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『金髪のエックベルト』ルートヴィヒ・ティーク★ベルタの少女時代の回想と悪夢への変貌他更新致しました

懸賞 2010年 10月 11日 懸賞

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★ちょっと、此方の更新をさぼってしまっていますが、気長に続けるつもりです。

10月に入り、『クララの森・少女愛惜』等でいくつか更新いたしました。
『金髪のエックベルト』 著:ルートヴィヒ・ティーク★ベルタの少女時代の回想と悪夢への変貌
『二人の姉妹(THE TWA SISTERS)』あるいは『クルエル・シスター(CRUEL SISTER)』 画:ジョン・ファエド
※関連記事:『PENTANGLE/CRUEL SISTER』
『フィオナの子守歌』★遠い海の記憶・妖精のささやき 映画『フィオナの海』のサントラより
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『さすらいのジェニー』著:ポール・ギャリコ訳:矢川澄子★ピーター少年と雌猫ジェニーの純愛ファンタジー
サントラも素晴らしい★ 『ロシュフォールの恋人たち』 音楽:ミシェル・ルグラン(MICHEL LEGRAND)♪
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※関連記事:サントラ 『ロシュフォールの恋人たち』 音楽:ミシェル・ルグラン(MICHEL LEGRAND) そして、ジャック・ドゥミ監督のミュージカル三部作とクリスチャンヌ・ルグランの歌声の素晴らしさ♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-10-11 10:16 | 音楽・映画・文学★美しい関係

アンドレア・パーカーのガーリッシュ・ヴォイスが大好き!★『MELYS』ウェールズ出身のバンド♪

懸賞 2010年 05月 17日 懸賞

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★土曜日の『星空サロン 夢見 VOL.2』も楽しく終え、昨日はまったくお仕事していないという有様ですが、今日からまた頑張らねば!と。イベントでかけさせて頂いた曲たちは『耽美』かつ『夢見』ということで私なりの好きな楽曲たちを。今回はシャンソンやフレンチポップスが前回よりも多かった気がしますがジャンルは結構色々でした。意外なアーティストの或る一曲が私にはとっても『耽美』であることも多いのです。

音楽は大好きなのであまりジャンルに束縛されずに聴く性質ながら、優先順位のようなものはあり、どうしても『女性ヴォーカル』には弱く点も甘いです。そして、バンド形態のサウンドでもヴォーカルが女性であったり男女混声であったりすると、やはり気になります。たおやかなヴォイスも好きですが、ドリーミーなキュート・ポップ、可憐なガーリー・ヴォイスは大好きです。当店の在庫を少しばかり整理していたのですが、インディーズ多いのです!メインストリームもローリング・ストーンズやデヴィッド・ボウイ、ケイト・ブッシュやエンヤ、エディット・ピアフやイヴ・モンタン、バルバラやブリジット・フォンテーヌ、フランソワーズ・アルディやセルジュ・ゲンスブール、シルヴィー・ヴァルタンやジョニー・アリデイ、ミレーヌ・ファルメールやエチエンヌ・ダオ...と主要なアーティストは毅然とあるのですが、インディーズもの多いのです。なので、今後はいまだにCD化もされていないような「さり気なく名盤」としてのひっそり隠れた名曲たち(私の独断ですが)、メジャーに移籍前の曲など...個人的に好きなアーティストや曲たちも此方で取り上げてゆこうと想います。

そこで、MELYSという英国(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)のウェールズ出身の男女バンド。1996年にデビューしており現役で活動中。初期はゴーキーズ・ザイゴティック・マンキやスーパー・ファーリー・アニマルズの在籍でファンの皆様はご存知だと想いますが「ANKST」というウェールズのインディー・レーベルからもリリースしていたバンド。何が好きかと云うと、ヴォーカリストの女性アンドレア・パーカー嬢のお声が実に愛らしくスウィートで安堵するのです。サウンドもどこかミステリアスなドリーミー・ポップ(初期の方がユニークに想えます)!このアンドレア嬢はルックスも可愛いのですがジャケットでは判らないのです。なので、上にお写真を掲載させて頂きました。右側に写っている大きな男性はかのジョン・ピール氏です。そこではアンドレア&ポール・アダムスと記されていたのでこのお二人はご夫婦になられたのかもしれません(勉強不足で定かではないのですが)。サウンドの要はこのポール・アダムスが担っていると云えそうです。ウェールズ語で歌われる曲もあります。ウェールズはケルト圏に属しますが、アイルランドやスコットランドのゲール語ではなく、公用語は英語とウェールズ語。このMELYS(メリーズ)のウェールズ語の意味は英語のSWEETの意味を持つそうです。そんなバンド名にピッタリのスウィート・ヴォイスのアンドレア嬢。甘過ぎず、まったく力みの無いふんわり感がデビュー時から好きでしたが、あまり売れませんでした。下の動画はウェールズのテレビ用のものみたいです♪



MELYS作品★(RECORD&CD SHOP VELVET MOON) ← にて取り扱っております(未登録在庫も順次に)。無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-05-17 07:44 | ガールズ・ポップ★洋楽

『ケルトの白馬』ローズマリー・サトクリフ★アフィントンの白馬の謎~XTC『イングリッシュ・セツルメント』

懸賞 2010年 03月 17日 懸賞

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★イギリスの児童文学及び歴史小説家としても有名なローズマリー・サトクリフ(Rosemary Sutcliff :1920年12月14日~1992年7月23日)の書かれた『ケルトの白馬』(1977年刊行)というお話がある。元来の神話好きである私は今も神話や伝説に魅了されている。何故かは分らないけれど、やはり時代や時空を超えたものにロマンを馳せることが好きなのだろう。ローズマリー・サトクリフは2歳の折にスティル病を患い生涯を車椅子で過ごされたという女性作家。不自由な現実と歴史と今日、あちらの世界とこちらの世界の境界をロマンで結ぶ。意図せずとも自然とそのように生きて来られたのであろうケルト人あるいはケルトの歴史から学びは続く。

この御本『ケルトの白馬』はローズマリー・サトクリフによって書かれたものながら、謎は謎のまま神秘に包まれ、私をいにしえのアフィントンの白馬の物語へと誘う。主人公の少年たちもあたかも生きている(生きていた)ように想えるから不思議。美しい清冽な物語。けれど明るいお話でもない。それでも天と地、太陽と海、光と闇の絆の深さを想う。英国には多くの白馬の地上絵が丘陵地帯に存在する、それらの多くは18世紀か19世紀に描かれたものだそうだ。けれど、このイギリス、バークシャーの巨大な白馬(全長111メートル)は古代遺跡だそうで、正確な年月日は明らかではないという。古代ケルト人の手になるその絵は、力強く美しく、悠久の時を超えて今も命の輝きを放つという奇跡!この地上絵に魅せられたローズマリー・サトクリフによって豊かなお話が紡がれ、私はその書を読み、見知らぬ時の旅人のように夢を馳せる...。

このアフィントンの白馬から連想されるのは、英国のXTCの名作『イングリッシュ・セツルメント(English Settlement)』(上の画像の右がアルバム・ジャケットです)で、これまた繋がってゆく。ここ数日体調を崩してしまったもので、さらにこのような巡りで心の平静を保ってもいる。このアルバムは1982年の5thアルバムであり、前作の『ブラック・シー(BLACK SEA)』と大好きなアルバムでもある。最初に買ったXTCは『ブラック・シー』だった。グリーンの紙袋の中にメンバーの写るジャケット。約30年も前のアルバムなのにまったく色褪せない彼等のポップセンスは今も輝き続けている♪


※アルバムの3曲目の大好きな『Senses Working Overtime』☆XTCの貴重なTVライヴ映像です♪

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by musiclove-a-gogo | 2010-03-17 05:22 | 音楽・映画・文学★美しい関係

セシル・デイ=ルイス(CECIL DAY-LEWIS)★英国桂冠詩人であり名優ダニエル・デイ=ルイスの父♪

懸賞 2010年 03月 10日 懸賞

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★セシル・デイ=ルイス(Cecil Day-Lewis:1904年4月27日~1972年5月22日)は、私の好きな英国俳優のお一人であるダニエル・デイ=ルイス(Daniel Day-Lewis)の父であり、イギリスの桂冠詩人(1967年から1972年まで)でもあったお方。推理小説も多数残されており、ニコラス・ブレイクとはセシル・デイ=ルイスでもある。アイルランドに生まれ、ロンドンを経て、アイルランドで永眠された。晩年のご自身のアイルランドへの郷愁のようなもの...それは自然なもので、幼年時代の想い出が蘇るのかもしれないし、また無意識下でのアイルランドの血(ケルトの血)が巡るのかもしれない。

歳老いた時、肉体は浄められ、精神は泳いで
源流まで遡行する。がしかし、幻や妖精の隠し金を
求めるためではない-老いた者の夢見るものは
ひたすら、根源の主題を、帰属感を、
身近に愛しく思うみなもとを、ふたたび語ること。

※上のお写真は1965年のアイルランドでのものなので、ダニエル・デイ=ルイスは8歳頃、父のセシル・デイ=ルイスは61歳頃のものと想われます。映画『ボクサー』の観直しからダニエル・デイ=ルイスに、ギャヴィン・フライデーの主題歌、ジム・シェリダン監督の拘り続けるアイルランドへの想いなどから、セシル・デイ=ルイスが浮かびました♪
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by musiclove-a-gogo | 2010-03-10 15:19 | 音楽・映画・文学★美しい関係

映画『ボクサー』 歌:ギャヴィン・フライデー★血の日曜日事件~U2『WAR』と美少年ピーター君

懸賞 2010年 03月 09日 懸賞

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ボクサー/THE BOXER
1997年・アメリカ/アイルランド映画
監督:ジム・シェリダン 脚本:ジム・シェリダン、テリー・ジョージ 撮影:クリス・メンゲス 
音楽:ギャヴィン・フライデー、モーリス・シーザー
出演:ダニエル・デイ=ルイス、エミリー・ワトソン、ブライアン・コックス、ジェラード・マクソーリー、ケン・ストット、エレノア・メスヴェン、シアラン・フィッツジェラルド

★アイルランド紛争の歴史は長く、今なお解決(和解)という状態ではない。詳しくはないけれど、こうした事を何故知り得たかというと映画や音楽と歴史が深く関わりあっていることから。ジム・シェリダン監督はアイルランド出身のお方で、ずっとアイルランドに拘り続けている。私はダニエル・デイ=ルイスが好きなのでジム・シェリダン監督による『ボクサー』(1997年)も観たのだけれど、北アイルランド紛争、IRA、血の日曜日事件...といった複雑な根深い歴史、宗教、警察との関係など初見ではよく分からないものだった。エミリー・ワトソンが好きになり、観直し、昨夜もう一度観ていた。ようやくこの映画の中で描かれている人物たちの立場や組織のようなものが一致した。初見から10年以上経っている。その年月も大きい。神話や妖精物語は10代の頃から好きで、いつの間にかケルトにまで及ぶようになっていた。この映画の舞台は1970年代だけれど、アイルランドを安易にイギリスとも呼べない複雑な歴史を今も何気に気にしている。私の興味は主に文芸的なものかもしれないけれど、今日のロックやポップス(大まかなジャンルとしてアイリッシュ音楽やケルト音楽とも呼ばれてもいる)とも関係が深いもの。この映画はアイルランド映画だと想っていたけれどアメリカ資本らしい。けれど、監督も役者陣も、アイルランド、スコットランド、イギリス出身の演技派たちなので、やはりアイルランド映画だと想う。映画の内容は、アイルランド紛争を背景に、再起を賭けたボクサーの闘いと一途に愛する女性とのロマンスであるけれど、実に硬派で見応え充分なもの。3度とも最後は静かな感動が込み上げ涙してしまった。

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またエンドロールでの歌が良く、歌っているのはギャヴィン・フライデー(元ヴァージン・プルーンズ)で『In The Shadow Of The Gun』という曲。ギャヴィン・フライデーは同監督の『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』の音楽も担当していた。そして、ギャヴィン・フライデーと1972年の「血の日曜日事件」から即連想されるのは、やはりアイルランド出身のU2である。ヴァージン・プルーンズのメンバーも同郷でデビュー前からの友人である。U2の1980年の1stアルバム『BOY(ボーイ)』と1983年の3rdアルバム『WAR(闘)』のジャケットに写る美少年はヴァージン・プルーンズのグッギの弟のピーター・ロワン君。このジャケットのインパクトはとても大きなものだった。また、『WAR(闘)』の1曲目はあのイントロからカッコいい『Sunday Bloody Sunday』で、「血の日曜日事件」の曲。

ダニエル・デイ=ルイスはジム・シェリダン監督のデビュー作である『マイ・レフトフット』(1989年)、『父の祈りを』(1993年)でも主演。また、この『ボクサー』のエミリー・ワトソン演じるマギーの息子役の少年リアムを演じるシアラン・フィッツジェラルドは『白馬の伝説』(ジム・シェリダンが脚本)にも出演されていた、やはりアイルランドのダブリン出身の少年。ジム・シェリダン監督作品は観たもの全て好きなので相性の良さを感じてもいる♪


※ギャヴィン・フライデーが歌う、映画『ボクサー』のエンディング曲が聴けます♪


※こちらは初期U2の名曲『ブラッディ・サンデー』です♪

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by musiclove-a-gogo | 2010-03-09 20:02

好きなギタリスト&アーティスト★マイク・スコット(MIKE SCOTT)『THE WATERBOYS』♪

懸賞 2010年 02月 28日 懸賞

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★ウォーターボーイズ(WATERBOYS)というバンドは、ジャケットに映る前髪の長い美形であろうそのお姿に何かを感じたことによって知り得た。当時好んでいた音楽は今も好きな「愛しのへんてこりん」!そんな私には、このバンドの音は正統派的に想えたものだった。けれど、内から湧き上がるようなものに密かに惹かれてもいたみたい...。この曲『The Whole of the Moon』は1985年のアルバム『THIS IS THE SEA』に収録された代表曲の一つであり名曲だと想う。デビュー・アルバムはミニ・アルバムで、それも含めると3作目となるアルバム。このジャケットが大好き!そして、「アイルランド」というものを意識した最初の頃でもある。WATERBOYSだけではないけれど、同時期に「ケルト」なる世界に魅せられ始めたようにも想う。そもそも「妖精好き」なので繋がってゆくことだったのだとこうした過程を愉しんでもいる。熱心なケルト音楽ファンというよりは「妖精物語」愛好の流れに於いての音楽との出会いという感じに近いような。

この「私の好きなギタリスト&アーティスト」ですが、ギター姿が好きで、かつヴォーカリストとしても好きな(さらに美形に弱い)方々です。実にミーハー的なのですが、ギターと共に脳裏にインプットされている美しき絵のようなものといった感じです♪


※マイク・スコットも素敵ですが、ブロンドのバックヴォーカルの女性も美声です♪


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by musiclove-a-gogo | 2010-02-28 14:10 | 洋楽ロック・ポップス★80年代

『リールの子たちの運命』著:ジョーゼフ・ジェイコブズ☆フィングラの歌う美しき最後の歌♪

懸賞 2009年 10月 03日 懸賞

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★アイルランドのホワイト・フィールドの丘のリール王が、ジャグル王の里子であるオーレル・オブ・アランの三人の娘の長女オーヴと結婚した。そして二人には女の子と男の子の双子が生まれた。フィングラとイードである。さらに男の子が二人、フィアクラとコーンが生まれた。その時、妻オーヴは死ぬ。リールは嘆き悲しむが子供たちが愛しい。ジャグル王は、友情の絆が切れないようにとオーヴの妹オーファを妻として与えようと提案する。リールは同意し二人は結婚した。最初は四人の子供たちをかわいく名誉に思うオーファであったけれど、リールの溺愛ぶりに嫉妬の矢がオーファを貫き、彼女は子供たちを憎むようになる。殺そうとまでするが出来ず、ドルイドの魔法の杖で子供たちを湖の中に追いやり、四人を四羽の白鳥に変えてしまう。その子供たちは900年間アイルランドの湖と河を漂う運命となる。

三人の弟を両翼と胸でかばい、吹きすさぶ嵐の海を漂流するフィングラの姿は気高く美しい。しかも、北の湖から帰還すれど、愛する父はとうの昔にこの世にいない。900年の期間が来た。聖者に会いようやく人間の姿に戻ることが出来た。けれど、四人とも死間近い老人であった。このように悲哀に満ちたロマン。このお話は、ジョーゼフ・ジェイコブズの『ケルト妖精物語 2』の中の一つで、ケルト三大悲話の一つとされるという。上の挿絵は19世紀末の英国の挿絵画家ジョン・D・バトンによるもの。

さあ、聖者よ、われらに洗礼を。
われらの汚れを落としてくれ!
この日われらの墓見ゆ ―
フィアクラとコーンは両脇に、
わが膝には両腕で抱く、
わが美しき弟イードを

この最期の刻に歌うフィングラの歌は、私を花の涙へと誘う☆

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by musiclove-a-gogo | 2009-10-03 12:36 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『フィオナの海』(1994)監督ジョン・セイルズ原作ロザリー・K・フライ『ロン・モル・スケリーの秘密』

懸賞 2008年 05月 29日 懸賞

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フィオナの海/THE SECRET OF ROAN INISH
    1994年・アメリカ映画    
監督・脚本:ジョン・セイルズ 製作:マギー・レンジー、サラ・グリーン 原作:ロザリー・K・フライ 撮影:ハスケル・ウェクスラー 音楽:メイソン・ダーリング 出演:ジェニー・コートニー、ジェニー・コートニー、ミック・ラリー、リチャード・シェリダン、ジョン・リンチ、スーザン・リンチ、シリアン・バーン

★『フィオナの海』はジョン・セイルズ監督がアイルランドを舞台に描いた心に響く美しい珠玉の映画。少女フィオナを演じるのはこの作品で映画デビューの演技経験のない愛らしい少女ジェニ・コートニー。でも、ただ可愛いというのでもなく、この幻想的でファンタジックでもあるお話の主人公にピッタリの妖精のような不思議な魅力を湛えた少女。この当時10歳頃のよう。私はこのような伝承民話や妖精伝説ものがとても好きな上に、可愛い少女が主役で、かつ家族と自然との深い繋がりを描いたものはたまらなく好き!アイルランドというと『ライアンの娘』(名作!)を想い出したり、ケルト神話、イングランドとの闘いの歴史も関係しているので、そうした歴史的背景も。

原作は英国のロザリー・K・フライの小説『ロン・モル・スケリーの秘密』を基に、ジョン・セイルズ監督が脚本・映画化されたもの。時代は1940年代。祖父母と従兄弟と暮らしている少女フィオナ。その島に辿り着いた時、一人で船に乗るこの少女をアザラシが見つめていた(この映画の原題は『ローン・イニッシュの秘密』で、ローン・イニッシュとはゲール語で”アザラシの島”という意味)。嘗てそのローン・イニッシュ(今は無人島)でフィオナの家族は暮らしていたのだけれど、母親を病気で亡くした家族はその島を離れることになる。その途中にフィオナの弟ジェミーは海にさらわれてしまい、行方不明となっていた。優しくあたたかくフィオナを迎える祖父母と従兄弟。祖父がフィオナに色々な昔話をする。そんな中、不思議な力で海にさらわれたジェミーのお話も。祖父は半ば彼の生存を諦めているけれど、フィオナはきっと弟が生きていると信じる。そして、そのローン・イニッシュを訪れると、不思議な男性タッドに出会う。彼はフィオナの父の従兄弟で皆からは変わり者とされている。このタッドがフィオナに、”祖先にはアザラシの妖精セルキーと結婚した者がいる。その時から、家系には妖精の血を濃く受け継いだ黒い髪の者が生まれるようになり、弟のジェミーもその中の一人なのだ”と語る。フィオナの信じる心は美しく尊い!もう何だか泣けてくるのだけれど、その純粋な気持ちは再度島を訪れた時に、お花を摘む少年をフィオナは見つける!正しく弟ジェミーだった。彼の名を叫んだけれど彼は揺り籠に乗って海を漂いながら行ってしまうのだった。祖父母は今住んでいる家を立ち退かなくてはならない。フィオナは嘗て住んでいたローン・イニッシュに家を再建しようと相談する。そうして、家族が戻ってきたらきっと、弟ジェミーも帰ってくると信じて。そして、嘗ての家を修復し嵐の夜に一家はローン・イニッシュに渡った。すると、夜になり揺り籠に乗ったジェミーがアザラシに導かれて家族の待つ浜辺に帰ってきたのだった☆

すべての生き物や自然のなかに、人間と同じ命を感じるアニミズム(物活論)の精神は、八百万の神を信じるわが国と共通するものである。これは、いわば草木など自然の森羅万象に精霊を見るパンセイズム(汎神論)の考えと言ってもいいであろう。

★生きるもの、生命のあるものは全て尊い存在だと想う。いつの間にか、すっかり地球で権威を振るう人間はもしかすると最も野蛮な生き物かもしれない...なんて想ったりしてしまう。こうした珠玉の一編を鑑賞することで、自然の尊さ、緑や大地、草花や生き物たちと共に生きているのだと心洗われる感銘で胸がいっぱいになる。なので、私は妖精を信じているのだけれど...まだ逢えない。こうした風土、自然との共存というか調和の歴史を持つアイルランド。私の好きな井村君江さまが語っておられた。

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by musiclove-a-gogo | 2008-05-29 23:27 | 音楽・映画・文学★美しい関係

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