確な答えを提供し得るはずであろう。すなわち、天使は男性でもなければ女性でもなく、第三の性、一箇のアンドロギュヌス(両性具有者)にほかならないのだ、と」 
澁澤龍彦 『夢の宇宙誌』より


※ジミー・ソマーヴィルというとファルセット・ヴォイス!そしてゲイであることを公言されているお方であり、80年代からブロンスキー・ビート~コミュナーズ(相棒はリチャード・コールズ)~ソロ活動と現在も独自の表現活動をされている。良い曲多いのですが好き嫌いの分かれるお方のようでもあります。それも個性ゆえ!最近のポップ事情には疎くなっていますが、80年代育ちの私としましては、80年代の男性デュオ(ユニット)って多かった気がします。それもゲイである方が多く、ジミー・ソマーヴィルは早くから歌の中でその問題を取り上げて来られた。今現在よりもクローゼットされていたあの時代に、と思うとますますジミー・ソマーヴィルは勇気と才能に恵まれた稀有なるアーティストのお一人に思えます。このお声を聴いていると心がほっこりするのはやはり美しいからでしょうね♪

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by musiclove-a-gogo | 2010-05-11 02:18 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『アパートメント』ジル・ミモーニ監督~シャルル・アズナヴール『今ぞ、この時』~『ホワイト・ライズ』♪

懸賞 2010年 05月 01日 懸賞

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アパートメント/L' APPARTEMENT
   1996年・フランス映画
監督:ジル・ミモーニ 脚本:ジル・ミモーニ、ピラール・トマス=ジメネス 撮影:ティエリー・アルボガスト 音楽:ピーター・チェイス 出演:ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ、ロマーヌ・ボーランジェ、ジャン=フィリップ・エコフェ、サンドリーヌ・キベルラン、エヴァ・イオネスコ

★書こうと想っている映画は溜まる一方。これも随分前になるけれど『ホワイト・ライズ』を観て、『アパートメント』を観直した時の印象を。『ホワイト・ライズ』でのジョシュ・ハートネットはなかなか好きだった。ダイアン・クルーガーが好きなので観たのだけれど、ハリウッド・リメイクながら結構愉しめたもの。でも、『アパートメント』を久しぶりに再見すると、やはりこちらの方が断然面白くトリックも結末も悲愴感を残し好きだと再確認した。このフランス映画の『アパートメント』の共演を機に、ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチはご縁が出来ご夫婦となられたのだったと想う。今観ると、みんなお若い!ロマーヌ・ボーランジェ扮するアリス役が実はとても複雑で重要な役。そんな点も『ホワイト・ライズ』の方では違った感じ(リメイクなのだから同じではないのだけれど)。このDVD化のジャケットにも当時のビデオにも表紙に登場しないリュシアン役のジャン=フィリップ・エコフェも重要な役。私はこうしたややこしい展開のサスペンスは好きなのだけれど回転が鈍いので、幾度も観ないと理解できない。よって、これで『アパートメント』は3度観たことになる。秀作だと想う!エヴァ・イオネスコがちょこっと空港の受付で出演しているけれど、このお方はやはり少女時代が良い★

『アパートメント』の劇中で、効果的にかつ印象深く使われている楽曲は、シャルル・アズナヴールの『今ぞ、この時』(名曲!)。『ホワイト・ライズ』では英米のインディーシーンの楽曲たちが多く流れていたけれど、私の大好きなマジー・スターの『フラワーズ・イン・ディセンバー』も使われていてこれはとても嬉しかった!!

それにしても、最近のアメリカ映画はリメイクが目立つように想うのだけれど、音楽だってカバー曲が目立つのと同じなのだろうな。良い作品は受け継がれてゆくものなのだと想う♪

★《アパートメント》の主要な役柄とキャスト★
マックス役:ヴァンサン・カッセル 
リザ役:モニカ・ベルッチ 
アリス役:ロマーヌ・ボーランジェ 
リュシアン役:ジャン=フィリップ・エコフェ 
ミュリエル役:サンドリーヌ・キベルラン 

★《ホワイト・ライズ》の主要な役柄とキャスト★
マシュー役:ジョシュ・ハートネット
リサ役:ダイアン・クルーガー
アレックス役:ローズ・バーン
ルーク役:マシュー・リラード
レベッカ役:ジェシカ・パレ

ホワイト・ライズ/WICKER PARK
   2004年・アメリカ映画
監督:ポール・マクギガン 脚本:ブランドン・ボイス 撮影:ピーター・ソーヴァ 音楽:クリフ・マルティネス 出演:ジョシュ・ハートネット、ダイアン・クルーガー、ローズ・バーン、マシュー・リラード、ジェシカ・パレ

●アパートメント 【VHS】 1996年・フランス映画 (shop BRIGITTE)
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by musiclove-a-gogo | 2010-05-01 00:02 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『クリスチーネ・F』ウルリッヒ・エデル監督 原作:『かなしみのクリスチアーネ』音楽:デヴィッド・ボウイ

懸賞 2010年 04月 27日 懸賞

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クリスチーネ・F/CHRISTIANE F.  
1981年・西ドイツ映画
監督:ウルリッヒ・エデル 原作:カイ・ヘルマン、ホルスト・リーク 脚本:ヘルマン・バイゲル 音楽:デヴィッド・ボウイ、ユルゲン・クニーパー 出演:ナーチャ・ブルンクホルスト、トーマス・ハルシュタイン、イェンス・クーパル、クリスチーヌ・ライヒェルト、クリスチーヌ・レハル、デヴィッド・ボウイ

★先日の「すきすきーエレポナイト ドイツ特集 "pre WGT2010 special"」とっても楽しかったです!お久しぶりにお会い出来たお友達との語らい、素敵な音楽と空間、まったりした不思議な雰囲気の真夜中の「私の好きなドイツ映画」のレクチャー...レクチャーと云うには程遠いミーハーなおしゃべりタイムとなっていました。けれど、優しき友たちが居てくださったお陰でなんとか!ファスビンダー、ヘルツォーク、シュレンドルフ、ヴェンダース...という監督作品がかなりお気に入りのドイツ映画な私なのですが、初めて劇場(映画館)で鑑賞したドイツ映画は『クリスチーネ・F』でした。まだ10代で原作どころか内容すらよく知らずに、ただ”デヴィッド・ボウイが出演している!”というだけの初見。それでも、分らないけれどもショックを受け何かが突き刺さったようで、直ぐに原作を買いに行き読み終えた後、自分の気持ちがどこにあるのかさえ分らないまま涙したことを覚えています。そんな重いけれど想い出深い映画なのでこのお話と、1977年のボウイのベルリン三部作やブライアン・イーノやロバート・フリップとの制作などのお話を思いつくままにお話していたようです。もっと後から云い忘れたような想いがあれこれとありましたが、貴重なお時間を私に与えてくださった良き友人でもある主催者・スタッフの方々に感謝しています。ありがとうございました!

そこで、劇中ボウイが”デヴィッド・ボウイ”として登場されるライヴ映像を!クリスチーネがレコードをかけているところから始まります。『CHANGES ONE』のボウイのベスト・アルバムが2枚重ねてあります。その後ろのレコードもボウイです。コンサート会場に居るクリスチーネの着ているジャンパーの後ろには「BOWIE」と!どれ程、クリスチーネにとってデヴィッド・ボウイという存在が光り輝くものだったのかと、私も14歳からボウイが好きになったこともあり、この少女にとってボウイという存在が心の拠り所であったのだと共鳴するのです♪



<ボウイを見つめる美少女クリスチーネ(ナーチャ・ブルンクホルスト) >

★以前綴った映画『クリスチーネ・F』の劇中でのボウイのライヴ映像を再び観ていて涙が止まらないのだった。「ボウイ館」でそのことは触れてはいない。今も目が痛くてたまらないけれど、綴っておかなければ...と想うままに。この映画の中のクリスチーネ(ナーチャ・ブルンクホルスト)は美少女。その少女が(友人たち少年少女も)転落の道を辿る。この画像は、その大好きなボウイのコンサートの舞台を見つめるクリスチーネ。周りの笑顔のファンとは違う。この眼差しに私は胸が締めつけられる程に感情移入できる。クリスチーネにとってデヴィッド・ボウイとは神に等しいのだ。プラットホームでボウイのコンサートを知る時、クリスチーネは劇中唯一の笑顔を見せる。あの瞬間、あの場面が大好き。また、このボウイのライヴを見つめ微かな笑みのようなものも感じられるけれど、夢か幻か、その場の自分さえ分からない。得たことの無い感情を初めて覚えた時の戸惑いは誰もが体験しているだろう。私はボウイを最前列で拝見したことはないけれど、このクリスチーネの心の拠り所である存在がボウイなのだと共感できる。13歳の美しい少女。私は少女映画(少年も)が好きなので色々なテーマのものを観るけれど、この映画は異色中の異色。おせっかいな説明(教訓)など一切無い。すべて少年少女たちの行動を映す。悲しいのは、大好きなボウイのレコードをお金に換えてまでヘロインという魔に引き寄せられてしまう...。少女たちに笑みを与えることができるのは日常を共に過ごす大人たちではない。ボウイだから感情移入できるのかもしれないけれど、この思春期の心の揺れ、葛藤、不安、孤独感をどのように通過してゆくのかは人それぞれ。立派な大人になれる人もいれば、まだこんな具合の私のような者もいる。少女から大人への通過儀礼に失敗したのだろうか。よく分からないので、こうして想いを綴る。いつになれば解放されるのだろうか。死に至るまでの覚悟が必要なのかもしれない。

2009.4.25.

<『クリスチーネ・F (われら動物園駅の子供たち)』のナーチャ・ブルンクホルスト:NATJA BRUNCKHORST>

★『クリスチーネ・F』は、クリスチアーネ・ヴェラ・フェルシェリノヴの手記『かなしみのクリスチアーネ』、あるいは『われらツォー駅の子供たち(われら動物園駅の子供たち)』を原作とした映画化。何から書き出せばよいだろう...という程、この作品から多岐に渡る想いがある。やはり、この映画を知るきっかけとなったのは、私の何処までもいつまでもヒーローであり続けているデヴィッド・ボウイ様のサントラから。ボウイはこの原作が出版された1977年はベルリンに住んでいた(かの「ベルリン三部作」の名作を作り出した時代)。実在するクリスチーネ.F.は1962年5月20日、北ドイツ生まれ。そして、この1981年の映画の中でクリスチーネに扮するナーチャ・ブルンクホルストは、1966年9月26日、ドイツ・ベルリン生まれ。日本公開は1982年。私は正しく思春期でボウイが出演していなければ観ただろうか...と想ったもの。かなりの衝撃を受けた!そして、陰惨たる想いの中、原作も買って一気に読み終えたものだ。この映画に主演している少年少女たちは初出演の素人の可愛い人たち。また、驚くべきことに、実在のクリスチーネもとても美少女だった!そして、12インチ・シングルをリリースしたりもしていた(そのバックにはアインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einsturzende Neubauten)に僅か15.6歳の頃にメンバーとなっていたアレキサンダー・ハッケ(Alexander von Borsig)ことボルジヒもおり、当時のボーイフレンドだった)。ハッケはSprung aus den Wolkenにも在籍していた早熟の天才。こんな具合に繋がってゆくので面白い。

13歳の少女の青春映画というにはあまりにも冷徹に監督は描き出す。クリスチーネの現実に向き合うことは死の直前であるという凄まじいもので、監督の姿勢には一切甘えのようなものは感じられない。故に、”ツォー駅の子供達”の心象風景がドキュメンタリーのようにヒリヒリと伝わるように想う。ウルリッヒ・エデル監督作品はこの映画が日本初公開で、その他『ブルックリン最終出口』や『ラスプーチン』など幾つか観ている。また、音楽の担当はボウイの9曲の楽曲の他、ユルゲン・クニーパーが参加している。ヴィム・ヴェンダース作品などでも有名なお方。こんな風に今の私にも大きな影響を与え続けるデヴィッド・ボウイという存在は、いったい何だろう!と不思議で仕方がない。お話が行ったり来たりするけれど、このクリスチーネの友人だったバブシーという少女の死が報道される。この実在のバブシーがまたとても美少女だったので、この早すぎる死(犠牲)が痛く感じられた。クリスチーネはデートレフ(この少年も可愛い)に恋をしている。このボーイフレンドが先に薬物に手を染める。そのお金を調達するために、彼は男娼となっていた...そして、この13~14歳の少年少女たちの生活は薬物依存に突き進んでゆく。これらのお話が全て実話であるということ。そして、実在のクリスチーネがその死を目前にその世界から脱却できたこと、其処に至るまでの心の空虚さや心理状態などを私なりに想う...良かった!死なずに。ボウイは映画の中でも”David Bowie”として出演していて、ベルリン・ツアーの中で『ステーション・トゥ・ステーション』を歌うボウイ(とても素敵♪)を、夢見心地に見上げるクリスチーネの表情が忘れられない。地下鉄のポスターで大好きなデヴィッド・ボウイのコンサートを知る。その時の微笑んだ愛らしい表情!その気持ちは私にもあまりにも伝わるものだったから。

地下鉄のプラットホームに一人残されたクリスチーネの目の前で、公演をしらせるデビッド・ボウイーの大ポスターが貼られる。それを目にした時の彼女の微笑。それは何といったらいいのだろう。実に ― それこそ神に対面した時の笑顔で ― 見事な微笑をうかべ、これが映画を通じて唯一の微笑である。

作詞家の阿久悠氏がパンフレットに寄せたものの中でこのように記されている。さらに、この映画に詩を感じるとも。なので、ポエメンタリーだと興味深いお言葉が記されていた。

家にいる時の私には、デビッド・ボウイーのメロディだけが安らぎだった。彼の曲を聴いているとき、私は”普通の女の子”に戻れた。

このように語るクリスチーネはヘロインに手を出し、転落の道を辿る。その姿をウルリッヒ・エデル監督は淡々と描く。これもまた、感じ方は世代感というもので様々だろうと想う。私は幸いにも薬物に縁のない、バブリーな世代を思春期として過ごしてきた日本人。だからと言って、”私には関係ないわ、こんな荒んだ世界の汚い少女たち”とは想わない!私自身とは違う環境の人々の生活や心をこうして感じることができる。クリスチーネの心の闇や苦悩は分からないかもしれないけれど、想像したり思考したりすることは出来る。もっと、彼女に共感できる少年少女(だった人々も含めて)は、きっと想像以上に沢山世界中にいて今を生きているようにも想う。

2007.12.23.

<映画『クリスチーネ・F』とサウンドトラック>

1981年の西ドイツ映画『クリスチーネ・F』にボウイは本人役として出演し、劇中『Station To Station』を歌うライヴ・シーンで登場。とっても、カッコイイ!!(いつもながら♪)この映画のために、ボウイ自ら写真など資料を提供している。実在のクリスチーネ・F(当時は未成年だったので)こと、クリスチアーネ・ヴェラ・フェルシェリノヴの手記『かなしみのクリスチアーネ』、あるいは『われらツォー駅の子供たち(われら動物園駅の子供たち)』を、ウルリッヒ・エデル監督が映画化したもので日本公開は1982年。映画の中でクリスチーネに扮する少女ナーチャ・ブルンクホルストのことなどを『クララの森・少女愛惜』にて思いつくままに綴ってみた。『ボウイ館』ではそのサントラ盤の内容を記しておこうと想う。※映画の音楽担当は、ボウイの9曲の楽曲とユルゲン・クニーパによるもの。

2007.12.24.

関連:クララの森・少女愛惜 : ボウイを見つめる美少女クリスチーネ(ナーチャ・ブルンクホルスト) 映画『クリスチーネ・F』より再び♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-04-27 07:27 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『チャーリー・ブラウン』 詩:谷川俊太郎 ~ 『CHARLIE BROWN』 SERGE GAINSBOURG(1969年)♪

懸賞 2010年 04月 11日 懸賞

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『チャーリー・ブラウン』 詩:谷川俊太郎

いつきみはひげが生えるの
丸い頭の子
ぼくらがみんな
ゲート・ボールしかしなくなっても
きみは相変わらず野球に夢中

ジャンパーのポケットに手をつっこんで
不死なる敗北を嘆きつつ歩むきみの姿に
スーパーマンは顔を赤らめ
ハムレットは顔をそむける

★すっかり白い冬は過ぎ去り長閑な春の陽気の日曜日。私のこれまでの人生の半分は日曜日や祝日とは無縁の生活を続けていると気づく。それでも、やはり日曜日って好き!子供の頃からずっと。小学生の頃から大好きなスヌーピーとチャーリー・ブラウン、そしてその仲間たちも。みんな愛すべき存在なのだけれど、殊にチャーリー・ブラウンが大好き。女の子はマーシーが好き。思えば、子供の頃からヨーロッパの異国文化に幼い無知な心ながらある憧憬を抱いて来た。今も継続されているけれど、初めて私がアメリカの文化で親しみを持てたのはチャールズ・M・シュルツのコミックの中の少年少女たちとスーパー犬のスヌーピーだった。伊丹から池田行きのバスで1時間弱。すると「スヌーピーの店」があった。お友達と日曜日に幾度か行ったものだ。母にお小遣いを貰ってなので、お店の上の方に陳列されているものは高価で買えない。なので、小銭で買える文房具やハンカチなどを買って帰る。それで充分嬉しかった。中学になっても下敷きなどはまだ使っていた。そして、すっかり年月を経た今も私はチャールズ・M・シュルツのコミックを読み続け、「スヌーピーと仲間たち」から多くのことを学び続けてもいる。コミックではあるけれどアメリカ文学でもあると思う。

上の谷川俊太郎さんの詩も大好き!多くの翻訳をされているので、どの本で読んだのか覚えていないのだけれど、古びたノートに書き残されていた。こんな事が長年続いているので、こうしてブログに書き写す作業をしているようでもある。

愛しき甥たちもまた幼い頃からケーブルTVなどのお陰で『スヌーピー』のお話に詳しくて、共通の話題が持てることを幸せに思っている。上の甥はとても感性的なものが似ているような大の親友なので、一等好きなのはチャーリー・ブラウン。下の甥はライナスらしい。気が弱いけれど心優しき少年チャーリーもまた、私には永遠の少年のお一人なのだろう。セルジュ・ゲンスブールの曲に『チャーリー・ブラウン』(1969年)がある。映画のサントラをセルジュが手掛けたもの。残念ながらその映画は未見なのでいつか観てみたい。セルジュ・ゲンスブールはエロティックなイメージが強いようだけれど、品性を失わないエロス故に文学的でもあるのだし詩的でもある。今の時代とは違う、あの挑発のセルジュの内面には内向する繊細な魂が見える。そんな内向する精神という点でもやはりデヴィッド・ボウイとの共通項を感じてもいる。なので、あんなに素敵なメロディーが生まれるのではないだろうか...と大好きなので贔屓目いっぱいで説得力などないけれど♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-04-11 11:55 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『ヴァージン・スーサイズ』 監督:ソフィア・コッポラ 原作:『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』♪

懸賞 2010年 04月 03日 懸賞

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ヴァージン・スーサイズ/THE VIRGIN SUICIDES
1999年・アメリカ映画
監督:ソフィア・コッポラ 製作:フランシス・フォード・コッポラ、ジュリー・コスタンゾ、ダン・ハルステッド、クリス・ハンレイ 原作:ジェフリー・ユージェニデス 『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』 脚本:ソフィア・コッポラ 撮影:エドワード・ラックマン 音楽:エール(AIR)オリジナル・スコア
出演:ジェームズ・ウッズ、キャスリーン・ターナー、キルステン・ダンスト、ハンナ・ホール、ジョシュ・ハートネット、チェルシー・スウェイン、A・J・クック、レスリー・ヘイマン、スコット・グレン、マイケル・パレ、ダニー・デヴィート、ヘイデン・クリステンセン ナレーション:ジョヴァンニ・リビシ

★1970年代、アメリカ郊外の静かな住宅地。両親は保守的で厳しいが、何不自由なく暮らすリズボン家の美しい5人姉妹。ヘビトンボが郊外の街を覆いつくす6月、五女セシリア(ハンナ・ハル)が自殺を図る。新学期が始まり四女ラックス(キルステン・ダンスト)の学園の人気者トリップ(ジョシュ・ハートネット)との過ちが問題となり、リズボン夫妻(ジェームズ・ウッズとキャスリン・ターナー)は彼女たちを部屋に閉じ込めてしまう。そして、残りの姉妹もすべて自殺してしまう。姉妹に憧れていた近所の少年たちの目を通し回想という流れで描かれてゆく。

原作での主人公は美人姉妹に憧れていた男の子達で、20年後の中年になっての回想というもの。この原作をサーストン・ムーア(ソニック・ユース)がソフィア・コッポラに紹介し、ソフィアが脚本・監督(デビュー作)に挑んだ。父であるフランシス・フォード・コッポラもその脚本が気に入り製作に携わっている。儚く不安定に揺れ動く思春期の少女たちを、淡い映像と70年代のアメリカをイメージさせるトッド・ラングレンやハート、ギルバート・オサリバン等の米英の当時のヒット曲たち(オリジナル・スコアはフランスのAIRが担当)が彩る。そして、新旧のキャスティングの見事さ!さらに、瑞々しく美しい衣装を担当したナンシー・スタイナーのセンスも忘れてはならない。私はソフィア・コッポラの感性が好き。ソフィアとの同世代感というのもあるのかもしれない。70年代に子供時代を送った経験、彼女の中には常に「ある少女性」が感じられ、その感覚に私は共感できるような気がする。この5人の姉妹は13歳から17歳と年子。そして、数学教師と敬虔なクリスチャンの両親。70年代のアメリカの自立した強い女性という社会の中、”強く生きるのなんて無理”、あるいは”今のままでいたい。大人になりたくないのに”と苦痛だった少女たちもいたはずだと思う。社会にも自分にも甘えているのかもしれない。でも、私は正しくそうだった。今も解決しないこと。これは実話を元にされたお話なので、色々と考えさせられるものがある。

※ずっと以前に書いたものに少し加筆いたしましたものです。

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by musiclove-a-gogo | 2010-04-03 11:29 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『リトル・ダンサー』監督:スティーヴン・ダルドリー~T.REX『COSMIC DANCER』~ポール・ウェラーの事など♪

懸賞 2010年 03月 29日 懸賞

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リトル・ダンサー/BILLY ELLIOT
2000年・イギリス映画
監督:スティーヴン・ダルドリー製作:グレッグ・ブレンマン、ジョン・フィン 脚本:リー・ホール 撮影:ブライアン・テュファーノ 音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:ジェイミー・ベル、ゲイリー・ルイス、ジュリー・ウォルターズ、ジェイミー・ドレイヴン、ジーン・ヘイウッド、スチュアート・ウェルズ、アダム・クーパー、ニコラ・ブラックウェル、マシュー・トーマス

★とっくに書いたつもりでいたのに探しても見つからない...そんな好きな映画が多々あるのだけれど、この『リトル・ダンサー』もそんな一つ。原題は「ビリー・エリオット」で主人公の少年の名前。この小学生(11歳)の少年ビリー(ジェイミー・ベル)はイギリスの北東部ダーラムという炭鉱町に住む少年で、父(ゲイリー・ルイス)と兄トニー(ジェイミー・ドレイヴン)は炭鉱夫。母親を亡くし、外出すると戻って来れないおばあちゃん(ジーン・ヘイウッド)との4人家族。父から50ペンス貰ってボクシングの練習に通っている(好きではないし向いていないようだ)中で、バレエの練習を目にして彼の中の何かが目覚め出す。チュチュを纏った可愛い少女たちに混じっての男の子はビリーだけながら、ボクシングの練習には行かずバレエの方にこっそりと通い出す。バレエの先生(ジュリー・ウォルターズ)はビリーの素質を見抜き、個人的に指導をする。ロイヤル・バレエ学校のオーディションを奨めてもくださる。踊っていると何もかも忘れてしまう程夢中になれるビリー少年を演じる、映画は初出演のジェイミー・ベルが実に活き活きと素晴らしい!けれど、そのオーディションに行けなくなる出来事が起こる。

この映画の舞台は1984年という設定(日本公開は2001年映画)であることは重要で、当時のイギリスはサッチャー政権。この映画の中で流れる音楽にジャム(THE JAM)の「悪意のいう名の街(Town Called Malice)」もある。劇中では流れないけれどサントラにはスタイル・カウンシルの曲も収録されている。この当時、反サッチャー政権の立場を公言していたポール・ウェラーである。1984年にサッチャー首相による炭鉱閉鎖政策をめぐるストライキを起こした炭鉱夫たちを支援する曲「Soul Deep」(カウンシル・コレクティブ名義)を発表していたことなどからのことだろう。父と兄もストライキしている炭鉱夫で、彼らと警察が衝突する町の大きな事件が起きる。その日がビリーのオーディションの日だった。この時に流れる曲はクラッシュ(THE CLASH)の「ロンドン・コーリング(London Calling)」でこれまた印象強く残っている。ちょっと、逸れてしまうけれど、私が労働者階級と中産階級というイギリスの庶民の中での根強いものを意識したのはポール・ウェラーの影響が大きい。この頃だったのだろうか...何かの音楽雑誌のニュース欄で、クラッシュが中産階級の出身であることから叩かれる!というニュアンスの内容が載っていた。ジャムもクラッシュも好きな私はポール・ウェラーが労働者階級だからとか反サッチャー政権云々ということなどまったく関係なく好きで聴いていた。けれど、この問題は色々な映画を観ていても出てくるものだし、次第に私の中でも考えなくてはならないものとなってゆき意識するようになった。フランスにもあるし、階級社会ではない日本ながら貧富の差は大きい。けれど、イギリスはこの問題がよく出てくる。ブリット・ポップ好きの私。労働者階級のオアシス(OASIS)とブラー(BLUR)のライバル意識という時代が90年代にあったことも思い出す。オアシスは労働者階級でブラーは中産階級の出身であるということが問題に関係していた。結局は当人同士よりもメディアが売れてるバンド同士なので誇張した煽りの報道をしていたのだとも想うけれど、オアシスのノエル・ギャラガーだったかな...彼の発言する中でやはりそうした階級、生活、家族のことなどがあった。それがブラー批判と受け取られたのかもしれない。確か、デーモン(ブラー)の方は事が大きくなってしまって困惑している様子だった記憶があるのだけれど、またその映像を観直してみたいと今想う。因みに、私は音楽的にはブラー(BLUR)がオアシス(OASIS)よりも当時から好きだった。

お話を戻して。父も兄も泥と垢にまみれて働く炭鉱のお仕事。そんな彼等にまさかビリーがバレエ・ダンサーになりたいと想っている気持ちなど理解は出来ないし考えもしないことだった。けれど、この映画がただの少年の夢物語ではないのは、家族をも描いているからかもしれない。兄のトニーはビリー少年よりずっと年上の青年でT.レックス(T.REX)のレコードを何枚も持っていて毎日聴いている(劇中、T.REXの「コズミック・ダンサー(Cosmic Dancer)」はオープニングとエンディングで流れる)。この兄弟は同じ部屋。兄のレコードをこっそり聴いてみたりするビリー。勝手に触ったと怒るトニー。トニーは父と同じ炭鉱夫である。このトニーにだってビリーの歳の頃には将来の夢があったに違いない。ロック・ミュージシャンに憧れていたのかもしれないと想ってしまうシーンもある。父と兄はビリーのバレエへの憧れに驚愕と怒りを抱く。けれど、父と息子である。トニーに父は「俺たちには未来はないけれど、ビリーにはあるんだ」という想い。炭鉱のない町、都会のロンドンになど行ったことも無い父は、息子の才能を伸ばしてやりたいという想いで、ビリーのロンドンのバレエ学校への入学を決意する。大金が要る。50ペンスだって大変なのに。愛する妻の形見であるアクセサリーを質屋に持ってゆき、友人たちも資金集めに協力してくれたり。父とビリーはロンドンへ面接に向かう。ビリーは見事に合格してその10数年後には晴れ舞台に立つまでに成長した。最後にビリーの舞台(「白鳥の湖」)に父と兄、親友のマイケル(スチュアート・ウェルズ)も観客として登場を待つ。成長した25歳のビリーを演じるのは本当のダンサーである、あのアダム・クーパーであるものだから、初めて観た折は幾度か観直したものだった。美しいのです!フレッド・アステアのダンスシーンも流れたり(映画『トップ・ハット』より)と、見所が多いのだけれど、少年マイケルも美形で可愛い。彼は自分が同性愛者であることを既に感じている少年。私は想う。炭鉱町にだってバレエ・ダンサーに憧れる少年も居れば同性愛者も居る。それがなんなのだろうと!それはこの映画に限ったことではなくいつも想っている。こんな想いは私がビリー位の歳の頃から何となく感じていたことでもある。また、チュチュ姿の少女たちに胸トキメク私も居る。中でも先生の娘デビー役のニコラ・ブラックウェルちゃんも可愛い少女でした♪

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by musiclove-a-gogo | 2010-03-29 10:32 | 音楽・映画・文学★美しい関係

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