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『ベニスに死す』★映画と原作が混同記憶の私。そして、『BRIGITTE通信・美とロマンの憂愁庭園』を開始♪

懸賞 2010年 06月 10日 懸賞

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★私にとってルキノ・ヴィスコンティ映画は欠かせないもので、やはり「美少年」としての世界中の俳優がスクリーンにそのお姿を刻んできたとは云え、やはり『ベニスに死す』のタジオ(タッジオ)を演じたビヨルン・アンドレセンのお美しいお姿を超えるものはないと思うことに変わりはないようです。

映画の方はもう何回観ただろう...観る度に想いが深くなるのだけれど。久しぶりにトーマス・マンの『ベニスに死す』を読みたくなって再読していた。やはり好きなあの場面も変わりなく...しばし私の心はここから離れてしまったかのようだった。
家庭教師か話相手かの役をする一人の女に監督されながら、籐の小卓のまわりに集まった、大人になりかかりの連中の一団がある。十五歳から十七歳までらしい三人の少女と、十四歳くらいに見える髪の毛の長い少年である。アッシェンバッハはその少年が完全な美しさを持っているのを見て驚愕した。蒼白く優雅にむっつりしている顔は蜂蜜色の髪にとりかこまれ、鼻筋は通り、口は愛らしく、優美で神々しいきまじめさをたたえていて、最も優れた時代のギリシャ彫刻を思わせるが、きわめて純粋な形式的完全性にもかかわらず、まことに比類なく個性的な魅力を持っているので、いまそれを眺めているアッシェンバッハは、自然のなかにも造形芸術のなかにも、これほどりっぱにできあがったものはいまだかつて見たことがないと信じたのである。 - トーマス・マン『ベニスに死す』より -

※上記関連:『BRIGITTE通信★美とロマンの憂愁庭園』にて、私の主宰いたします小さな愛好会『BRIGITTE』も少しずつ活動再開してゆこうと思います。こちらのブログと『クララの森・少女愛惜』に綴ったものの中で、さらなる私の愛する世界の拙い綴りになるかと思います。いつか、また冊子にしたいとも思ってもいますので、どうか『『BRIGITTE通信★美とロマンの憂愁庭園』の方へもお気軽にお喋りなどにお越しくださいね。よろしくお願いいたします♪

(追記)凄いです!サイドバーに居ります「うさちゃん」が「ビヨルン・アンドレセン」と喋りました!今までは一つの単語だけだったのですが、私の長年の永遠の美少年★ビヨルンへの気持ちが伝わったのでしょうか♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-06-10 22:49 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『ベリッシマ』 監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主演:アンナ・マニャーニ★イタリアの名女優♪

懸賞 2010年 05月 02日 懸賞

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ベリッシマ/BELLISSIMA
1951年・イタリア映画
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 助監督:フランチェスコ・ロージ、フランコ・ゼフィレッリ 製作:サルヴォ・ダンジェロ 原作:チェザーレ・ザヴァッティーニ 脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ、フランチェスコ・ロージ、ルキノ・ヴィスコンティ 撮影:ピエロ・ポルタルーピ、ポール・ロナルド 衣装デザイン:ピエロ・トージ 音楽:フランコ・マンニーノ 出演:アンナ・マニャーニ、ティーナ・アピチッラ、ワルター・キアーリ、アレッサンドロ・ブラゼッティ

★ルキノ・ヴィスコンティ監督の1951年映画『ベリッシマ』。この映画は80年代に劇場で観たのが最初。そして、イタリアの名女優アンナ・マニャーニ出演作としても初めて観たもの。先ず、ヴィスコンティが大好きなので他の作品のこともと思いながらも好き過ぎて纏まらない...でも、思いつくままに。記しておくと便利なので(頭の整頓に)いつもより細かくスタッフ名を挙げておこう。これがまた、私の好きな美が繋がってゆくのだと再確認。

ラジオで”六歳から八歳までの女の子を一名募集”という知らせ。チネチッタ撮影所内のステラ社の最新作『今日と明日と別の日』の「ベリッシマ(美少女)・コンクール」の特設看板も掲げられている。翌日、わが娘を未来のスターにと夢見て多くの親子連れが集まっている。マッダレーナ(アンナ・マニャーニ)も娘マリア(ティーナ・アピチッラ)に夢を馳せて会場にやって来たのだけれど、肝心のマリアがいない。もうコンクールは始まっている。マリアはプールの傍で泣いている。受付に間に合わないのでマッダレーナはマリアをぶってしまう。しかし、親切な青年アルベルト(ワルター・キアーリ)が現れ一次選考を通過して気をよくするマッダレーナ。この青年は関係者でもあった。二次選考に向けてマリアは、元女優の下で演技指導を受けたりという日々が始まる。お洋服を購入したりとマッダレーナは楽しいのだ。夫は反対しているので口論もあるけれど、マッダレーナは映画が大好きな方(劇中、バート・ランカスターやモンゴメリー・クリフトの映画が流れる)。”バート・ランカスターの声って素敵だわ”と言ったりして愉快(バート・ランカスターは後にヴィスコンティ映画に欠かせないお方ともなる)。

マリアなのだけれど、本人はあまり楽しくもない(多分5歳で幼いうえに大人しい少女)。ケーキのロウソクも上手く消せず、二次選考では泣いてしまった。そして、決定選考試写の日、居ても立ってもおられずマッダレーナは強引に試写の様子を覗う。マリアの泣きじゃくるフィルムを観て大笑いする製作関係者たち。監督(アレッサンドロ・ブラゼッティ監督が実名で出演)だけはマリアに関心を抱いていた。マッダレーナは泣くだけの娘のフィルムを見て呆れるものの、大笑いしている人達が腹立たしくなってくる。遂にはその部屋まで入ってゆくのだ。我が娘が笑い者にされ喜ぶ親はいないだろう!監督はマリアを気に入っていたので製作者たちは先回りして契約書を持って家にやって来ていた。けれど、バスを待つ帰り道、マッダレーナはマリアにとって良いことではないのだと儚き夢が消え去るのだった。そして、そんな契約書などもう要らないのだと夫に彼等を追い返してもらう。人情喜劇でもある素晴らしさ!

この『ベリッシマ』はもう兎に角、このアンナ・マニャーニの魅力全開!天晴れである。デカダンの巨匠ヴィスコンティはこの時期はネオ・レアリスモ(ネオ・リアリズム)。下町の人々の生活や表情が生き生きと描き出されている。”ヴィスコンティは貴族なので一般庶民の生活など分かりはしない”と言われたことがある。けれど、ヴィスコンティは”赤い貴族”とも呼ばれたお方!大好きなので讃えることしか出来ないけれど、『ベニスに死す』や『ルートヴィヒ』だけが名作ではない!私はヴィスコンティから今なお多くのことを学んでいる過程。『若者のすべて ロッコと兄弟たち』を観て心が張り裂けそうだったのだ。何も知らない10代の私の心が、これ程映像を観て衝撃を受けたのはデヴィッド・ボウイのライヴ映像以来のことだった(その前の衝撃は『愛の嵐』)。後に『揺れる大地』を観て心揺さぶられた!今だと、貴族であるヴィスコンティならではの表現世界があるのだろうと思える。常に徹底しているし役者の選択も見事すぎる。”美学者”として私は敬愛しているお方でもある。監督の言葉(ヴィスコンティ語録)が好き。そんなお言葉のひとつを☆

下級階層にあり、娘を女優に仕立てあげようと夢に見る女を、マニャーニはある人間的な豊かさをもって演じてくれた。この庶民的な母親の顔が自由に生き生きとしていたのは、まったくマニャーニのおかげである。私は俳優の個性をそのまま生かしながら登場人物を描き、掘り下げていく。マニャーニはそういう私にうまく応えてくれる女優である。(ルキノ・ヴィスコンティ)

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by musiclove-a-gogo | 2010-05-02 02:06 | 音楽・映画・文学★美しい関係

お気に入り男優★ダーク・ボガード:DIRK BOGARDE

懸賞 2007年 04月 15日 懸賞

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ダーク・ボガード:DIRK BOGARDE
1921年3月28日 イギリス・ロンドン生まれ 没年:1999年5月8日
本名:Derek Jules Gaspard Ulric Niven van den Bogaerde
身長:180cm 髪:ブラック 瞳:ブラウン

★ロンドンの王立美術学校で商業美術や舞台美術を学び、1939年にエンバシー劇場の舞台裏で働いていたある日、俳優のひとりが病欠したため代理の舞台に上がった事をきっかけに俳優を志すように。その後、第二次大戦中は陸軍将校としてノルマンディーの空中写真分析などを担当。また絵画の才能を買われて戦争画を描きそのうちの2点は大英博物館に保存されているという。イギリス映画界で多くのファンに親しまれ、英国アカデミーの主演男優賞を2度受賞。60年代以降はヨーロッパで広く活躍し、ジョセフ・ロージーやルキノ・ヴィスコンティの作品などでは特に個性的な役を演じ実力派俳優の地位も確立した。1999年心臓発作のために他界。晩年はフランスに移住され、生涯独身を通された。

私がダーク・ボガードを知ったのは『愛の嵐』が最初。共演のシャーロット・ランプリングさま同様、この映画での役柄は今も強烈に残っている大好きな作品。そして、ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』と『ベニスに死す』、ロージーの『召使』ともうすっかりその魅力に引き込まれていた。お若い頃から肺を患っておられたらしくお体は決して丈夫ではなかったのだろう。また、同性愛のお方だと思われるのでそのような役柄も多い。それも、あまり派手ではなく翳りのある屈折した役柄。それらを静かに演じられる名優さま。別格的に大好きな男優様を挙げているのだけれど、ここまで全てヴィスコンティ作品に代表作を残された方々ばかり!ヴィスコンティが一等好きな監督。でも、全ては不思議と繋がり合い自然なことなので、自分でも妙な気分にもなる。ダーク・ボガードは年齢不祥な雰囲気ととっても美しい脚のライン、そして、独自の美意識を保ち続けたお方♪そして、英国男優さまに好きなお方がとても多い私。その源流を辿ると迷うことなくこのダーク・ボガードとなるのでした☆

●代表作●
ダディ・ノスタルジー (1990)
ザ・ビジョン/衛星テレビの陰謀 (1987)
パトリシア物語 (1981)
遠すぎた橋 (1977)
プロビデンス (1977)
殺しの許可証 (1975)
愛の嵐 (1973)
エスピオナージ (1973)
ベニスに死す (1971)
アレキサンドリア物語 (1969)
地獄に堕ちた勇者ども (1969)
素晴らしき戦争 (1969)
フィクサー (1968)
できごと (1967)
唇からナイフ (1966)
キプロス脱出作戦 (1965)
ダーリング (1965)
地獄のガイドブック (1964)
銃殺 (1964) 出演
マインド・ベンダース (1963)
召使 (1963)
合言葉は勇気 (1962)
戦艦デファイアント号の反乱 (1962)
愛と歌の日々 (1962)
黒い狼 (1960)
夜と昼の間 (1960)
わが恋は終りぬ (1960)
風は知らない (1958)
キャンベル渓谷の激闘 (1957)
二都物語 (1957)
将軍月光に消ゆ (1956)
私のお医者さま (1955)
暗黒大陸 マウマウ族の反乱 (1954)
求婚物語/エンゲージリング・ストーリー (1954)
断固戦う人々 (1953)
ジェントル・ガンマン (1952)
兇弾 (1949)
四重奏 (1949)

1963年度英国アカデミー賞:主演男優賞受賞
1965年度英国アカデミー賞:主演男優賞受賞

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by musiclove-a-gogo | 2007-04-15 09:15

お気に入り男優★アラン・ドロン:ALAIN DELON

懸賞 2007年 04月 09日 懸賞

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アラン・ドロン:ALAIN DELON
生年月日:1935年11月8日 蠍座 フランス・パリ生まれ
身長:183cm 髪:ダークブラウン 瞳:ライトブラウン

★幼い時期に父親を亡くし貧しい少年時代を過ごす。17歳で外人部隊へ、そして除隊後、放浪の旅をしていたという。1956年パリに戻り大物プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックとの契約を破棄してイヴ・アレグレ監督(シモーヌ・シニョレの最初のご主人)の『女が事件にからむ時』で映画デビュー。50年代後半から人気が上昇し『太陽がいっぱい』で決定打。ルキノ・ヴィスコンティの寵愛を受けたお一人ながら、それ以降も各名匠たちの作品に次々と出演、自身でも監督・製作も手掛けるようにもなる。アラン・ドロンと共演した新人女優さまはそれで名が知れる。60年代にアメリカ進出を果たすが今ひとつ...アメリカ人にこの匂いは伝わりにくいと安易に想像できる。往年のどの名優方とも今のどの大スター達とも違う芳香を放つお方。やはり唯一無二のアラン・ドロンなのだ☆

~アラン・ドロンについて語った名優モーリス・ロネのお言葉を♪~
「彼は天賦の才能を持っている。彼が映画の画面に現れるだけで、彼はすでにその映画に影響を与えている。それは誰にでも与えられるものではない。しかし彼は自分をライオンの分身にしてはいない。彼はいつも誰かと共演し、決して誰かに対立した演技はしない。」

好きな男優さまにアラン・ドロンを挙げない訳にはいかない私。ヘルムート・バーガーよりもデヴィッド・ボウイよりも先に好きになった異国のスター☆ヨーロッパかぶれが次第に強まって行った少女時代の頃から、ずっととても大好きなお方(両親の洗脳にも感謝!)。ハンサムでカッコイイ!!先ずそれは欠かせない。でも、それだけで長いスター街道は甘くは無いもの。天性の資質と映画を愛する気持ちや情熱、そして友情が常に一緒にいたように思う。モテるのは当然だろう!なので、悲しい思いをした恋人たちもいる、かのマルコヴィッチ事件という暗い影もある。それでも、非情なる男の孤独さと野望がスクリーンの中でもこれ程似合うお方はおられない(断言してしまいたい!)。背徳の美学、それはアラン・ドロン形容するなかでもとても好きな言葉。代表作を挙げてみると、まだ未見作が数作品あるのでいつかお目にかかりたいなあ~と思う。そして、新作製作のニュースも聞こえてくるので楽しみにしているところ♪

●代表作●
アラン・ドロンの刑事フランク・リーヴァ (2003~2004)
アラン・ドロンの刑事物語 (2001)
ハーフ・ア・チャンス (1998)
百一夜 (1994)
カサノヴァ最後の恋 (1992)
ヌーヴェルヴァーグ (1990)
私刑警察 (1988)
シネマ (1988)
デーモン・ワールド (1986)
復讐のビッグガン (1986)
真夜中のミラージュ (1984)
スワンの恋 (1983)
鷹 (1983)
最後の標的 (1982)
危険なささやき (1981)
テヘラン (1981)
ナイトヒート (1981)
ポーカー・フェイス (1980)
未知の戦場/ヨーロッパ198X (1980)
エアポート'80 (1979)
チェイサー (1978)
友よ静かに死ね (1976)
パリの灯は遠く (1976)
ブーメランのように (1976)
プレステージ (1976)
フリック・ストーリー (1975)
ル・ジタン (1975)
アラン・ドロンのゾロ (1974)
個人生活 (1974)
ボルサリーノ2 (1974)
愛人関係 (1973)
暗黒街のふたり (1973)
スコルピオ (1973)
燃えつきた納屋 (1973)
暗殺者のメロディ (1972)
高校教師 (1972)
ショック療法 (1972)
ビッグ・ガン (1972)
リスボン特急 (1972)
帰らざる夜明け (1971)
もういちど愛して (1971)
レッド・サン (1971)
栗色のマッドレー (1970)
仁義 (1970)
ジェフ (1969)
シシリアン (1969)
ボルサリーノ (1969)
あの胸にもういちど (1968)
さらば友よ (1968)
太陽が知っている (1968)
悪魔のようなあなた (1967)
サムライ (1967)
冒険者たち (1967)
世にも怪奇な物語 (1967)
テキサス (1966)
パリは燃えているか (1966)
名誉と栄光のためでなく (1966)
泥棒を消せ (1965)
黄色いロールス・ロイス (1964)
危険がいっぱい (1964)
さすらいの狼 (1964)
黒いチューリップ (1963)
地下室のメロディー (1963)
山猫 (1963)
太陽はひとりぼっち (1962)
フランス式十戒 (1962)
素晴らしき恋人たち (1961)
生きる歓び (1960)
若者のすべて (1960)
太陽がいっぱい (1960)
学生たちの道 (1959)
黙って抱いて (1959)
お嬢さん、お手やわらかに! (1958)
恋ひとすじに (1958)
女が事件にからむ (1956)


※上のお写真は以前に『麗人図鑑』に掲載させて頂くためにスキャンした、『若者のすべて』のロッコ役の美しく哀しいアラン・ドロンです♪
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by musiclove-a-gogo | 2007-04-09 09:29

お気に入り男優★ヘルムート・バーガー:HELMUT BERGER

懸賞 2007年 01月 13日 懸賞

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ヘルムート・バーガー:HELMUT BERGER
生年月日:1944年5月29日 双子座 オーストリア・ザルツブルグ生まれ
本名:Helmut Steinberger
身長:186cm 髪:ブロンド 瞳:ブルー・グリーン


★「私はヴィスコンティの未亡人」と本人が語ったようにヘルムート・バーガーとルキノ・ヴィスコンティとの親密な関係は忘れることはできない。ヴィスコンティの死後、1977年には失意の中自殺未遂を図るが助かって良かった。イタリア女性と結婚したが後に離婚している。1990年の『ゴッドファーザー3』以降、全く日本公開作品はなく残念でならない。でも、ヘルムート・バーガーはヴィスコンティの寵愛を一身に受け、外見の美しさだけではなく、あの頽廃的な狂気や内に秘めた繊細さを『ルードウィヒ』等の作品の中で堪能することができる。ホテル業を営む家に生まれるが、幼い頃から女装したりお化粧したりお芝居に興味のある少年だったという。イタリアで演技の勉強をし、イタリア語、英語を学ぶ(ドイツ語、イタリア語、英語、フランス語に堪能)。ヴィスコンティ亡き後は何か美しすぎる不幸。しかし、稀なる個性と美しき男優で比類なき存在。もうこのような芳香の美しきスターは現れないだろう。

まだ好きな男優さまを一人も書いていないので、そろそろ挙げていこうと思う。今現役で一等好きな男優さまはジェレミー・アイアンズ。アラン・ドロンを最初にしたい気もするし、ダーク・ボガードも、マチュー・カリエール、ジェラール・フィリップ、イヴ・モンタン...と浮かぶ。この世にもう居られない方やおじ様方が並んでしまう。でも、初めてその美しさに魅了されたお方はヘルムート・バーガー。取り憑かれたという感じだろうか。ただ美しいだけではないあの魔性の魅力。妖しく変!またそんな役が多いしお似合い。でも、抑えた演技の青年役も素敵。一番有名なのは『地獄に堕ちた勇者ども』だろう。私の最初の出会いはグラビアのお写真。そして、動くお姿を拝見したのはテレビで観た『雨のエトランゼ』。その日から熱狂。どこか冷たい翳りの漂う浮世離れした風貌。マルティンともルートヴィヒ2世とも違う、このアランの衝撃は今も忘れられないもの。こんな衝撃を受けたのは、デヴィッド・ボウイ以来。特に70年代の作品群が好き。もう、今は60歳を過ぎておられる。でも、素敵な老紳士として晩年のジャン・マレーの様にチラリとスクリーンでお目にかかれる日が来るかも...なんて考えてにんまりしてしまう。

●代表作●
ゴッドファーザーPART 3 (1990)
スコルピオン・キッス (1990)
フェイスレス (1988)
コードネームはエメラルド (1985)
官能のメヌエット (1984)
ザ・ビッグ・バトル (1977)
エンテベの勝利 (1976)
カジノの男 (1976)
サロン・キティ (1976)
愛と哀しみのエリザベス (1975)
暗殺指令・虎狼の手口 (1974)
家族の肖像 (1974)
別離 (1973)
ルードウィヒ/神々の黄昏 (1972)
悲しみの青春 (1971)
雨のエトランゼ (1970)
ドリアン・グレイ美しき肖像 (1970)
地獄に堕ちた勇者ども (1969)
華やかな魔女たち (1966)

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by musiclove-a-gogo | 2007-01-13 08:57

お気に入り監督★ルキノ・ヴィスコンティ:LUCHINO VISCONTI

懸賞 2006年 12月 29日 懸賞

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ルキノ・ヴィスコンティ:LUCHINO VISCONTI
生年月日:1906年11月2日 蠍座 イタリア・ミラノ生まれ 没年:1976年3月17日

★イタリアの名門貴族に生まれ、芸術的香りに満ちた環境で演劇の素養を高めながら成長。映画監督としてデビューするきっかけは、パリでココ・シャネルにジャン・ルノワールを紹介され助監督を務めたこと。1942年に監督デビュー。1944年のレジスタンス活動により捕らえられるが、連合軍のローマ解放で自由となる。1963年にカンヌ国際映画祭にて『山猫』でパルム・ドール受賞。その他世界的映画祭で多数の受賞。しかし、アカデミー賞の受賞はない。それも納得出来る。ヴィスコンティは映画に留まらず演劇やオペラの舞台も多数手掛けている。間違いなく20世紀の巨匠のお一人。そして、私にとって一等大好きな監督。

個人的にとても尊敬していてかつ自分でもよく分からないけれど多大な影響を受けてきた大監督。公爵の息子として生まれ育ちとっても裕福。絹の手触りには慣れすぎて庶民が着ている綿のお洋服を着たがったという。ヴィスコンティの大きなお屋敷のためだけに一軒のお花屋さんが存在している。町で土を掘っている人々、海の漁師たちの躍動に憧れを抱く。貴族である自分が嫌でも生まれながらの貴族。そういう哀切さ。作品の中で描かれる愛は敗北。華麗な頽廃美を細部にまで拘って美しく描く。初期のネオリアリスモ時代から『夏の嵐』以降の壮絶なまでの華麗なる世界。赤い貴族、ヴィスコンティ作品はどれもひとつの美術品のよう。今年の2006年で生誕100年。残念ながら私はヴィスコンティのリアルタイム世代ではないけれど『ヴィスコンティ映画祭』が幾度か巡り、80年代には劇場に連日通った。大好き!そして、今では敬愛しているお方です☆

●代表作●
ヴィスコンティの肖像 (1976)
イノセント (1975)
家族の肖像 (1974)
ルートヴィヒ/神々の黄昏 (1972)
ベニスに死す (1971)
地獄に堕ちた勇者ども (1969)
異邦人 (1968)
華やかな魔女たち (1966)
熊座の淡き星影 (1965)
山猫 (1963)
ボッカチオ'70 (1962)
若者のすべて (1960)
白夜 (1957)
夏の嵐 (1954)
われら女性 (1953)
ベリッシマ (1951)
揺れる大地 (1948)
郵便配達は二度ベルを鳴らす (1942)

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by musiclove-a-gogo | 2006-12-29 03:48

お気に入り女優★シャーロット・ランプリング:CHARLOTTE RAMPLING

懸賞 2006年 06月 01日 懸賞

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シャーロット・ランプリング:CHARLOTTE RAMPLING 
生年月日:1946年2月5日 水瓶座 イギリス・スターマ生まれ 
身長:171cm 髪:ブラウン 瞳:ヘイゼル・ブルー

★私の初恋の女優さま。見てはいけないものを見ている気がしながらも、隠れる様にして画面に釘付けになりドキドキした。小学6年生。あの日が忘れられない。美しき衝撃だった。あの視線、痩身な全身から醸し出される退廃的な香り。ランプリングさまもまた私のミューズのお一人である。

軍人の父、画家の母の下、NATO軍基地を転々として育つ。大学で秘書課程を修めロンドンで秘書をしていたが、写真家にスカウトされてモデルとして活動していた。そして、リチャード・レスター監督に見出され『ナック』で映画デビュー。その後、ロンドンのロイヤル・コート・シアターでで演技の勉強をし、堪能な語学力を生かしイタリア映画界へ進出。ルキノ・ヴィスコンティ監督の『地獄に堕ちた勇者ども』、リリアーナ・カヴァーニ監督の『愛の嵐』で脚光を浴びる。その後は国際的に幅広く活躍し現在に至る。ある年代層の女性にとってイコンの様な存在である。

●代表作●
彼が二度愛したS (2008)
ある公爵夫人の生涯 (2008)
バビロン A.D. (2008)
エンジェル (2007)  
氷の微笑2 (2006)
レミング (2005)
南へ向かう女たち (2005)
ゴッド・ディーバ (2004)
家の鍵 (2004)
スイミング・プール (2003)
デブラ・ウィンガーを探して (2002)
スパイ・ゲーム (2001) 
フォース・エンジェル (2001) 
スーパーファイアー (2001)
まぼろし (2001)
大いなる遺産 (1999)
鳩の翼 (1997)
巴里に天使が舞いおりる (1993)
夢見る小説家 (1993)
ハマーアウト (1991) 
ブガッティ・ロワイヤルの女 (1989) 
D.O.A. (1988)
パリスbyナイト (1988)
エンゼル・ハート (1987)
マスカラ (1987)
マックス、モン・アムール (1986)
美しさと哀しみと (1985)
トレンチコートの女 (1985)
ヴィバラビィ (1984)
評決 (1982)
スターダスト・メモリー (1980)
男と女のアヴァンチュール/紫のタクシー (1977)
オルカ (1977)
ロジャー・ムーア/シャーロック・ホームズ・イン・ニューヨーク (1976)
さらば愛しき女よ (1975)
フォックストロット (1975) 
地獄のキャラバン隊 (1974)
未来惑星ザルドス (1974)
蘭の肉体 (1974)
愛の嵐 (1973)
アサイラム・狂人病棟 (1972)
さらば美しき人 (1971)
地獄に堕ちた勇者ども (1969)
夏の日の体験 (1969) 
ターゲット・ハリー (1968) 
長い長い決闘 (1968) 
ジョージー・ガール (1966)
ナック (1965)

★2003年度ヨーロッパ賞:女優賞受賞 『スイミング・プール』

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by musiclove-a-gogo | 2006-06-01 15:17

お気に入り女優★ドミニク・サンダ:DOMINIQUE SANDA

懸賞 2006年 02月 16日 懸賞

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ドミニク・サンダ:DOMINIQUE SANDA
生年月日:1951年3月11日 魚座 フランス・パリ生まれ 
本名:Dominique Varaigne
身長:170cm 髪:ダークブロンド 瞳:グリーン

★とっても大好きな女優さまなので緊張するのだけれど、欧州の退廃的美女であり、かつ演技力・存在感はどの作品でも素晴らしい。特にあの眼差し・視線の鋭さにはゾクゾクする。それなのに、雰囲気は柔かくふんわり。気高さと品格、そして知的な佇まい。透明感と長い髪、細すぎず豊満でもない美しい肢体、全てに於いて完璧!私のミューズのお一人である美しきドミニク・サンダ様。

ブルジョワ家庭に生まれ育つけれど、そんな環境が嫌で反発。15歳で結婚、破綻。モデルを経て、ロベール・ブレッソン監督の『やさしい女』で映画デビュー。決して妥協は許されない。気に入った作品にしか出演されないという姿勢は継続されている。フランス映画よりイタリア映画の方が好きだと仰っておられた時期もあり、代表作にイタリア映画が多いのも納得。抑えた演技の中で見せる内面演技、言葉を語らずとも語ることが出来る天性のオーラを持つ。今年『ルー・サロメ 善悪の彼岸』の完全版が公開されたけれど、新作を気長にお待ちしているところ。70年代の途轍もない作品群には驚愕の名作が並ぶ。

●代表作●  
クリムゾン・リバー (2000)
ラテン・アメリカ/光と影の詩 (1992) 
ルコナ号沈没の謎を追え! (1992) 
恐怖の航海/アキレ・ラウロ号事件 (1990)
ムーンリットナイト (1989)
肉体と財産 (1986)
シーデビル (1985) 
都会のひと部屋 (1982)
太陽のエトランゼ (1979)
二人の女 (1979)
世界が燃えつきる日(1977)
ルー・サロメ 善悪の彼岸 (1977)
1900年 (1976)
沈黙の官能 (1976)
家族の肖像 (1974)
ステッペンウルフ/荒野の狼 (1974)
刑事キャレラ/10+1の追撃 (1972)
マッキントッシュの男 (1972)
悲しみの青春 (1971)
初恋 ファースト・ラブ (1970)
暗殺の森 (1970)
やさしい女 (1969)

★1976年度カンヌ国際映画祭:女優賞受賞 『沈黙の官能』

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by musiclove-a-gogo | 2006-02-16 14:38

『ベニスに死す』(1971年) 監督:ルキノ・ヴィスコンティ 原作:トーマス・マン

懸賞 2004年 07月 15日 懸賞

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★この作品はいつ、何年経っても「素晴らしい!」。でも、困った事に私はヴィスコンティ無しでは生きていけない位に常日頃から離れないのだ、各作品の各シーンが。10代,20代,30代・・・ときっと一生離れないであろう「美」の結晶の様な存在。ルキノ・ヴィスコンティは一等大好きな映画監督である事は変わることは無い。しかしながら、そんな大好きなお方の作品を語るのは難しいのだ。鑑賞した作品は全て好き。でも、今回この有名な「ベニスに死す」について先ず、何か綴っておきたいと思ったのはあまりにもダーク・ボガードの内面演技の素晴らしさに驚愕せずにはいられない新鮮な感動を得たから。また年を重ねる毎に違う感動が得られると思うけれど。初めて観た時は10代。当然の如くビョルン・アンドレセンの美しさに卒倒しそうになり釘付け!息を呑む様な美少年にただただ魅入ったものだ。今も永遠の美として焼き付いている。

さて、この作品を何度観ているだろう?好きな作品は思い出した様に幾度と観る気質故、とてもその間隔にムラが有る。遂先月久しぶりに観る事になり、その感動は今までのものを継続していながらも何かが違う...「死んでしまうくらいに美しい!」と真面目に思ったのだ。私は自分でもハッキリとは分からないけれどロマン派に影響されてきた様だし、どうしてもそこから逃れられないものをいつも感じている。それは時に心の葛藤の要因ともなる様だけれど。そんなロマン派最後の人とも称されていた音楽家:グスタフ・マーラー。この「ベニスに死す」の原作であるトーマス・マンはアッシェンバッハを小説家として描いていたけれど、ヴィスコンティは音楽家として設定した。そして、その役は「地獄に堕ちた勇者ども」の名演に続いてダーク・ボガー ドに!

「アッシェンバッハはその少年が完全に美しいのに気づいた。蒼白で上品に表情のとざされた顔、密いろの捲毛にとりまかれた顔、まっすぐにとおった鼻とかわいい口を持った顔、やさしい神々しいまじめさを浮かべている顔─彼の顔は、最も高貴な時代にできたギリシャの彫像を思わせた。」正しくこの文中通りの美少年:タジオ(ビョルン・アンドレセン)に療養先のリドのホテルで出会う初老の音楽家:グスタフ・アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)。季節風の暑さと街中に実はコレラが蔓延していたという中、アッシェンバッハの身体は蝕まれていき死に近づいていくのだけれど、そんな中彼が求めていた美と精神の一致、英知の到達を現前したかの様なタジオ少年との出会いは異常で純粋な抑えきれない思いへと募る。今の私が特に感動したのはそんな初老の老いや病いとの闘いの中でも「美だけが神聖なのだ。」と呟き砂浜で静かに死んでいくまでの内面演技の見事さ。胸が締め付けられた。友人のアルフレッドは芸術は曖昧なものだと語り、アッシェンバッハと美を巡る精神論で口論するシーン。それ以外はただただ物静かに台詞も抑えた難解な演技力が必要とされる役柄を演じきっている。それは歩き方ひとつ、タジオと視線を交わす瞬間、見つめる表情...ボガードの役者人生の中でも永遠に語り継がれる名作となって私の心に再び刻印されてしまった。「この原作を映画化する事が生涯の夢だった。」とヴィスコンティは語ったけれど、完璧な配役、完璧な音楽・美術・衣装で目が眩む様な文芸大作を作ってしまったのだ!

ポーランドからのタジオ一家。その母親役のシルヴァーナ・マンガーノの気品溢れる優雅さは何と讃えようか!嘗ての「にがい米」のグラマー女優から一変した貴婦人へ。「家族の肖像」の中の母、パゾリーニの「テオレマ」で見せる雰囲気とも違う。ピエロ・トージの衣装デザインも完璧!そのイタリア貴族のドレスたちは全編に気品と優雅さを面々に飾っている。それらのドレスを纏ったマンガーノの美しいこと!時代設定は1911年。全てに於いて完璧!細部をひとつひとつチェックしてみるとため息の嵐なのだ。

ビョルンはほとんど台詞は無く、若さと美の象徴の様に映像の中でこれまた永遠化を可能にした。振り向き腰に手を当てるポーズ。アッシェンバッハとすれ違う時に見せるほのかな微笑。そして、「他人にそんな笑顔を見せるな、愛してる。」と自分の中で呟くボガードのあの様に感動の矢が突き刺さる。老人を不純なもの、もう純粋ではないとその衰弱して行く身でありながらも内に秘めた美への執着と苦悩の表現を全身で物静かに演じているのだ。英国の誇り!英国の至宝!ダーク・ボガードよ、永遠なれ★

この「美の極致」を映像化したヴィスコンティ。私はその数々の作品たちとの出会いの中から美の残酷さを学んだ様に思う...40代、50代、60代...の私はどう思うかは分からないけれど。ラストシーン近く、アッシェンバッハは若さを取り戻したい思いで、床屋で顔にはおしろいを、唇には紅を、白髪は黒く染色する。でも、その施しは浜辺の太陽と暑さの中崩れて行く...。私は涙を堪える事が出来ない。ギリシャ神話の中の「タナトス」という言葉が連想される瞬間でもある。それは「死」を意味するのだから、アッシェンバッハのあの浜辺での静かな死は「人間と芸術はひとつになり、君の音楽を墓へ」と語ったアルフレッドの言葉があながち間違ってはいないとも。表裏一体である「エロス」とも切り離せないけれど、タナトスの兄弟である「ヒュプノス」とはあの真っ白なスーツの胸に飾られた真っ赤な薔薇なのだろうか?等とも思えた。美と死が一体となる恍惚の瞬間に涙が溢れてならないのだ。

ベニスに死す:MORTE A VENEZIA
1971年・イタリア/フランス合作
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 原作:トーマス・マン 撮影:パスクァリーノ・デ・サンティス 音楽:グスタフ・マーラー出演:ダーク・ボガード、ビヨルン・アンドレセン、シルヴァーナ・マンガーノ、 ロモロ・ヴァリ、マーク・バーンズ、ノラ・リッチ、マリサ・ベレンソン、キャロル・アンドレ、フランコ・ファブリッツィ
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by musiclove-a-gogo | 2004-07-15 11:08 | 音楽・映画・文学★美しい関係

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