『リトル・ダンサー』監督:スティーヴン・ダルドリー~T.REX『COSMIC DANCER』~ポール・ウェラーの事など♪

懸賞 2010年 03月 29日 懸賞

c0222662_10331780.jpg

リトル・ダンサー/BILLY ELLIOT
2000年・イギリス映画
監督:スティーヴン・ダルドリー製作:グレッグ・ブレンマン、ジョン・フィン 脚本:リー・ホール 撮影:ブライアン・テュファーノ 音楽:スティーヴン・ウォーベック
出演:ジェイミー・ベル、ゲイリー・ルイス、ジュリー・ウォルターズ、ジェイミー・ドレイヴン、ジーン・ヘイウッド、スチュアート・ウェルズ、アダム・クーパー、ニコラ・ブラックウェル、マシュー・トーマス

★とっくに書いたつもりでいたのに探しても見つからない...そんな好きな映画が多々あるのだけれど、この『リトル・ダンサー』もそんな一つ。原題は「ビリー・エリオット」で主人公の少年の名前。この小学生(11歳)の少年ビリー(ジェイミー・ベル)はイギリスの北東部ダーラムという炭鉱町に住む少年で、父(ゲイリー・ルイス)と兄トニー(ジェイミー・ドレイヴン)は炭鉱夫。母親を亡くし、外出すると戻って来れないおばあちゃん(ジーン・ヘイウッド)との4人家族。父から50ペンス貰ってボクシングの練習に通っている(好きではないし向いていないようだ)中で、バレエの練習を目にして彼の中の何かが目覚め出す。チュチュを纏った可愛い少女たちに混じっての男の子はビリーだけながら、ボクシングの練習には行かずバレエの方にこっそりと通い出す。バレエの先生(ジュリー・ウォルターズ)はビリーの素質を見抜き、個人的に指導をする。ロイヤル・バレエ学校のオーディションを奨めてもくださる。踊っていると何もかも忘れてしまう程夢中になれるビリー少年を演じる、映画は初出演のジェイミー・ベルが実に活き活きと素晴らしい!けれど、そのオーディションに行けなくなる出来事が起こる。

この映画の舞台は1984年という設定(日本公開は2001年映画)であることは重要で、当時のイギリスはサッチャー政権。この映画の中で流れる音楽にジャム(THE JAM)の「悪意のいう名の街(Town Called Malice)」もある。劇中では流れないけれどサントラにはスタイル・カウンシルの曲も収録されている。この当時、反サッチャー政権の立場を公言していたポール・ウェラーである。1984年にサッチャー首相による炭鉱閉鎖政策をめぐるストライキを起こした炭鉱夫たちを支援する曲「Soul Deep」(カウンシル・コレクティブ名義)を発表していたことなどからのことだろう。父と兄もストライキしている炭鉱夫で、彼らと警察が衝突する町の大きな事件が起きる。その日がビリーのオーディションの日だった。この時に流れる曲はクラッシュ(THE CLASH)の「ロンドン・コーリング(London Calling)」でこれまた印象強く残っている。ちょっと、逸れてしまうけれど、私が労働者階級と中産階級というイギリスの庶民の中での根強いものを意識したのはポール・ウェラーの影響が大きい。この頃だったのだろうか...何かの音楽雑誌のニュース欄で、クラッシュが中産階級の出身であることから叩かれる!というニュアンスの内容が載っていた。ジャムもクラッシュも好きな私はポール・ウェラーが労働者階級だからとか反サッチャー政権云々ということなどまったく関係なく好きで聴いていた。けれど、この問題は色々な映画を観ていても出てくるものだし、次第に私の中でも考えなくてはならないものとなってゆき意識するようになった。フランスにもあるし、階級社会ではない日本ながら貧富の差は大きい。けれど、イギリスはこの問題がよく出てくる。ブリット・ポップ好きの私。労働者階級のオアシス(OASIS)とブラー(BLUR)のライバル意識という時代が90年代にあったことも思い出す。オアシスは労働者階級でブラーは中産階級の出身であるということが問題に関係していた。結局は当人同士よりもメディアが売れてるバンド同士なので誇張した煽りの報道をしていたのだとも想うけれど、オアシスのノエル・ギャラガーだったかな...彼の発言する中でやはりそうした階級、生活、家族のことなどがあった。それがブラー批判と受け取られたのかもしれない。確か、デーモン(ブラー)の方は事が大きくなってしまって困惑している様子だった記憶があるのだけれど、またその映像を観直してみたいと今想う。因みに、私は音楽的にはブラー(BLUR)がオアシス(OASIS)よりも当時から好きだった。

お話を戻して。父も兄も泥と垢にまみれて働く炭鉱のお仕事。そんな彼等にまさかビリーがバレエ・ダンサーになりたいと想っている気持ちなど理解は出来ないし考えもしないことだった。けれど、この映画がただの少年の夢物語ではないのは、家族をも描いているからかもしれない。兄のトニーはビリー少年よりずっと年上の青年でT.レックス(T.REX)のレコードを何枚も持っていて毎日聴いている(劇中、T.REXの「コズミック・ダンサー(Cosmic Dancer)」はオープニングとエンディングで流れる)。この兄弟は同じ部屋。兄のレコードをこっそり聴いてみたりするビリー。勝手に触ったと怒るトニー。トニーは父と同じ炭鉱夫である。このトニーにだってビリーの歳の頃には将来の夢があったに違いない。ロック・ミュージシャンに憧れていたのかもしれないと想ってしまうシーンもある。父と兄はビリーのバレエへの憧れに驚愕と怒りを抱く。けれど、父と息子である。トニーに父は「俺たちには未来はないけれど、ビリーにはあるんだ」という想い。炭鉱のない町、都会のロンドンになど行ったことも無い父は、息子の才能を伸ばしてやりたいという想いで、ビリーのロンドンのバレエ学校への入学を決意する。大金が要る。50ペンスだって大変なのに。愛する妻の形見であるアクセサリーを質屋に持ってゆき、友人たちも資金集めに協力してくれたり。父とビリーはロンドンへ面接に向かう。ビリーは見事に合格してその10数年後には晴れ舞台に立つまでに成長した。最後にビリーの舞台(「白鳥の湖」)に父と兄、親友のマイケル(スチュアート・ウェルズ)も観客として登場を待つ。成長した25歳のビリーを演じるのは本当のダンサーである、あのアダム・クーパーであるものだから、初めて観た折は幾度か観直したものだった。美しいのです!フレッド・アステアのダンスシーンも流れたり(映画『トップ・ハット』より)と、見所が多いのだけれど、少年マイケルも美形で可愛い。彼は自分が同性愛者であることを既に感じている少年。私は想う。炭鉱町にだってバレエ・ダンサーに憧れる少年も居れば同性愛者も居る。それがなんなのだろうと!それはこの映画に限ったことではなくいつも想っている。こんな想いは私がビリー位の歳の頃から何となく感じていたことでもある。また、チュチュ姿の少女たちに胸トキメク私も居る。中でも先生の娘デビー役のニコラ・ブラックウェルちゃんも可愛い少女でした♪

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-29 10:32 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『レ・シルフィード』ショパンのバレエ音楽~ロマンティック・バレエ時代の妖精『ラ・シルフィード』♪

懸賞 2010年 03月 28日 懸賞

c0222662_0305712.jpg

★ややこしいのだけれど、『レ・シルフィード(Les Sylphides)』と『ラ・シルフィード(La Sylphide)』という、共に「バレエ」に関係した優雅な美しい作品があるけれど、この二つの作品は直接は関係の無いもの。それでも、私は結びつくものである。きっとその理由は「妖精」であり「ロマンチック」な世界として共通しているからだろうと想う。『レ・シルフィード(Les Sylphides)』はフレデリック・ショパン(Frederic Chopin)で有名。けれど、ショパンの手によるバレエ音楽ではなく、ショパンの前奏曲や夜想曲、またはワルツやマズルカなどのピアノ曲をオーケストラ用に編曲したもの。最初にショパンの旋律をバレエに使おうと考案したのは、バレエ・リュスの名振付師ミハイル・フォーキンだそうだ。色々な編曲が存在するようだけれど、バレエは全部で8曲から構成され、どれも"ピアノの詩人"とも謳われたショパンのロマンティックな抒情が生かされたものだと想う。フォーキンと関連する名ダンサー(振付師でもあった)のヴァスラフ・ニジンスキーも、この『レ・シルフィード』での華麗な舞踏で観客を魅了されたという...ああ、夢うつつ♪

去年書いたものですが、マリー・タリオーニ(MARIE TAGLIONI)と『ラ・シルフィード(La Sylphide)』のバレエのお話も下に追記しておきます。

マリー・タリオーニ(MARIE TAGLIONI)★ロマンティック・バレエ時代の妖精 『ラ・シルフィード』

★マリー・タリオーニ(1804年4月23日~1884年4月22日)は、19世紀ロマンティック・バレエ時代を代表するバレエ・ダンサー(バレリーナ)。スウェーデンのストックホルムで生まれ、幼い頃からバレエを学び1822年にウィーンで初舞台。1827年にはパリ・オペラ座にて初舞台。1832年にはオペラ座で父(フィリッポ・タリオーニ)の振付による『ラ・シルフィード』で主演。ポワント(爪先立ち)を新たなる美学の表現としてヨーロッパ中に広めることになったお方。このポワント技法が生まれたのは19世紀初頭とのことながら、最初に生み出したのが誰だかは判っていないという。その後、パリを離れ1837年から5年間はロシアのサンクトペテルブルクで活躍。1847年に引退。晩年はバレエ教師として生計を立て、マルセイユにて死去された。

純粋舞踏的な様式(形式主義)と演劇的な様式(表現主義)との関係はバレエ史の中で複雑に変容してゆくようです。マリー・タリオーニの活躍された時代は演劇的な様式(表現主義)で、現実よりも夢や超自然、理性よりも感性・想像力・情熱といったものを称揚する「ロマンティック・バレエ」の時代。私の好きな「ロマン主義」はバレエの世界にも欠くことのできないもの。すべてが繋がるという豊かさ♪

『ラ・シルフィード』という舞踏劇は、シルフィードという妖精(空気の精であり森の精)、村の青年ジェイムズ、同じ村の娘エフィの三角関係の物語。けれど、主人公はこの世の者ならぬ妖精なので、軽やかに空中を浮遊する。その表現にポワント技法が最適であり、人間の動きとの対比にも効果的であった。『ラ・シルフィード』の原作はシャルル・ノディエの『トリルビー、あるいはアーガイルの妖精』(こちらでは妖精が男性で女性が人間)。さらに、ノディエの小説はスコットランドの伝承を元に書かれた小説であるので、この舞踏劇の舞台はスコットランド。面白いことに、これらのロマン主義な舞踏劇の舞台がフランスではなく異国であることも遥かなる憧憬。今より遥かなる刻、此処より向う側という世界にやはりロマンはお似合い。私はこのような世界がとても好きで安堵する☆
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-28 23:57

『黒蜥蜴』 主演:丸山明宏(美輪明宏)戯曲:三島由紀夫 原作:江戸川乱歩 監督:深作欣二 音楽:富田勲

懸賞 2010年 03月 24日 懸賞

c0222662_13143671.jpg

黒蜥蜴
1968年・日本映画
監督:深作欣二 原作:江戸川乱歩 原作戯曲:三島由紀夫 脚色:成澤昌茂 撮影:堂脇博 音楽:富田勲 美術:森田郷平 出演;丸山明宏、木村功、川津祐介、松岡きっこ、宇佐美淳也、西村晃、小林トシ子 特別出演:丹波哲郎、三島由紀夫

★畏怖の念を抱きながらもやはり綴っておきたいので珍しく日本映画を。1968年の深作欣二監督映画『黒蜥蜴』。主演は尊敬してやまぬ美輪明宏様の改名前の丸山明宏時代で、黒蜥蜴こと緑川夫人。そして、名探偵:明智小五郎は木村功が演じている。原作は江戸川乱歩、戯曲は三島由紀夫という豪華さ。美術は森田郷平とデータに掲載されているけれど、美輪様も大きく携わっておられるに違いないと思っている。映画の冒頭から終盤の壁画(オーブリー・ヴィンセント・ビアズリーの「サロメ」が描かれている)、恐怖美術館の舞台セット、お衣装や小道具...すべて一貫した美意識。耽美!素晴らしい!勿論、お美しい美輪様のお姿も完璧。何よりも好きなのは、日本語の美しき詩的表現の数々である。それらの台詞を聞くだけでも充分に美しいのであるが、宝石商の所有する「エジプトの星」を手に入れる目的で繰り広げられるサスペンス。このお話は屈折した愛の物語でもある。名台詞のひとつ「追われているつもりで追っているのか 追っているつもりで追われているのか 最後に勝つのはこっちさ」とお互いが語る。船中で黒蜥蜴は間もなく海に眠ることになる明智小五郎への思いを語る。本人が聞いているとは知らずに。恐怖美術館での雨宮潤一(川津祐介)の裏切りと宝石商の娘:岩瀬早苗(松岡きっこ)の替え玉...結局は変装して屋敷に潜り込んでいた明智の勝ちだったのだけれど、死んだ(殺してしまった)と思い込んでいた明智が生きていたことを自分の死よりも喜ぶ黒蜥蜴は悪女であるけれど、明智が語る「本物のダイヤはもうなくなってしまった」と。黒蜥蜴こと緑川夫人の心は本物の宝石(ダイヤ)だったのだ。この辺りの絶妙な男女の綾なす秘めた心に胸を打たれる。三島由紀夫も特別出演されており、恐怖美術館の生人形(剥製)の青年として僅かに登場される(この人形化されている三島氏ですが静止するのは難しい体勢だったのか揺れています)。美輪様のお芝居での『黒蜥蜴』は3度拝見しているのだけれど、舞台と映画はまた異なる魅力。詳しいお話は原作を!
c0222662_13183065.jpg

※去年綴ったものですが、音楽は富田勲氏でもあり、すべてに於いて豪華な大好きな作品です。美輪明宏様のお芝居版も勿論、大好きです♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-24 13:14 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『陸にあがった人魚のはなし』 著:ランダル・ジャレル 絵:モーリス・センダック☆人間と暮らす人魚♪

懸賞 2010年 03月 24日 懸賞

c0222662_10372453.jpg

★ランダル・ジャレル(Randall Jarrell:1914年5月6日~1965年10月14日)は、アメリカのナッシュビル出身の詩人、童話作家、小説家、文芸評論家...というお方。私はまだ少しの作品しか知らないけれど、やはり童話あるいは児童文学という流れの中で知ったお方なので、『陸にあがった人魚のはなし』(1965年)や『詩のすきなコウモリの話』(1964年)から読み出した。前述の「人魚」繋がりで『陸にあがった人魚のはなし』のお話を少し。

『The Animal Family』というのが原題であることは読み終えるととても大きな意味を持つものに想えた。大まかなお話は、ひとりで丸太小屋で暮らす狩人が、ある冬の夕暮れに海辺の岩陰で人魚と出会う。狩人と人魚は一緒に陸の上で暮らし始める。そこに、小熊、山猫、人間の少年が彼らと共に暮らし始める。彼等の会話はリアリスティックでありながらも不思議な魔法的なものも感じる。挿絵のモーリス・センダックの絵がお話をさらに彩るもので素敵です。彼等の特質を変容させることもなく、妙な淡々としたテンポで彼等の家族としての強さに何か心を揺さぶられる。人魚が喋り、陸の上で人間と一緒に暮らすということはおとぎ話ではあるのだけれど、人間と動物が共存し合うことの尊さを感じる。また、人魚(マーメイド)は妖精でもあると私は想っている。

人魚は、自分は女性でもないし、狩人は男性でもない。また、自分は「動物」ではない、狩人と少年は「人間」ではないと考える。なぜなら、そのようなことは皆副次的な問題だから。それでも、人魚は「海」であり、狩人と少年は「陸」であるという決定的な違いが残る。なので、人魚は陸で暮らすことになった。

でも、陸の上ではちがうわ。嵐だって、陸の上では本当だわ。木の葉は赤くなるし、木の枝は冬じゅう裸だわ。ものごとがみんな変わるし、いつも変わっていくもの。わたしはここにいて、どこにも泳いでいかなくてもいいわ。ここを立ち去るとか忘れるとかすることもない。そう、陸はずうっといいわ!ずうっとすてきよ!

このランダル・ジャレルの描く究極の家族の姿が私には美しく響く。狩人と人魚は夫婦でもないし、動物たちは養子でもない。夫婦という形もなければ親と子という形でもない。けれど、狩人と人魚は小熊の親となる。性的なものもどこにも無く、血縁関係もなく、それでも「家族」と成り得る。人魚という存在自体が現実的なものではないのだけれど、それでも、私は何の違和感も無くこの不思議なファンタジー世界に魅了されながら読み終えた。そして、読後、こうして今も余韻を残している。多くの優れた物語はそうだろうけれど、狩人と人魚のロマンスのお話ではなく、『The Animal Family』という視点に幻想と現実世界を繋ぐものとしてとても興味深いものに想うのです♪

※私の好きな文学やファンタジックなご本のことも、今後こちらのカテゴリー『薔薇色ファンタジー★本の小部屋』にて追々感想や覚え書きなどを記しておこうと想います。作品によっては『クララの森・少女愛惜』とかなり連動するのですが、どちらも宜しくお願いいたします!
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-24 11:36 | 音楽・映画・文学★美しい関係

ROXY MUSIC 『SIREN』(1975年)~ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス『セイレーン』(1900年)♪

懸賞 2010年 03月 23日 懸賞

c0222662_10454785.jpg

★ロキシー・ミュージック(ROXY MUSIC)の1975年のアルバム『サイレン(SIREN)』。前述(本当は2004年に書いたものですが)の『STRANDED』以上にジャケットに魅せられて買ったレコードだった。美しき人魚となってジャケットに写るお方はジェリー・ホールで、ブライアン・フェリーの恋人でもあったお方。けれど、ミック・ジャガーに取られてしまう...この辺りのロック・ミュージシャンと美しき女性たちとの恋愛遍歴は傍目にはとてもドラマでもある。けれど、遠い存在の方々のお話なのでお気楽な傍観者なのだ。ブライアン・フェリーの愛するジェリー・ホールへの失恋の痛手はたいそう大きなものだったと勝手に想像してしまう。その後の悲恋の歌を聴けば、何となく私も複雑な想いと妄想が入り混じってしまうのだった。今は時も経たので楽曲の美しさ、ブライアン・フェリーの詩的な歌詞やヴォーカルにうっとりと耳を傾けることができるけれど。

c0222662_11281258.jpg

さて!「人魚」というテーマはこれまた大好き!神話物語からラファエル前派の数々の絵画が浮かび、簡単には纏まらない状況ながら少しだけ今の気分で綴っておきます。ギリシャ・ローマ神話のお話の中の「セイレン(SIRENS)」は、キルケの島を離れて一行は故郷を目指して海原へ進む。すると、恐るべきセイレンたちの島に近づいてゆく。彼女達は上半身は女性、下半身は鳥の姿をした怪物で、その甘い歌声は船乗りを引き寄せ、その犠牲者達は死ぬまで彼女達の音楽を聴き続けなければならない。ホメロスの描写からヴィクトリア朝の画家たちは次第に「セイレン」を怪物から「人魚」の姿として描くことも多くなってゆく。美しくどこか無邪気なのだけれど、やはり「誘惑者」であることは変わらない。彼女達の蜜のような甘い歌声に半ば正気を失いかける者もいる。クリムトとなるとさらに、この誘惑者を妖婦的な色合いを濃く描写し美しき魔物のよう。上の絵はジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(Jhon William Waterhouse)の『セイレーン(The Siren)』(1900年)です。

こうしたお話が大好きな私は尽きることなく続いてしまうので、また色々追記したいと想います♪

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-23 11:05

ロキシー・ミュージック(ROXY MUSIC)『ストランデッド(STRANDED)』(1973年)♪

懸賞 2010年 03月 23日 懸賞

『ヨーロッパ哀歌(A SONG FOR EUROPE)』

セーヌ河のほとり
ノートル・ダムが
長くさみしい影を落とす

今は悲しみだけ、明日も
今日もない二人に
分かち合えるのは
昨日だけ

訳・今野雄二

★私のレコード棚を眺めると圧倒的に女性ヴォーカルものの占める割合が大きい。でも、ある一角に静かに結構な年月を一緒に過ごしている人達が居る。そこにはロキシー・ミュージックやブライアン・フェリーの作品達も。デヴィッド・ボウイやケイト・ブッシュよりも少し遅れて聴き始めた。初めて買ったロキシーのレコードは「フレッシュ&ブラッド」1980年。ここからがリアルタイム。そしてジョンが射殺された年...ラジオで知ったのだった。オールナイトニッポンという番組だったと思う。私は試験中で夜中も勉強していた。酔いどれて悲しい怒りの様なお声に驚いた。内田裕也さんだった、「ジョンが死んだんだよ...」と。そのお声には哀しみとやるせなさと怒りと動揺等が入り混じったものを感じずにはいられなかった。もちろん、私はその後数年ジョンのアルバムに針を下ろすことが出来なかった。直ぐに「ジェラス・ガイ」を追悼曲として発表し、その後あの大ヒット作「アヴァロン」をリリースし解散するロキシー。

なので、ロキシーを好きになって僅かな時間しかバンドは存在しなかった。でも、その後も少しずつ過去の作品を買い集めた。2枚目に買ったのは「サイレン」(ジャケットに写る美しい人魚に扮しているのはかのジェリー・ホール)、そして、この「ストランデッド」。今ではオリジナル・アルバム、ソロ・アルバム共にやっと追いついたという感じ。まだまだ消化しきれてはいないのだ。まだまだ聴きたい!フェリーの美意識に惹かれ続けている。ソロも好きだけれど敢えてこの作品を選ぶのは「A SONG FOR EUROPE」(邦題:ヨーロッパ哀歌)が収録されているから!ロキシーの数ある名曲中、やっぱり一等好きな曲なのだ。そして、続く「MOTHER OF PEARL」~「SUNSET」という幕切れがたまらなく好き!

「A SONG FOR EUROPE」の終盤で繰り返される悲痛な歌唱。特にラテン語とフランス語で歌われるその箇所は意味も分からずとも、何か崩れ行く悲哀の様な世界にただただ引き込まれるのだった。もう二度と帰り来ぬものへの哀惜、残されたのは想い出だけ...こういうロマンが好きな私は必然的にフェリーの詞の世界が好きになる。闇や幻想、夢想家の孤独というだろうか?あまりフェリーの歌唱評価はされないかな?なんて思っているけれど、私はとても凄いと思うのだ。呟くような歌い出しの部分から後半の悲痛な叫びの様なお声、そして口笛。この曲に感動した私は放送部に友人が居たので学校にレコードを持って行きリクエストした。結構採用して貰えていたのだけれどこれは却下されてしまった。「暗い。なんか女々しい感じ。」この様な事を言われたものだ。私はこの女々しいところも好きだったりするのだけれど。まぁ、お昼休みのくつろぎの時間には似合わなかったと今なら思うけれど。

美術学校出身のアーティストは多い。フェリーもそんなバックボーンから見事な美的感覚に長けたお方。特にロキシーの1stから次々とアルバムのカバーガールに起用するセンスの良さ、黄金期のハリウッド映画からウォーホルに至るアメリカのアートシーン。それらに加え奇抜なアイデアがキラキラ。まだ若かった私はロキシーのアルバムをレジに持って行く時恥ずかしかった。なので、「カントリー・ライフ」を手にしたのはずっと後になってしまった。カリ・アン、アマンダ・リアに続きマリリン・コールが今作のモデルに選ばれた。プレイボーイ誌で当時人気抜群だった方だそうだ。美しく豊かなブロンドの巻き毛と野性的な雰囲気。変わったメイク(このメイクはピエール・ラロシュ:ボウイの「ピンナップス」でも有名)、綺麗な長い足に見とれながらも決して鏡の国へは行けない...。

1972年にボウイの前座としてデビュー。今年フェリーは59歳(2004年7月当時)。ますますダンディズムの漂う素敵なお方。地味ながらも好盤を発表し続けている。私はおそらく「グラムロック」という括りに無関心に近いと思う。当時を知らないからかも知れないけれど、そういうイメージで捉えるには超越したものがあると思うから。ロキシーもボウイもT.レックスも。そうだ!ロキシーの2ndまではかのブライアン・イーノも在籍していた。まだ髪が有った頃。そして、フィル・マンザネラやアンディ・マッケイの存在も忘れてはならない。個人的には天才美少年!と絶賛されていたエディ・ジョブソンの起用も早かったと喜んでいる。1stのプロデュースはピート・シンフィールド(キング・クリムゾンの作詞家として有名!)、そして2ndの途中からはクリス・トーマスが担当。アート・ロック~プログレという流れを汲みながらもフェリーのロマンティシズム溢れる美学はある意味とてもポップ!こういうポップさ、ダンスミュージックがとても好きなのである。

★2004年7月11日に「BRIGITTE」サイト内で綴ったものです。そのサイトを閉鎖してしまったので此方へ。そして、大好きな「A SONG FOR EUROPE(ヨーロッパ哀歌)」より、その素敵な詩の一部を追記いたしました♪

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-23 10:03 | 洋楽ロック・ポップス★70年代

3/20(土)★星空サロン 『夢見』 in あめりか村SOCIO★ゲスト・ライヴ:シモーヌ深雪さま♪

懸賞 2010年 03月 20日 懸賞

c0222662_4242459.jpg

星空サロン 『夢見』 in あめりか村SOCIO

2010.03.20 (sat)

Open:23時 ~ All Night
ADD:¥2000<2ドリンク付>
DOOR:¥2500<2ドリンク付>

道を歩けばギラつく雑踏耳障るノイズ.
見つけた扉開いてごらん.
こちら一夜のロマンチック.
星降るお部屋においでませら.

■CAST■

・GuestLive・
 シモーヌ深雪

・DarkcabaretLiveShow・
 秋葉原紫音×のぁ~る姉妹

・LiveArt・
 GAIMON 
 genome

・ShowTime&Hostess・
 ラフレシア
 スカーレット

・DJs・
 chouchou
 chibinova
 zoe
 sense-
 sion★akihabara

・劇・
『胸に薔薇、瞼に星空を』
 streinfobia <いそろく>

・写真展示・
紗那<十三GothicBarSINS>
Shiho嬢<ウィタセクスアリス>

・星Booth・
おでんちゃん

【次回星空予告】
~SOCIO★5/15 23:00~

◆前売りチケット問い合わせ先◆

心斎橋SOCIO
〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋2-11-5-2F
【tel】 06-6213-2060
【fax】06-6213-2061 
【e-mail】 music_socio@livedoor.com

http://idea-estate.co.jp/socio/
http://blog.livedoor.jp/music_socio/
又はCastまで.

※次回の「星空」からはDJでの参加が「チーム・VELVET」的なものでレギュラー化です。
メンバーはchouchou/yamaten/zoe/chibinovaの4人です。

★毎回テーマが異なりますが、主軸は「耽美」という世界です。
今回は「夢見」というテーマです。
ロマンチックかつ耽美☆美麗かつ華やかなライヴ・ショウ・演劇、展示・ブースもございます。DJも各人の個性で異なりますが、私は大好きなシモーヌ深雪さまがゲストでもありますので、シャンソンなども織り交ぜながらの私の想う「夢見」な美しい音楽をかけさせて頂こうと想います。
このイベントは秋葉原紫音ちゃん企画で、ご出演の皆様、参加スタッフは私の好きなお世話になっております皆様でもありますので、とても楽しみなのです。
是非、お越し下さい!
どうぞ、宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-20 23:00 | 愉快な仲間たちとのパーティー♪

『THIS MORTAL COIL』~シェイクスピア『ハムレット』~ルシアン・レヴィ=デュルメル『オフィーリア』♪

懸賞 2010年 03月 19日 懸賞

c0222662_124499.jpg

★前述の『THIS MORTAL COIL』という名の由来は、ウィリアム・シェイクスピアの『ハムレット』より付けられたそうなので、その一部(第3幕第1場)の台詞より抜粋してみます。

To die, to sleep;
To sleep: perchance to dream: ay, there's the rub;
For in that sleep of death what dreams may come
When we have shuffled off this mortal coil,
Must give us pause: there's the respect
That makes calamity of so long life;

死ぬ、眠る、
眠る、おそらくは夢を見る。そこだ、つまずくのは。
この世のわずらいからかろうじてのがれ、
永の眠りにつき、そこでどんな夢を見る? 
それがあるからためらうのだ、それを思うから
苦しい人生をいつまでも長引かすのだ。

訳:小田島雄志

★またしても脳内で色々と廻り合い夢を馳せる。「英国贔屓のフランスかぶれ」の要因の強い私。やはりシェイクスピアは必須!フランス人のお方には「シェイクスピア・コンプレックス」というものが潜在すると何かで読んだことがある。あのメリル・ストリープですら「英国俳優には敵わないわ。だってシェイクスピアを空で暗誦するのだから」と仰っておられた程。この「ハムレット」はシェイクスピアの四大悲劇の一つで美しくも悲しいお話。殊に「オフィーリア(オフェーリア)」は私の大好きなミューズでもある。以前、『クララの森・少女愛惜』に綴ったものですが此方にも追記させて頂きます。

◆ルシアン・レヴィ=デュルメル(LUCIEN LÉVY-DHURMER:1865年~1953年)はフランスの象徴主義画家のお一人。幽玄な世界は幻想的な色彩と夜の闇と光を強烈に感じる。アカデミックな教育は受けておらず、ほとんど素描とパステル画による作品たち。イタリア旅行の折に古典主義に開眼し、ルネサンスへの歩み寄りが作品にも感じられるようになる。明るい色彩の作品でもどこか神秘的な独特の雰囲気に包まれ魅入ってしまう。上の「オフィーリア」の絵は副題に「シュザンヌ・ライシェンベルクの肖像」とされているもの。当時のフランス演劇界の栄光の精華と、誰もが認めたという伝説の女優(引退後、ド・ブルゴワン男爵夫人となる)。多くの役を演じたらしく私の好きなサラ・ベルナール同様にそれらのお姿は残されたお写真やこうした絵の中で生き続け知ることができる。シェイクスピア悲劇『ハムレット』のアレクサンドル・デュマ訳を1886年から引退されるまで幾度か演じたという。引退後のこの役はマルグリット・モルノーが引き継いだそうだ。睡蓮と水草が水面に浮いたお顔を覆う。この微笑はなんだろう...オフィーリア(オフェーリア)が好きな私は幾多のオフィーリア像から夢幻の世界に導かれるよう。月の光を浴びながら苦痛の中の幸福というのだろうか。恋する乙女と死にゆく乙女...その彷徨するものは恍惚というのだろうか。象徴主義とアール・ヌーヴォーを融合させたルシアン・レヴィ=デュルメルの傑作のひとつとされている。友人でもあった詩人ジョルジュ・ローデンバックの詩とも符合する。

オフィーリアの髪が鼠色の水を覆い尽くす。
自分の頭が包まれてしまうほど絡み合った髪の毛。
これは野の亜麻か、それとも彼女の髪なのか。
彼女の周りで腐り始める緑色のぐちゃぐちゃ・・・・・・。

★好きな世界が影響しあっている!と痛感する。1600年頃に書かれたシェイクスピアの作品は今もなお世界中で演じられている。”オフィーリア(オフェーリア)”は私の好きなあるシンボルのようだ。”アリス”に抱く想いとも異なるもの。もしかするとさらに好きなのかも...何故だろう...悲劇のヒロインだから?生と死を行き交う世界感が好きだから?少女と乙女の往還だから?でも、さらに超越した存在のようなのだ。ルシアン・レヴィ=デュルメルは『サロメ』を題材にしたものも描いている。オスカー・ワイルド!こうした英国から生まれた優れた戯曲たちを世紀のサラ・ベルナールも演じた。そして、このルシアン・レヴィ=デュルメルの観たという『ハムレット』はアレクサンドル・デュマ訳だという!デュマの作品も2代に渡り好きで仕方がない。文学、絵画、演劇、映画、音楽...美しいものたちが時空を超え、世界を駆け巡る!奮えるほどに悦ばしい☆
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-19 11:58

ジス・モータル・コイル(THIS MORTAL COIL)『涙の終結(IT'LL END IN TEARS)』(1984年)♪

懸賞 2010年 03月 19日 懸賞

c0222662_1122498.jpg

THIS MORTAL COIL/IT'LL END IN TEARS 1984年
1.Kangaroo
  2.Song to the Siren
  3.Holocaust
  4.Fyt
  5.Fond Affections
  6.The Last Ray
  7.Another Day
  8.Waves Become Wings
  9.Barramundhi
  10.Dreams Made Flesh
  11.Not Me
  12.A Single Wish

★ジス・モータル・コイル(ディス・モータル・コイル)の1984年の1stアルバム。このプロジェクトは「4AD」の社長でありプロデューサーでもある、アイヴォ・ワッツ・ラッセルによる企画プロジェクトで、「フェイヴァリット・ミュージシャンによるフェイヴァリット・ソング集」のような計画を実現させてしまったもの。現在までに3作品ある。この第一弾となる極めて美しい正に「涙の終結」という邦題の如く耽美的な作品。殊にティム・バックリーのカバー「警告の歌(Song to the Siren)」を歌うエリザベス・フレイザー(コクトー・ツインズ)は一級の芸術品のように美しく大好き!レコーディング中にこの曲を聴きながら涙したアイヴォ氏であったという逸話も残されている。

このアルバムの参加ミュージシャンは、コクトー・ツインズのエリザベス・フレイザー、ロビン・ガスリー、サイモン・レイモンドの3人、シンディートークのゴードン・シャープ、カラーボックスのマーティン・ヤングとスティーヴン・ヤング、デッド・カン・ダンスのブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルド、モダーン・イングリッシュのロビー・グレイ、ウルフギャング・プレスのマーク・コークス、X-マル・ドイッチェランドのマニュエラ・リッカーズという「4AD」アーティスツだけでも豪華ながら、さらに、元マガジン(バズコックス)のハワード・デヴォート、マーク・アーモンドのマンバスのメンバー(ストリングス担当)のマーティン・マクガーリックとジニー・バルも参加!アイヴォが選んだという6曲のカバー曲は、アレックス・チルトンの曲が2曲(1曲目と3曲目)、ティム・バックリー(2曲目)、リマ・リマ(5曲目)、ロイ・ハーパー(7曲目)、コリン・ニューマン(11曲目)。その他の楽曲も含め、アルバム全体を貫く美意識は覚醒的かつロマンティシズムに溢れたもので愛聴盤であり続けている一枚です♪


※エリザベス・フレイザー(コクトー・ツインズ)の歌う「警告の歌(Song to the Siren)」☆アイヴォも涙したそうだけれど、私も美しすぎて泣きました♪

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-19 10:27 | NEW WAVE★ニュー・ウェーブ

『ケルトの白馬』ローズマリー・サトクリフ★アフィントンの白馬の謎~XTC『イングリッシュ・セツルメント』

懸賞 2010年 03月 17日 懸賞

c0222662_4515557.jpgc0222662_4544391.jpg
★イギリスの児童文学及び歴史小説家としても有名なローズマリー・サトクリフ(Rosemary Sutcliff :1920年12月14日~1992年7月23日)の書かれた『ケルトの白馬』(1977年刊行)というお話がある。元来の神話好きである私は今も神話や伝説に魅了されている。何故かは分らないけれど、やはり時代や時空を超えたものにロマンを馳せることが好きなのだろう。ローズマリー・サトクリフは2歳の折にスティル病を患い生涯を車椅子で過ごされたという女性作家。不自由な現実と歴史と今日、あちらの世界とこちらの世界の境界をロマンで結ぶ。意図せずとも自然とそのように生きて来られたのであろうケルト人あるいはケルトの歴史から学びは続く。

この御本『ケルトの白馬』はローズマリー・サトクリフによって書かれたものながら、謎は謎のまま神秘に包まれ、私をいにしえのアフィントンの白馬の物語へと誘う。主人公の少年たちもあたかも生きている(生きていた)ように想えるから不思議。美しい清冽な物語。けれど明るいお話でもない。それでも天と地、太陽と海、光と闇の絆の深さを想う。英国には多くの白馬の地上絵が丘陵地帯に存在する、それらの多くは18世紀か19世紀に描かれたものだそうだ。けれど、このイギリス、バークシャーの巨大な白馬(全長111メートル)は古代遺跡だそうで、正確な年月日は明らかではないという。古代ケルト人の手になるその絵は、力強く美しく、悠久の時を超えて今も命の輝きを放つという奇跡!この地上絵に魅せられたローズマリー・サトクリフによって豊かなお話が紡がれ、私はその書を読み、見知らぬ時の旅人のように夢を馳せる...。

このアフィントンの白馬から連想されるのは、英国のXTCの名作『イングリッシュ・セツルメント(English Settlement)』(上の画像の右がアルバム・ジャケットです)で、これまた繋がってゆく。ここ数日体調を崩してしまったもので、さらにこのような巡りで心の平静を保ってもいる。このアルバムは1982年の5thアルバムであり、前作の『ブラック・シー(BLACK SEA)』と大好きなアルバムでもある。最初に買ったXTCは『ブラック・シー』だった。グリーンの紙袋の中にメンバーの写るジャケット。約30年も前のアルバムなのにまったく色褪せない彼等のポップセンスは今も輝き続けている♪


※アルバムの3曲目の大好きな『Senses Working Overtime』☆XTCの貴重なTVライヴ映像です♪

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-17 05:22 | 音楽・映画・文学★美しい関係

デッド・カン・ダンス(DEAD CAN DANCE)『AION』とヒエロニムス・ボス(ボッシュ)の絵画『快楽の園』

懸賞 2010年 03月 12日 懸賞

c0222662_539043.jpg

★DEAD CAN DANCE(デッド・カン・ダンス)の1990年の5thアルバム。まだバンド形態としてのドコドコとした暗黒感覚に溢れていた1stから今も好きでよく聴いている。80年代の『4AD』は英国のとても好きなインディー・レーベルだった。その最も好きな時期の『4AD』はコクトー・ツインズとこのデッド・カン・ダンスが主軸だった。DEAD CAN DANCE(デッド・カン・ダンス)は「デカダンス」を捩っているとも想う。

初期のゴシック感覚からさらに民族音楽や古楽に至る中世の空気が強化されていった。徐々にブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルド(リサ・ジェラード)の2人の世界は深まって行く。個人的にこの作品がリリースされた頃、ある重圧と葛藤の時期でもあった。そんな中、この作品を聴きながら辛うじて祈りと心の平静さを保つ事が出来た。ある人生の過渡期に一緒に居てくれた音楽は忘れられない。

とてもヨーロッパ的な芳香が強いのだけれど、このデッド・カン・ダンスの出身はオーストラリアのメルボルン。そして、イギリスに渡りアメリカ...と活動の場を広げてゆく。それも全くスタンスを崩す事無く、商業主義に陥る事無く、独自の道をゆっくりと(その間、ソロ作品もある)。リサ・ジェラルドは麗しい美貌の持ち主(嘗て「Fool's Mate」にて"NewWave界の(?)いしだあゆみ"というような形容があった)、ブレンダンもまるで貴公子の様な佇まい。しかし、彼らはジャケットにはご自分の容姿ではなくあるシンボル的なものや絵画などを使う。この1990年のアルバム『AION』のジャケット・デザインは23Envelopeではなくブレンダン自らが担当。この絵画はヒエロニムス・ボス(ボッシュ)の作品が使用されている。フランドル(ネーデルランド)のルネサンス~ゴシック派の画家である。

ヴォーカルも大体半分ずつ位を担当する。彼らに比較出来るグループが見当たらない。ジャンルも難しいけれど、ゴシック~クラシカル・ロック~チェンバー・ミュージック...という様な音のファンの方には気に入って頂けるかもしれない。ニコ(NICO)の世界を想い浮かべることもできるかも。私は稀に生理的に苦手な音楽もあるけれど用語化されたジャンルに偏見を持ちたくはないと常々想う。何故なら、雑音(ノイズ)から音楽は生まれたのだから。ロックにもこの様な独自の世界を追求している人達が実は世界中に存在する。それらの音楽に巡り会う度に喜びを感じてもいる。

【追記】
「ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch)について知ってる二、三の事柄」

★ヒエロニムス・ボス(ボッシュ)は中世末期の興味深い画家のお一人であり、描き出される地獄の幻想は奇怪で不穏でもある。時代が宗教と死(魔女なども)に支配された、そんな時代を反映させているとも云われる。けれど、最大の謎とされるのはボッシュ自身で、ほとんどこの人物像はわかっていない。1450年~1516年という生涯の大半をネーデルランドのスヘルトーヘンボスという町で過ごされたそうだ。世紀を超え、今も残された作品たちは困惑を伴って私を魅了する。

上の「デッド・カン・ダンス」のアルバムジャケットに使われているものは、有名な『快楽の園』(1480年~1500年頃)の中央パネル画の一部である。この絵はボッシュの晩年の作品で、三連祭壇画の形式で描かれ、この世の快楽を飽くことなく追求した結果、地獄に堕ちる人間の姿を描いている。左翼パネルでエデンの園での堕落の種が撒かれ、中央パネルで肉欲の偽りの快楽として開花させる。そして、右翼パネルでは、地獄の責め苦が描かれているというもの。

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-12 05:58 | NEW WAVE★ニュー・ウェーブ

セシル・デイ=ルイス(CECIL DAY-LEWIS)★英国桂冠詩人であり名優ダニエル・デイ=ルイスの父♪

懸賞 2010年 03月 10日 懸賞

c0222662_15441069.jpg

★セシル・デイ=ルイス(Cecil Day-Lewis:1904年4月27日~1972年5月22日)は、私の好きな英国俳優のお一人であるダニエル・デイ=ルイス(Daniel Day-Lewis)の父であり、イギリスの桂冠詩人(1967年から1972年まで)でもあったお方。推理小説も多数残されており、ニコラス・ブレイクとはセシル・デイ=ルイスでもある。アイルランドに生まれ、ロンドンを経て、アイルランドで永眠された。晩年のご自身のアイルランドへの郷愁のようなもの...それは自然なもので、幼年時代の想い出が蘇るのかもしれないし、また無意識下でのアイルランドの血(ケルトの血)が巡るのかもしれない。

歳老いた時、肉体は浄められ、精神は泳いで
源流まで遡行する。がしかし、幻や妖精の隠し金を
求めるためではない-老いた者の夢見るものは
ひたすら、根源の主題を、帰属感を、
身近に愛しく思うみなもとを、ふたたび語ること。

※上のお写真は1965年のアイルランドでのものなので、ダニエル・デイ=ルイスは8歳頃、父のセシル・デイ=ルイスは61歳頃のものと想われます。映画『ボクサー』の観直しからダニエル・デイ=ルイスに、ギャヴィン・フライデーの主題歌、ジム・シェリダン監督の拘り続けるアイルランドへの想いなどから、セシル・デイ=ルイスが浮かびました♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-10 15:19 | 音楽・映画・文学★美しい関係

映画『ボクサー』 歌:ギャヴィン・フライデー★血の日曜日事件~U2『WAR』と美少年ピーター君

懸賞 2010年 03月 09日 懸賞

c0222662_11541162.jpg
ボクサー/THE BOXER
1997年・アメリカ/アイルランド映画
監督:ジム・シェリダン 脚本:ジム・シェリダン、テリー・ジョージ 撮影:クリス・メンゲス 
音楽:ギャヴィン・フライデー、モーリス・シーザー
出演:ダニエル・デイ=ルイス、エミリー・ワトソン、ブライアン・コックス、ジェラード・マクソーリー、ケン・ストット、エレノア・メスヴェン、シアラン・フィッツジェラルド

★アイルランド紛争の歴史は長く、今なお解決(和解)という状態ではない。詳しくはないけれど、こうした事を何故知り得たかというと映画や音楽と歴史が深く関わりあっていることから。ジム・シェリダン監督はアイルランド出身のお方で、ずっとアイルランドに拘り続けている。私はダニエル・デイ=ルイスが好きなのでジム・シェリダン監督による『ボクサー』(1997年)も観たのだけれど、北アイルランド紛争、IRA、血の日曜日事件...といった複雑な根深い歴史、宗教、警察との関係など初見ではよく分からないものだった。エミリー・ワトソンが好きになり、観直し、昨夜もう一度観ていた。ようやくこの映画の中で描かれている人物たちの立場や組織のようなものが一致した。初見から10年以上経っている。その年月も大きい。神話や妖精物語は10代の頃から好きで、いつの間にかケルトにまで及ぶようになっていた。この映画の舞台は1970年代だけれど、アイルランドを安易にイギリスとも呼べない複雑な歴史を今も何気に気にしている。私の興味は主に文芸的なものかもしれないけれど、今日のロックやポップス(大まかなジャンルとしてアイリッシュ音楽やケルト音楽とも呼ばれてもいる)とも関係が深いもの。この映画はアイルランド映画だと想っていたけれどアメリカ資本らしい。けれど、監督も役者陣も、アイルランド、スコットランド、イギリス出身の演技派たちなので、やはりアイルランド映画だと想う。映画の内容は、アイルランド紛争を背景に、再起を賭けたボクサーの闘いと一途に愛する女性とのロマンスであるけれど、実に硬派で見応え充分なもの。3度とも最後は静かな感動が込み上げ涙してしまった。

c0222662_11543976.jpgc0222662_11545986.jpg
またエンドロールでの歌が良く、歌っているのはギャヴィン・フライデー(元ヴァージン・プルーンズ)で『In The Shadow Of The Gun』という曲。ギャヴィン・フライデーは同監督の『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』の音楽も担当していた。そして、ギャヴィン・フライデーと1972年の「血の日曜日事件」から即連想されるのは、やはりアイルランド出身のU2である。ヴァージン・プルーンズのメンバーも同郷でデビュー前からの友人である。U2の1980年の1stアルバム『BOY(ボーイ)』と1983年の3rdアルバム『WAR(闘)』のジャケットに写る美少年はヴァージン・プルーンズのグッギの弟のピーター・ロワン君。このジャケットのインパクトはとても大きなものだった。また、『WAR(闘)』の1曲目はあのイントロからカッコいい『Sunday Bloody Sunday』で、「血の日曜日事件」の曲。

ダニエル・デイ=ルイスはジム・シェリダン監督のデビュー作である『マイ・レフトフット』(1989年)、『父の祈りを』(1993年)でも主演。また、この『ボクサー』のエミリー・ワトソン演じるマギーの息子役の少年リアムを演じるシアラン・フィッツジェラルドは『白馬の伝説』(ジム・シェリダンが脚本)にも出演されていた、やはりアイルランドのダブリン出身の少年。ジム・シェリダン監督作品は観たもの全て好きなので相性の良さを感じてもいる♪


※ギャヴィン・フライデーが歌う、映画『ボクサー』のエンディング曲が聴けます♪


※こちらは初期U2の名曲『ブラッディ・サンデー』です♪

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-09 20:02

『冬の旅』(1985)監督:アニエス・ヴァルダ 歌:レ・リタ・ミツコ(Les Rita Mitsouko)『Marcia Baila』

懸賞 2010年 03月 08日 懸賞

c0222662_1213226.jpg

冬の旅/SANS TOIT NI LOI
 1985年・フランス映画
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ 撮影:パトリック・ブロシェ 音楽:ジョアンナ・ブルゾヴィッチ 
出演:サンドリーヌ・ボネール、マーシャ・メリル、ステファン・フレイス、ヨランド・モロー、パトリック・レプシンスキー、マルト・ジャルニアス

★原題は「屋根も無く、法も無く」あるいは「ヴァガボンド」。美しく詩的な映像で始まる寒い冬の南仏の木々。アニエス・ヴァルダ監督のナレーションが聞こえる。その中で、少女モナは”海からやって来たのかもしれない”と。凍てつく寒さの中海で泳いでいる。この18歳の少女の死を映し出し、彼女に出会った人々の証言たち。彼等はモナが死んだ事を知らずに語ってゆく。初めて観た折の私は正直モナを好きになれなかった。ヴァルダの作品はそれでも美しく、また、モナの何かが私に記憶され続けていた、今も。年月を経て、今想う事はモナの反抗、自由、孤独の中に見る崇高さのようなものに憧れる。イデオロギーに反発するのでもなく、モナは失うものを持っていない。それは孤独と表裏一体。「孤独」や「自由」って何だろう...人は誰もが孤独ではないか。でも、モナの孤独は死を持って崇高さを獲得したようにも想う。私は「自由」というものを真剣に求めたことなどない。育った環境や教育、モナの年の頃はバブルな時代を過ごしていた。また、私は「失いたくないものがある」。それ故に、社会との鬩ぎ合いの中でバランスを保ちながらどうにかこうにか生きている。ちっぽけな私の愛する王国のために。人生は苛酷なものであるという前提にそれでも、空を見上げることを忘れたくはないと。蒼い幻想...。

アニエス・ヴァルダは激動の時代を体験して来たお方。60年代という!この映画の中でプラタナスは重要。アメリカからやって来た菌に侵されたプラタナスは後30年で朽ちてしまうという(ドアーズの音楽が使われている)。それを放っておいてはいけないと研究している独身の女性教授ランディエ。証言の中で、彼女はモナを置き去りにしたことを後悔し、助手にモナを探して連れ戻すように依頼している。けれど、終盤、助手はモナを駅の構内で見つけるけれど、ランディエ教授には見つけたと言わなかった。彼は当初から、モナの汚れた髪や衣服、悪臭を敬遠していた。教授は寛容で「もう慣れたわ」と語っていた。私もモナと知り合えたら慣れていただろうか...。毎日幾度も手を洗う癖のある私がモナの垢だらけの指を我慢できただろうか(けれど、これは、単なる私の病理的なことに過ぎないのだ)...。複雑な想いが巡る中、それでもこのモナは光の少女として映る。美しいとも想う、このアンビバレントな気持ち。きっと、私には持ち合わせていない「自由」を持つ少女が羨ましくもあるのかもしれない。

それにしても、ヴァルダというお方は強靭だ。純粋無垢な少女として敢えて描いてはいない。モナは行きずりの男性と共に過ごすし、少女の汚れた爪を映し出す。女性監督ならではの感性、と言っても様々なのだと幾人かの女性監督が浮かぶ。私は映画を娯楽として愉しみ、また、多くのことを学び思考を強いられ苦しくなることもある。この作品はそんな一つ。サンドリーヌ・ボネールは撮影当時このモナと同い年位の頃。素晴らしい女優さま!

モナは旅を選んだ。路上には、日常的な暴力があり、飢えと渇き、恐怖、そして寒さがある。彼女はそれを生き凌ぎ、何事が起ころうと、誰に出会おうとも意に介さない。私自身、彼女にひどくぞんざいにされた。が、それだけいっそう、彼女の孤独に胸をうたれる。
- アニエス・ヴァルダ -

このお言葉にあるラスト「私自身、彼女にひどくぞんざいにされた。が、それだけいっそう、彼女の孤独に胸をうたれる。」を読み、私は涙に溢れた。救われた気がした。上手く心を綴れないけれど。

※この上下の2つは、以前「映画ブログ」と「クララの森・少女愛惜」に書いたものです。

★当時よりも今も気になるというのか心に何かが突き刺さったまま...そんな作品は『冬の旅』なのです。アニエス・ヴァルダが好きだし、さらに少女モナを演じているサンドリーヌ・ボネールがとても好きです。可能な限り作品を追っています。この『冬の旅』はドキュメンタリー風のロードムービー。18歳の少女が寒い冬の南仏で行き倒れたところから。冒頭から映し出される映像は美しく詩的です。最初と最後は四重奏の音楽が流れます。この少女モナに感情移入できない私がいながらも、羨望のような想いがあったのかもしれません。1985年の作品ですが日本公開は1991年。私は社会人となっていましたが、今よりももっともっと物質的な環境に恵まれて日々を過ごしていました。衝撃を受けたのだとは思いますが感動した映画とは思っていませんでした。

マーシャ・メリルという素敵な女優さまも出演されていますが、大半がその土地の人々にヴァルダが台詞を伝えて語っているのです。その人々はそれぞれ個性的です。盲目の老女が出演されます。そのお方と意気投合するモナのシーンが好きです。劇中、もっともモナの素敵な笑顔が見れるシーンです。深いテーマの映画ですので、また観たいと思いますが、大好きな場面は変わらないでしょう。車のラジオから音楽が流れモナの表情が和らぎリズムに揺れるのです。レ・リタ・ミツコの「Marcia Baila」♪この映画と同じ1985年(1984年の1stアルバムからの3rdシングル)のヒット曲です。私はレ・リタ・ミツコが当時から大好きです。2007年にご主人でもあるフレッド・シシャンが癌で亡くなってしまって哀しいのですが、いつまでも彼等の曲を忘れないだろうし、これからもカトリーヌ・ランジェのあの素晴らしい歌声を聴き続けるでしょう。やはり、多感な時期を過ごした80年代という時代は色々な思い出が連なり今も大切なもののようです。

この『冬の旅』の中にはもう一つの忘れ難い音楽が登場していました。「パッション・フォッダー(PASSION FODDER)」というフランスのニュー・ウェーブ・バンドです。彼等の前身は「オーケストル・ルージュ(ORCHESTRE ROUGE)」という少し変わったネオ・サイケ風のサウンドでした。ここのリーダーはアメリカ在住で後に、「ノワール・デジール(NOIR DESIR)」との交流などもあります。フランスにもロックはあるのです。なかなか英語圏でのヒットとなると難しいのですが...。「テレフォン」というカッコイイ!パンク・バンドや、「プラスチック・ベルトラン(プラスティック・バートランド)」も良いです。ああ、またタイムスリップしてしまいました♪


※この映画の中でとても印象的に流れるLes Rita Mitsouko(レ・リタ・ミツコ)のMarcia Bailaです♪

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-08 11:51

ミックの朗読~シェリーの『アドネイス』~ルーベンスの『ヴィーナスとアドニス』~愛しき天使♪

懸賞 2010年 03月 06日 懸賞

c0222662_1948142.jpg

★前述のローリング・ストーンズの『ハイドパーク・コンサート』での、ミック・ジャガーによるパーシー・ビッシュ・シェリーの『アドネイス』からの朗読(ブライアン・ジョーンズの追悼)から派生というか連想ゲーム癖ゆえにちょっと覚え書き。そうそう!実質上、ブライアン・ジョーンズはストーンズのメンバーを解雇されたという状況だったことも追記しておかなくてはとも想う。ブライアンの死を予想していた筈も無いので不思議な巡り合わせを想う。

シェリーの『アドネイス』から連想される神話や絵画が浮かぶ。アドネイスは神話のアドニスからとされる。アドニスというと神話の神々の中でも美少年として有名。色んな画家が主題にされているけれど、このルーベンスの『ヴィーナスとアドニス』(1577~1640)の中の小さな天使(クピドあるいはキューピット)がなんとも愛らしく好き。このお話は、ヴィーナスことウェヌスはギリシャのアフロディテである。ウェヌスの従者にはあの三美神がおり、持ち物には白鳥や鳩、聖なる植物には薔薇や桃金嬢(てんにんか)や林檎がある。美と愛欲を司る女神であり、ことに女性の美しさの典型とされたお方。アドニスはキュプロスの王とその娘ミュラの許されぬ恋を恥じた王女が神に願って樹木に変わり、その幹が裂けて生まれた。そのアドニスは成長と共にたいそう美少年となり、ウェヌスに愛されるようになる。美少年が的になるのは世の常。ゼウスと女神デメテルの娘である冥界王妃ペルセポネもアドニスを愛するようになるので、ここは女神たちの激しいアドニスの奪い合い劇。そして、ペルセポネはアフロディテの愛人マルス(アレス)をたきつけ狩りに出たアドニスの殺害を企てる。ウェヌスは不吉な予感から狩に出ないように頼むけれど、聞き入れずに出かけてしまったアドニスはイノシシに突き殺されてしまった。それはすべてペルセポネとマルスによる嫉妬からのこと。ウェヌスはアドニスの血から薔薇あるいはアネモネを咲かせた。ある説では、アドニスの遺骸を探し求めているうちに、茂みの茨の棘で手を傷つけてしまい、その血が薔薇を紅く染めた。またはアネモネは女神ウェヌスの零した涙から生えたとも。どれにしても美しいお話です。
c0222662_21141857.jpg
そして、小さな天使クピド(キューピット)が愛らしくアドニスの足を引っ張っている。クピドはウェヌスと軍神マルスの息子とされているけれど、諸説が存在する。神話の中のロマンスに度々登場するのは、有翼の愛の神であり、彼の持つ黄金の矢に射られた者の心に激しい恋情を植えつける。ゆえに、クピドは人の愛を自在に支配するのである。気紛れに放つその矢の先には運命的な劇的な末路も多い。クピド=天使の題材はかなり好きで、少年愛好へとも繋がる。時代や画家によっては描かれるクピドは両性具有の存在ともとれるもの。また、このルーベンスの『ヴィーナスとアドニス』にしても、なんとも可愛いのだけれど、そもそもアドニスに愛の矢を放ったのはこの愛しきクピドであったというのだから、やはり微笑ましい気まぐれ天使君♪

ウェヌスの持ち物である鳩も、このミックの追悼場面に重要な映像として私には焼きついている。流石に英国人だなあっと時空を超えた美しきロマンを想い愉しいのでもある☆
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-06 21:01 | 音楽・映画・文学★美しい関係

ロックの王者★ローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES)ハイドパーク・コンサート映像にて開眼♪

懸賞 2010年 03月 06日 懸賞

c0222662_1115132.jpg

★「ロック&シャンソン愛好者」などと題しているけれど、ジャンルなんて曖昧なものだとずっと想っている。ショーケンをロックだと想う、泉谷しげるもロックだと想う。フォーク・ロックという言葉があるけれど、フォークがすべて軟弱繊細フォーク・サウンドでもない。ボブ・ディランはフォークの神様だろうけれど、私はずっと後追いなのでボブ・ディランもロックだと感じて来た。そんな定義など難しいし「ロックだ!」と感じたその音楽や人がロックであるのだと想う。もしも、私が”あなたの一等好きなロック・バンドは?”と訊かれたなら、即答で”ローリング・ストーンズ!”と答えるだろう。

今も現役のロック・モンスターである。私はビートルズからデヴィッド・ボウイという順番で聴き始めた。そして、ケイト・ブッシュやマリアンヌ・フェイスフル...と今も大切な心のミューズ方と出会う。特に、マリアンヌ・フェイスフルは色んなトラブルとスキャンダルからの脱却後という時期であり、それまでのキャリアに興味を異常に示してしまった。関する書物を読み、重厚かつ複雑な想いを抱き、その想いは次第に愛へと変わって行ったと大袈裟な様だけれど。今現在、永遠のヒーローであるデヴィッド・ボウイと唯一双璧を成すお方である。兎に角大好きなのだ!お若き日の可憐なマリアンヌ・フェイスフルも現在も、どの時代だって。ストーンズはそんな大好きになってしまったマリアンヌ・フェイスフルの人生を台無しにしたミック・ジャガーというヴォーカルが居ると知識だけ得る。限られたお小遣いでストーンズは買えない(優先順位があった)。まだ幼い弟も音楽に興味を持ち始めたので、お年玉でストーンズのレコードを買うように姉の立場を利用した。私だってどんなアルバムがあるのか知らないのに弟が知ってる筈も無い。彼は一番近くのレコード屋さんに行き、最も安価な日本盤を一枚買って帰って来た。二人でどんな音楽だろう...と針を置いた。どうもピンと来ないものだった。それは全てカバー曲であった。そんな日から何年か後にテレビでローリング・ストーンズの「ハイドパーク・コンサート」のライヴ映像が流れた。偶然観ることが出来たのだけれど、マリアンヌ・フェイスフルを自殺未遂に追い込んだ裏切り者という勝手なレッテルがミックにあった私。けれど、その映像を観てミック・ジャガー、そしてローリング・ストーンズのカッコよさにようやく開眼!観ている内に、安易で愚かなレッテルなど吹き飛んでしまったように想う。このライヴには素敵なマリアンヌ・フェイスフルも映っていた(けれど、すぐ後にお二人は破局となる)。

1969年7月5日、ハイドパークの無料コンサートで観客は25万人以上だったという。その二日前にブライアン・ジョーンズが自宅のプールにて死去され、新しいギタリストのミック・テイラーが加入したばかり。ブライアンが亡くなったことで、このコンサートは「ブライアン・ジョーンズの追悼コンサート」ということになったけれど、本来はミック・テイラー加入の新生ストーンズの久しぶりのライヴだった。後に分ったことだけれど、ミックが本を手に詩を朗読する。ブライアンへの追悼なのだけれど、その詩は英国ロマン派詩人のお一人であるパーシー・ビッシュ・シェリーの『アドネイス』よりの引用である。シェリーが友人ジョン・キーツの死を追悼して書いたものとして有名な一節でもある。

かれは死なぬ かれは眠ったのではない
彼は生の夢からめざめたのだ
激しい夢想におぼれ 幻影とむなしいたたかいをつづけ
恍惚となり 精神の刃で
不死身の無を打つのはわれら
その私らこそ 死の家のしかばねのごとく
腐敗し 恐怖と悲哀は私らを
日々 悶えさせ、私らを焼きつくし
つめたい希望は蛆虫どものように私らの肉体のうちに群がる

「シェリー詩集」 訳:上田和夫 より

★人それぞれの音楽の愉しみ方があると想うので、それらに正否など有り得ない。私はどうしてか音楽と映画、あるいは文学や絵画といった関連性にハッとしてしまう。なので、どれも切り離すことなどできずに繋がり絡まり合う事柄を愉しむ。殊にロマン派あるいはロマン主義的な作品や世界が好きであるので、感動したストーンズの「ハイドパーク・コンサート」でのとってもカッコいい!ミックやキースのお姿と共にこのシェリーの詩も記憶されてしまっている。いつまで経っても英国贔屓のフランスかぶれ傾向は変わることはないらしい♪


※ミックの真っ白なお衣装が綺麗でお似合い。キースもカッコいいです♪


※可憐なマリアンヌさまも映ります。ミックはやはりとってもチャーミングです☆フリーな感じの会場の雰囲気も再現不可能な時代の空気を感じます♪


RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-06 11:11 | 音楽・映画・文学★美しい関係

ショーケン(萩原健一)にみる青春群像あるいは唯一無二の俳優&ロック・ヴォーカリスト♪

懸賞 2010年 03月 05日 懸賞

c0222662_12483444.jpg

★今年7月26日で還暦を迎えるショーケンこと萩原健一。私は俳優ショーケンとして子供の頃から好きだった。嘗てテンプターズというグループ・サウンズでのアイドル時代や歌手ショーケンとしても多くレコーディングされているお方だと知ったのは80年代に入ってからのこと。私の永遠のアイドルが郷ひろみ(HIROMI GO)ならば、当店主はショーケン(萩原健一)のようなのである。店主やその友人たち(今は私もお友達)のお陰で歌手であるショーケンを知った。レコードを借りて聴いたりしていたけれど、「凄い!」と想ったのはライヴ以来のこと。

これまで、4回ショーケンのコンサートに行ったけれど、最初は夏の夕方からの野外コンサートだった。後にも先にも私の野外コンサート体験はこの日のみ。殊に夏は溶けてしまいそうな位に太陽が苦手である。けれど、彼等に連れられて行った。開演前から凄い人の数。大人のカップルも多く、お子様もご一緒のお方も。その時から男性ファンが多いと感じていた。また、「ショーケンもどき」な男性ファンのお方も多かった。その時に歌われた曲はほとんど知らないものだったのだけれど、あの高音の裏返る歌い方が大好きになった。醸し出す雰囲気もなんとも云えないし。

『傷だらけの天使』や『前略おふくろ様』が好きだった。『太陽にほえろ!』も勿論だけれど、もっと後の『豆腐屋直次郎の裏の顔』も面白くて観ていた。また私は岸恵子さんが子供の頃から好きなので、ショーケンと共演した映画『約束』や『雨のアムステルダム』も大好き!私が年を重ねる中で、段々とショーケンのあの姿が記憶されていると感じ、今ではさらに好きになっている。どうしてだろう...とずっと想っていたのだけれど、語らないけれどショーケンを観たり聴いたりする店主やその友人方の眼差しに興味を抱いて来た。ふと、「駆け抜ける青春」という姿がオーバーラップした。ショーケンの走る姿が好きなのだ!と。年月が定かではないけれど、初めてショーケンを「カッコいい!」と想ったのは最初の奥様だったお方とのロマンスをスクープされた折の報道番組だった。その美しき女性を庇う様にカメラが追いかける中二人は走る(逃げる)。その時にカメラに向かってショーケンは挑発的な眼差しを投げた。何か云われたかもしれないけれど覚えていない。そして、さらに後、ジュリーこと沢田研二が『勝手にしやがれ』で日本レコード大賞を受賞された折のこと。ジュリーは素敵で笑みを浮かべていた。そのジュリーの受賞の際に会場から舞台へショーケンが花束を抱えてお祝いに駆けつけた。私の間違った記憶かもしれないけれど、全身真っ白なスーツ姿のショーケンであった。司会の方に盟友のジュリーへの祝福の弁を求められたショーケンは、「遅いんだよ!今頃なんて」というような言葉だった。登場シーンからその言葉まで、すべてが私の好きなショーケンであった。なので、横に居る素敵なジュリーよりもショーケンが脳裏に焼き付いたまま。

例えば天使のようなひろみ、耽美なボウイ、アウトローなミック、挑発のゲンスブール...比較など出来ない。ショーケンは事件も多くハラハラすることも多い。けれど、ファンは離れない。会場にゆくと、男性ファンのお方が「ショーケン!」とか「ハギワラ!」と叫ぶ。それらに興味を抱いてきた理由がようやく少し分るようになってきたところ。彼等はショーケンにみる青春群像が好きなのではと。走る姿が好きな理由はやはり「青春」である。振り向かずに突っ走るその姿は青春でもある。決して上手いヴォーカルではないだろうけれど、誰にも真似の出来ないショーケン・スタイルがあり、あのヴォーカルは驚異的でもある。先日、トーク&ライヴというものがあったそうだけれど、私は行くことが出来ずに残念だった。また、ライヴをして欲しいし、アルバムも聴きたい。あのヴォーカルは奇跡でもあるので歌わないショーケンは勿体無い。

そうそう!初めての野外ライヴの折。夏で暑い中、ショーケンはステージにホースを引っ張り出し、会場のファンに向けてお水を撒き出した。一瞬驚いた私だけれど、私もそのお水がかかって嬉しかった!そんな想い出はショーケンのライヴでしかないこと。その後、アルバムをもっと聴くようになり、今聴いてもやはり素晴らしいので、ショーケンのレコードも早く登録しなくては!とお仕事に追われながらも、再発見に嬉々とする日々です♪


※井上堯之バンドと柳ジョージ&レイニーウッドとの伝説の『熱狂雷舞』の頃の映像と想われる『どうしようもないよ』。残念ながらこのライヴは体験しておりませんので拝見でき嬉しいです♪


RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-05 11:38 | 昭和のアイドル・歌謡曲・TV曲

好きなギタリスト&アーティスト★ポール・ウェラー(PAUL WELLER)テレビで観た衝撃!『THE JAM』♪

懸賞 2010年 03月 05日 懸賞

c0222662_1053566.jpg

★モッズ・アイコンあるいはモッズ・ファーザーとも呼ばれるポール・ウェラー(PAUL WELLER)はジャム(THE JAM)の頃から今も好き。熱狂的なファンの方々には恐縮ながら、少女時代の私がまたしても動く映像から知り得たお方で、先述のプリテンダーズの映像が流れた番組だった。所謂ポスト・パンク~ニュー・ウェイヴという時代からの私はジャムも後追い。最初に買ったのはラスト・アルバムとなってしまった『ザ・ギフト』である。

ジャム(THE JAM)という名は音楽雑誌の「パンク」という括りでもよく登場していたので名前は知っていた。思えば、小学生の頃、「今ロンドンでは」とか「パンクファッションが大流行」というような記事を目にしていた。ストリートを歩くパンクファッションに身を包んだ人々が載っていた。けれど、私は特に感化されることもなく漠然としたイメージだけが残っていた。少女マンガの中の美少年や美少女、我がアイドルである郷ひろみの方が断然「美しい!」存在であった。その時の私が中学生や高校生ならもっと違ったかもしれないけれど。

こんな私がデヴィッド・ボウイという存在を知り、「この世の者とは思えない美!」を動くお姿に感じたことから一気に瞬く間に洋楽へと傾倒してゆく。次第に多感な年頃にもなり体調を崩したりと帰宅組になって行った頃。多分、「パンク特集」のような紹介の中でのジャム(THE JAM)であったと想うのだけれど、それまでのイメージが吹っ飛んでしまった。パティ・スミスやリチャード・ヘルのファッション・スタイルが好きだったけれど、彼らとも違う。黒いスーツでネクタイ姿の3人。ヴォーカル&ギターは若き日10代のポール・ウェラー(PAUL WELLER)!「これがジャムなんだ!!」っと画面に釘付けとなる。スリムな体型でカッコイイのだ。またお顔も実に美形であるので私はその日から「ポール・ウェラー」のファンとなったように想う。どんなギターをお持ちでどんな音楽を作られても、ポール・ウェラーの作品なので気になるという存在。実にミーハーなのですが、私の心が躍るのだから理屈などどうでもよいと想う。

私は白人音楽で育ったと想う。今も店主に比べてブラック・ミュージックの知識も希薄。「モータウン」という音楽を聴いてみようと想ったのはポール・ウェラーが影響を受けたと聞いて。カーティス・メイフィールドのアルバムを聴き感動できたのもポール・ウェラー経由のこと。ポール・ウェラーに興味を持てずに居たなら、今も聴いたことはなかったかもしれない。ボウイやルキノ・ヴィスコンティや耽美好きの私がポール・ウェラーに熱を上げる様を友人に「理解できない...」と云われた。きっとポール・ウェラーの「熱さ」のようなもの、基本にあるブラック・ミュージック的なものを強く感じ取られるからだろうと想った。けれど、ボウイだってルーツにはブラック・ミュージックは欠かせないけれど、私はボウイやポール・ウェラーが影響を受け、吸収して作られてゆく作品たちが好きなのであり、何よりも容姿が美しいことが私には大きなこと。なので、「理解できない」と云われても上手く説明することすら出来ずにただ「カッコいいから♪」ってトキメクことしかできないのだった。

「好きだ!」と想うことに音楽理論など無くても良いし、追求したければする。「カッコいいことは時にカッコ悪く、また、カッコ悪いことが時にカッコいい!」ことがある。その感じ方は人それぞれだろう。「好きだ!」と想うことを安易なイメージのみで否定された時ほど悲しいことはない。伝わらないから口籠ってしまう自分も情けないけれど。私は知らないことは知らないし、好きなことは好きを突き進むだけ。薀蓄は後から自然とやって来るので、そうしたことを含めて日々発見と学びの連続♪


※初めて観た映像はポール・ウェラーが高くジャンプするライヴだったのですがファッションは似ています。1977年のジャム(THE JAM)の名曲『IN THE CITY』です♪


RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪

※当店は「ポール・ウェラー」ファンのお客様も多く、作品も多く扱っているのですが、登録が追いつかずに申し訳ございません。頑張って更新してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-05 10:30 | NEW WAVE★ニュー・ウェーブ

『ビリティス』(1977)監督:デヴィッド・ハミルトン音楽:フランシス・レイ原作:ピエール・ルイス♪

懸賞 2010年 03月 04日 懸賞

c0222662_11271165.jpg

★ピエール・ルイスの『ビリチスの歌』を原作に、脚本はカトリーヌ・ブレイヤが担当している。カトリーヌ・ブレイヤというと女性監督でもあり『本当に若い娘』が浮かぶ。とても好きな作品でもないけれど少女や思春期を扱った作品は気になるので観てしまう。この映画『ビリティス』が好きかと尋ねられたなら「好き!」と即答する。英国ロンドン出身のファッション・カメラマンとして既に有名だったデヴィッド・ハミルトンの映画初監督作品。恋愛関係にもあった美しいモナ・クリステンセンを重要なメリサ役で登場させている。主人公の16歳の少女ビリティス役には当時20代半であったパティ・ダーバンヴィル。アメリカ出身の女優さまで主役はこのビリティス役しか知らない。脇役では70年代~80年代の作品で幾つか観ているけれど、最近は全く知らない。冒頭から前半辺りまでただただうっとり♪とソフト・フォーカスな美麗な映像、寄宿舎の少女たちの可愛らしさ、お別れの日の舞台で台詞を言えないビリティス、お花の冠にギリシャ神話の乙女たちのような白いお衣装、水色の制服と白いソックス...流石に隅々まで繊細な拘りを感じさせるもの。少女同士の戯れの中、カメラを持った青年ルカに恋をするのだけれど、その気持ちには戸惑いがある。思春期の少女の性に対する恐怖心というのか、男性への思慕と同時に抱く気持ちなのだ。お話のストーリーよりもその時期の少女の心のひだを美しい映像で綴る。

ルカ役はデビュー作であるベルナール・ジロドー。実は結構好きな男優さま!知ったのはダニエル・シュミット監督の『ヘカテ』を劇場でドキドキしながら観た時。それ以降『リリィ』までほとんど追っている、何故だか。しかししかし!!ここからは多くの『ビリティス』の映画がお好きなお方と観る箇所がズレているようなのだ。なぜなら、謎の美青年ニキアスとして大好き!!なマチュー・カリエールが登場するので☆もう可愛い少女たちも軽く吹っ飛んでしまう位に大好きな男優さま。いつから好きかというと(訊かれてもいないけれど)、これまた大好きなデヴィッド・ボウイさまが当初演じる予定だった『エゴン・シーレ』を観た時から。リバイバル上映も含めると3度劇場で観ている。そして、可能な限り出演作品は追っている。ベルナール・ジロドーとは後に『地獄の暗号指令』でも再び共演している。その中では主人公はベルナール・ジロドーで、マチュー・カリエールは上司の役だった。ニキアスも両側に男性を侍らせて素敵に登場される役柄だったけれど、ここでもゲイの役(他にもあるけれど)だった。私なりに今もこれからも色々な映画を観続けると想うけれど、このような男優さまは他にはおられない!ヘルムート・バーガーさまの美しさとも違う。知的で繊細すぎる程!容姿のみならずお声も好き。オーバーアクションも知らない。最近は流石にお年を召され主役が減ったけれど、まだ現役で嬉しい。あの冷たい美麗さはどんな役柄でも絵になるのだ。お名前が書かれてあれば観たいと想う男優さまを「男優館」で少しずつ挙げているのだけれど、好きな男優さまというと必ず指折りに入るお方でとっても大好きなのだ。データを調べる折にチェックさせて頂くIMDBというデータベースに『欲望の華』があったけれど、ウィレム・デフォーとレナ・オリン目当てで観たけれどマチュー・カリエールのお姿はなかった...おかしいなあ?と想い再見したけれどやはり出演されていなかった。かと想うと、あまり観たいと想っていなかった『嵐の中で輝いて』に出演されていると知り観るとほんの一瞬、素敵なお姿がリーアム・ニーソンと一緒にドイツ人将校の役で出演されていた。エンドロールで上の方にお名前があったので、見逃していたのかともう一度観てみたけれど、やはりほんの一瞬だけのご出演だった。こんな調子ですっかりと『ビリティス』のお話から逸れ、マチュー・カリエールのお話がまだまだ続いてしまう私♪

c0222662_11344387.jpg

『ビリチス(ビリティス)の歌』 ピエール・ルイス:PIERRE LOUYS (訳:鈴木信太郎)
★19世紀末から20世紀初頭に生きたピエール・ルイス(1870~1925)。以前、耽美派小説を読み耽っていた時期がある。大好きな澁澤龍彦氏の作品群に浸り、生田耕作氏が推奨されるものや翻訳された作品の中でこのピエール・ルイスというフランスの高踏派詩人として、また耽美派作家が気になり作品を幾つか読んだ(絶版で未読のものもある)。最初は『女と人形』(生田耕作コレクション)として。まだ80年代の10代の折のこと...そして、ルイス・ブニュエルの遺作『欲望のあいまいな対象』の映画を観たのも近い時期。そして、すっかりブニュエルにハマる!当時ビデオの定価は高かったのだけれど幾つか購入した(今も大好きな映画たち)★また、これらの映画のお話や感想も追々に(長生きしなくては果てしない)♪そして、この映画化の際に邦題が改定されて出版されたことを知る。そして、今度は文庫で読み再読していたばかり。翻訳は飯島正氏のもの。『私の体に悪魔がいる』と言うものや『女とあやつり人形』という邦題もある。さらに後に成りマレーネ・ディートリッヒの『西班牙狂想曲』も原作は同じだと知る。他にも映画化されているので、このピエール・ルイスの小説の存在の大きさを想う。今の感じではピエール・ルイスの作品ではこの作品が一等好きなのかもしれない。

でも、それ以前に出版されていた散文詩集の『ビリチスの歌』(1894年)。偶然は必然なのだろうなあ~と想えるのは、この時期の私はかなり読書時間が一日の比重として大きく、これらのフランス文学や神話や妖精に関する御本たちを毎日読んでいた。そして、音楽熱も高まっていた時期でもありアルバイトのお給与を頂くとたちまちに消えてゆくのだった。二束三文で古本屋さんに売ってしまって後悔しているものもあるけれど、今も私の好きな大切な世界にそれらの存在は無くてはならないものなのだと痛感している。随分年月は経てども変らない好きな世界を想うと幸せなのだ。また、今もまだまだそんな人生の過程なので、観たり読んだり聴いたりお話したりすることは、私の心の糧となりさらに深まるのだろう。”好き”という言葉は安易に使いすぎて自分でもはて~?と想うことがよくある。でも、私の好きなものたちの中でも、おこがましい様だけれど”好き”という感覚から”無くてはならないもの”、あるいはずっと胸に抱きしめているもののような気持ちになれることが嬉しい☆

『ビリチスの歌』は古代ギリシャに魅せられ続けたピエール・ルイスの架空の物語。たいそう巧妙なので読んでいるとすっかりまるで”ビリチス”という女性が神話の世界に存在していたと想ってしまうのだ。なので、おかしな具合になるのだけれどこういうロマンティックな幻想は好きなので愉しい。順序からすると、先ずピエール・ルイスの『ビリチスの歌』(訳:鈴木信太郎氏)、そして、フランシス・レイが映画『ビリティス』の音楽を担当したのでそのレコードでサントラを聴いた(正確には母が持っていたポール・モーリアの『映画音楽のテーマ集』で先に聴いていたので、このお花の冠姿の少女たちのお写真はハミルトンのものとも知らずに可愛い!と見ていたのだと後に判明)。そして、映画はずっと後になって観ることができた。デビッド・ハミルトンの長編映画としての第一作に当るものながら、版権の問題なのか他の作品はDVD化されているけれどこちらはまだ...『デヴィッド・ハミルトンBOX』として発売して下さると嬉しいなあ♪と、今は最初に発売された『ビリティス』と、後に『柔らかい肌 禁じられた幼性』(『ビリティス』で良いではないかと想うけれど)と改題され発売されたビデオを幾度か観ている。けれど、原作の方がさらに好きであるということは今も変らない。挿絵も好きだし、何よりもそれらの詩たちの世界が大好き!なので関連する作品も読み比べてみたりしている。とりわけお気に入りの詩篇たちは訳者も様々とあるので、また少しずつと想う。

この『ビリチスの歌』の主人公ビリチス(ビリティス)は先述のギリシャの女性詩人サッポー(サッフォー)の存在を識っていた(ビリチスの誕生は紀元前6世紀初頭とされている)。また、父の存在を知らぬ少女ビリチスは同じ年頃の少女ムナジディカとの悲歌を30篇程残している。彼女は美徳も悪徳も備えていたけれど、美徳しか知りたいとは思わないとも(全てピエール・ルイスによる創作なのに)。そして、年老いたビリチスが幼き少女時代の清純、成年期の濃艶な同性愛、後期の頽廃した遊女生活を回顧し、思い出を伝記として綴ったもののようなお話。まるでギリシャの女流詩人ビリチスがサッポーのように存在したかのように想えてしまう...実に素晴らしい☆

ささやかなこの古代恋愛の書は
未来の社会のうら若い女性たちに
恭々しく献げられる

c0222662_11345425.jpg
※この絵は、ピエール・ルイスと同じ時代を生きたハンガリー生まれの画家ウィリー・ポガニー(1882~1955)の『ビリティスの歌』(1926年)より♪

『人形』 ピエール・ルイス 『ビリティスの唄』より 訳:伊東淑子 イラスト:宇野亜喜良

『人形』

わたしは彼女に人形を一つ与えた
ばら色の頬をした蝋人形
その腕は 小さな釘でとめられて
脚はといえば 折りたためる

わたしたちが一緒にいるとき
彼女は人形を 二人の間に寝かせる
それは ふたりの子ども
夜ともなれば 彼女はその子を揺りかごであやし
寝かせるまえに 乳房をふくませる

彼女は人形に 小さなテュニックを三枚織ってやった
そして アフロディテの祭りには
宝石をふたりで贈った
花束も添えて

彼女は人形の貞節に気を配り
一緒でなければ 外へも出さない
とりわけ 太陽の光にはあてさせない
小さな人形が 蝋の雫になって溶けるから

★19世紀末のまだ若き才人ピエール・ルイスが書いたギリシャの女流詩人ビリティス。いまだに巧妙なトリックにかかったままであったりする私。しかし、これはピエール・ルイスの翻訳でもなく偽書であり、架空の物語。でも、そのお話は21世紀を生きる私が愛する世界であるということに我ながら慄く!お人形を愛する気持ちと少女の同性愛の瞬。その後の悲痛な唄もあるけれど、この訳は好きなもののひとつ。表紙や挿絵が宇野亜喜良氏であったこと、翻訳者の中に女優の岸田今日子さんのお名前があったもので飛びついた御本。古い翻訳の雰囲気がより好きではあるけれど、この御本も時折取り出して読んでいる。ああ、少女ムナジディカも愛おしい☆

※『ビリティス』というテーマはとても大好きで広がってゆく。まだまだ追記予定なのですが、今までに書いた関連するものを纏めました。自分で、何を書いたか、書いていないのか...とよく分からないもので。読み返すと修正したい箇所もありますが、その時の想いということでほぼそのままです。

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-04 11:25 | 音楽・映画・文学★美しい関係

『バイ・バイ・ベイビー(BYE BYE BABY)』ベイ・シティ・ローラーズと郷ひろみ(共に1975年)♪

懸賞 2010年 03月 03日 懸賞

c0222662_8183075.jpgc0222662_8184816.jpg
★永遠のアイドル!郷ひろみ(HIROMI GO)の1975年の12月に発売されたシングル『バイ・バイ・ベイビー』。原曲はベイ・シティ・ローラーズ(Bay City Rollers)で共に1975年のヒット曲。この頃の私は小学生でまだひろみのLPは持っていなくてシングル盤は買って貰っていた。何年だったかな...毎年の人気投票の1位は郷ひろみって決まっていたのに、一度だけこのベイ・シティ・ローラーズに抜かれた事があった。それ程凄い人気だった。タータンチェックも大流行で知らないうちに私もチェックのスカートを穿いていた。「少女マンガと郷ひろみ」がその頃の私の宝物。秀樹好きの女の子と仲良くしていて、彼女とは高校が離れても時々遊んでいた。吉田まゆみさんの漫画が大好きな方で夏休みによく私の家にやって来ては一緒に音楽を聴いたり、私の好きな萩尾望都さまの漫画を交換したりして。その女の子がいつの日からかすっかり秀樹からベイ・シティ・ローラーズのファンとなっていた。中でもパット・マッグリンが大好きだったようで、色々雑誌などを見せてくれた。熱狂的で本当に色んなものをお持ちで読ませてもらったりした。私は一度も個人的にベイ・シティ・ローラーズのレコードを買ったことはないのだけれど、彼女のお陰で結構好きな曲もあったり。私はちょっとだけ在籍していたギター(ヴォーカル)のイアン・ミッチェルがメンバーの中では好きな方だった。可愛い少年っぽさで。でも、周りは凄い人気のようだけれど、私にはひろみを超える存在ではなかった。スコットランドのエジンバラ出身の外国のアーティスト数名に一時人気を抜かれても平気だった。ひろみは一人でその後も抜き返した(その後、また狩人という兄弟デュオに一度抜かれたけれど)。でも、今もHIROMI GOはスターであり続けているのだし。

私は好きなものの核は今も変わらない。でも、前述の女の子は「マイ・ブーム」らしき波がやって来ては熱狂する。凄い熱い想いで語ってくれていた。小学生の頃から長らくベイ・シティ・ローラーズのファンだったけれど、次はマッチ(近藤真彦)になって行った。私は洋楽を聴き始めていたけれど、歌番組は観ていて、ひろみとジュリーが好きだった。その女の子はとっても乙女ちっくで「恋は盲目」と云うけれどそんな感じ。でも、マイ・ブームが去るとあっさりしていた。そのお友達にデヴィッド・ボウイのお話をしてみても、マッチしか目に入らないらしい。私はそんな頃から今も然程変わってはいないように想う。もう大好きな心の住人たち、それも年月も経てゆくなかで、それらはさらに確固たるものとして存在しているようだ。広がってはゆくけれど、大好きな人(もの)を忘れることはできない。友人にしてもそうであまりお会いする機会が減ったとしても関係ない。好きな友人のことを忘れることはないし、嫌いになんてなったことはない♪


※ベイ・シティ・ローラーズのレスリー・マッコーエンが歌う『Bye Bye Baby』♪


※郷ひろみの日本語でのカバー曲『バイ・バイ・ベイビー』(訳詞は安井かずみさん)です。ひろみヴァージョンの方が私はやっぱり好きです☆B面の『夢みる頃をすぎて』も名曲です♪


※ベイ・シティ・ローラーズの中で唯一ちょっと好きだったイアン・ミッチェル(後にロゼッタ・ストーンへ)在籍の頃の映像もございました♪

★こうして、懐かしく拝見でき、やはりひろみが一等素敵なアイドルだと再認識してしまいます♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-03 08:27 | 郷ひろみ(HIROMI GO)讃歌

『サマーストーリー』(1988年)音楽:ジョルジュ・ドルリュー原作:ゴールズワージー 『林檎の木』

懸賞 2010年 03月 02日 懸賞

c0222662_2234667.jpg

サマーストーリー/A SUMMER STORY
 1988年・イギリス映画
監督:ピアーズ・ハガード  製作:ダントン・リスナー 原作:ジョン・ゴールズワージー 脚本:ペネロープ・モーティマー 撮影:ケン・マクミラン 音楽:ジョルジュ・ドルリュー 出演:ジェームズ・ウィルビー、イモジェン・スタッブス、スザンナ・ヨーク、ジェローム・フリン、ソフィー・ウォード、ケン・コリー

★最初はゴールズワージーの原作は新潮社版で読んだように記憶しているけれど、今回は集英社文庫で久しぶりに頁を捲りながら不思議な感傷に浸っていた。この原作を映画化した『サマーストーリー』も大好き!なもので、ミーガンを演じるイモジェン・スタッブスとアシャーストを演じるジェームズ・ウィルビーがどうしても浮かんでしまう。フランス映画のみならず英米映画音楽にも多数携わっておられたジョルジュ・ドルリューの秀逸な音楽も好き。この映画は原作を大きく変えてはいないと思うけれど、林檎の木の香りはなく、でも、村の自然の緑の匂いに溢れた映像美と秀逸な俳優陣による、叙情的なロマンスの秀作だと想います。

「 りんごの木、歌をうたう少女たち、金色の木の実 」

c0222662_2234199.jpgこの「エウリピデスのヒッポリュトス」(マレー訳)を序文に持つ、英国文学ジョン・ゴールズワージーの『林檎の木』。「ギリシャ三大悲劇詩人」と云われるアイスキュロス、ソポクレス、エウリピデス。その「エウリピデスのヒッポリュトス」のギリシャ悲劇を題材に悲恋物語が描かれる。私は少女ミーガン(メガン)の心の清らかさ(純粋さゆえの熱情)と、美しい自然の風景の中の可憐に輝く乙女の姿が好き。古代ギリシャ人は”林檎の木”を楽園の象徴としていたそうだ。そして、この少女ミーガンに恋をする青年アシャースト。当時の英国の階級制度(身分の違いゆえ成就せぬ恋はどれ程あったのだろうか...)という社会の規律、そうした障害は純粋な少女の心を痛めるのみ。ミーガンは苦悩から自殺してしまう。でも、カトリック教徒の自殺は許されておらず、ミーガンのお墓は教会の墓地には埋葬されず農地の十字路に作られていた。迎えに来なかったアシャーストはステラと結婚し、25年ぶりに懐かしい荒原地帯を訪れその十字路のお墓を見つけるのだった。嗚呼、号泣!報われない恋は昔も今もあるけれど...。


※ジョルジュ・ドルリューの美しい音楽です♪


上記は2007年10月17日のものです。ちょっと追記いたしました。

★映画と文学、または音楽と映画の深い繋がり。共に大好きな作品が多いので、今後はそられのこともこちらに纏めと更新を少しずつしてゆきたいと想います。音楽と比較できない位に映画愛好者なもので(これまた偏愛ですが)。今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします☆

RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-02 23:32 | 音楽・映画・文学★美しい関係

麗しのロック詩人あるいはパンクの女王★パティ・スミス(PATTI SMITH)に魅せられて♪

懸賞 2010年 03月 02日 懸賞

c0222662_53104.jpg

★洋楽が好きになり音楽雑誌を読み始めた頃。”音楽専科”という雑誌が好きだったのに廃刊となってしまった。その一冊の中の或る一頁のポートレートが飛び込んで来た。それは、ロバート・メイプルソープが撮ったパティ・スミスだった。私はこうしてまたしても音楽を聴く以前にそのお方の容姿から”好き!”となった。私は女性ながら女性ヴォーカルや女優といった様々なタイプの女性が好きで今に至る。ロック・ヒーローであるデヴィッド・ボウイも永遠のアイドルである郷ひろみ(HIROMI GO)は性別を超越した存在であり続けている。日本には美輪明宏という同じように性別やシャンソンなどのジャンルを超越したお方でどなたとも比較は出来ない大好きな存在のお方も居られる。

何故だか、幼い頃から私はこうした傾向が知らず知らずにある。クラスメイトの女子がある男子生徒をカッコイイと噂話している。ある男性教師を素敵だと楽しそうだったり。私は聞き手で自分からそのように感じた事はなく、感じのいい男の子だなっとお友達として感じるのみ。そして、これまた幼少の頃からの舶来趣向のせいか、異国の人々に憧れを抱いていた。なので、よく親しい友人には”ロンパリ”とか”ヨーロッパかぶれ”と云われていた。でも、回顧してみれば自分でもそんな気がする。

パティ・スミスには少女と大人が同居し、少年のようでもあるけれど限りなく女性的なものを感じる。そのポートレートを見て”美しい!”と思えたのはそんな風に感じたからかもしれない。リアルタイムではないけれど、最初に買ったのは『イースター(Easter)』1978年の3rd・アルバム。デビューは1975年の『ホーセス(Horses)』なので世界的パンク旋風以前のこと。”パンクロックの女王”と謳われるのは然りなのだ。それもデビューは29歳なので決して早くはない。パンクはロンドン発のムーブメントとしてとんでもない衝撃を与えた(リアルタイムの先輩方のお話をお聞きしていると羨ましくなる)。しかし、発はニューヨークなのだ。私はロンドンのクラッシュ以外はほとんどニューヨーク・パンクを先に聴くことになっていった。それはそれらのアーティストの表情や佇まいから感じられるものが私の”好き”な世界を体現しているように映ったのだと思う。パティのレコードを手にする前にランボーを好きになっていた。パティがアルチュール・ランボーを敬愛していると知り、ますます気になる存在となっていった。初期はレニー・ケイ達とのグループ、パティ・スミス・グループという名だった。そして、物静かで神経質そうな美しきギタリスト、レニー・ケイもとても好き(初来日公演には行けなくて残念だった。確かニール・ヤングと同じ日での公演で先にチケットを購入していたので)。ソロ・アルバムも地味ながら時折聴きたくなるものだ。

私は日本人なので日本が好き。日本の美しい言葉や文化が沢山ある。でも、元来の舶来趣味は軌道修正できずに今も進行している。そんな自分を少しは追想できる位の年月と年齢になってきた。すると、私の好きなものの大きなキーとなるものたちが、パリ、ロンドン、ニューヨークにあると気付く。意図している訳でもなかった事柄が自然と結びつき連鎖し合う。時には世紀を超えたものでもある。なんと!素晴らしいことだろう!!とまだまだこの見知らぬ旅は続き、さらに繋がり絡み合い、歓喜と混乱で頭と胸がいっぱいになっていくのだろう。

パティ・スミスと親交の深かった人達やパティのアイドル、またはパティをアイドルとして影響を受けてきたアーティスト達の多くに好きな世界がある。最愛の夫フレッド・スミス(元MC5の”フレッド・ソニック・スミス”)に先立たれ、双子のような親友ロバート・メイプルソープはエイズで亡くなり、ウィリアム・バロウズも亡くなった(追悼アルバムがある)。ジェフ・バックリィやカート・コバーンも亡くなった。子育ての時期が過ぎるとパティはまた表現者として復活し今も現役だ。年は重ねても変わらない。老眼鏡を手にしてポエトリー・リーディング。相変わらず素敵なパティは現在63歳。誠実さと優しさ、激しさと厳しさ、凛々しさと愛らしさすら感じるパンク詩人☆今なお、健在なり!

(追記)
このパティ画像は最初の出会いのお写真ではありません(残念ながらダンボール箱の音楽専科は母に間違って捨てられてしまいました)。2007年6月10日に書いたものに加筆いたしました。


※代表曲のひとつである『ビコーズ・ザ・ナイト(Because the Night)です♪


RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-02 05:30 | 洋楽ロック・ポップス★70年代

私の好きな映画たち★(随時更新一覧)♪

懸賞 2010年 03月 01日 懸賞

私の好きな映画たち (ブログ関連・随時更新一覧)
★大好きなのに、まだ綴っていない作品がまだまだいっぱいです。綴ったつもりでいたものもよくあるもので、メモ用のカテゴリーです。再び同じ作品が出てくることもあると思います。全て観たもので好きな作品たちの私的な感想を綴っています。データ的に間違い等もあるかと思います。そんな時には、お気軽に教えて頂けると嬉しいです♪大好きな映画を此方と『クララの森・少女愛惜』

その他の更新と一緒に随時、追記してゆきます♪

(2006年5月28日~2010年9月7日現在)

《英字》
IF もしも・・・・
JFK

《数字》
007 カジノ・ロワイヤル
8人の女たち
17歳のカルテ
21グラム
1000日のアン

《あ》
ああ結婚
あゝひめゆりの塔
哀愁のトロイメライ クララ・シューマン物語
愛する者よ、列車に乗れ
愛と精霊の家
アイドルたち
アイドルを探せ
愛のその風
愛の嵐
アウトサイダー
青い鳥
青い麦
青きドナウ
赤い靴
赤い風船
悪魔のシスター
アデルの恋の物語
アナザー・カントリー
あの胸にもういちど
アパートメント
アボンリーへの道
アメリカン・ガール サマンサの休日
アメリカン・ビューティ
アメリカン・ラプソディ
嵐が丘(1992年)
アリス(1988年)
アリス・スウィート・アリス
アリスの恋
アルフィー(1966年)
暗黒街のふたり
暗殺の森
アンネ・フランク
イーディ:チャオ!マンハッタン
イギリスから来た男
異国の出来事
居酒屋
いつか眠りにつく前に
いまを生きる
イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
インディア・ソング**
ウィンター・ローズ
ウェディング
ウェルカム!ヘヴン
歌え!ジャニス★ジョプリンのように 〜ジャニス & ジョン〜
歌え!ロレッタ愛のために
美しい人
浮気なシナリオ
噂の二人
運動靴と赤い金魚
永遠のマリア・カラス
エイミー
エヴァとステファンとすてきな家族
エコール
エディット・ピアフ 愛の讃歌
エデンより彼方に
エトワール (フランス映画)
エマ EMAA (デンマーク映画)
エマ EMAA (英国映画)
エム・バタフライ
エラゴン 遺志を継ぐ者
エリザとエリック
エリザベス:ゴールデン・エイジ
エル・スール 南へ**
エンジェル・アット・マイ・テーブル
エンテベの勝利
オードリー・ローズ
オープニング・ナイト
オール・アバウト・マイ・マザー
オーロラ
狼よさらば
丘の家のジェーン
幼なじみ
オスカーとルシンダ
オスカー・ワイルド
オデッサ・ファイル
大人は判ってくれない
乙女の祈り
オリエント急行殺人事件
オルランド
女の顔
女の一生

《か》
ガールズ 恋の初体験
回転
カイロの紫のバラ

隠された記憶
風が吹くとき
風と木の詩 sanctus -聖なるかな-
哀しみの街かど
悲しみよこんにちは
彼女の時間割
亀も空を飛ぶ
カメレオンマン
から騒ぎ
カラスの飼育
ガラスの動物園
ガラスの墓標
カラマゾフの兄弟
カリガリ博士
仮面の男
可愛い悪魔
木靴の樹
奇跡の人
キッド
寄宿舎 ジョルジュとアレクサンドル
キャメロット・ガーデンの少女
キャリー
キャンディ
ギャングスター・ナンバー1
ギャンブル・プレイ
今日から始まる
恐怖のメロディ
霧の中の風景
ギルバート・グレイプ
キングダム・オブ・ヘブン
禁じられた遊び
グース
クジラ島の少女
薬指の標本
グラン・プリ
クリクリのいた夏
クリスチーネ・F
クリスマス・ツリー
黒蜥蜴(1968年)
グロリア
ゲッタウェイ
ゴーストワールド
コーラス
恋に生きた女ピアフ
格子なき牢獄
黒衣の花嫁
ゴスフォード・パーク
ゴダールの映画史
コルチャック先生
コレクター
コレット 水瓶座の女
コロンバインの空に コロンバイン高校事件を乗り越えて
こわれゆく女

《さ》
サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
サイコ2
叫びとささやき
サスペリア
さすらいの航海
サマーストーリー
さよなら子供たち
細雪
サラ・ムーンのミシシッピー・ワン
サン・スーシの女
ジェイン・エア
シェルブールの雨傘
ジェレミー
死刑台のエレベーター
司祭
スノーマン
シスターズ(SISTERS)
死の天使レイチェル
シベールの日曜日
ジャスト・ア・ジゴロ
ジャッカルの日
ジャンヌ・モローの思春期
ジェルミナル
ジュリア
ジョージア
少女ムシェット
少年の瞳
娼婦ナナ
ショー・ミー・ラヴ
女優ナナ
上流社会
ジョディ・フォスターのライオン物語
女優フランシス
白い家の少女
白い婚礼
白い肌の異常な夜
白バラの祈り ゾフィー・ショル 最期の日々
仁義
真珠の耳飾りの少女
人生は長く静かな河
スイミング・プール
スタン・ザ・フラッシャー
スティル・クレイジー
素直な悪女
素肌の涙
素晴らしき哉、人生!
スプレンドール
制服の処女
セメント・ガーデン ルナティック・ラブ:禁断の姉弟
セリーヌとジュリーは舟でゆく
戦場のピアニスト
ぜんぶ、フィデルのせい
草原の輝き
ソナチネ
ソフィーの世界
ソフィーの選択

《た》
大統領の陰謀
タイトロープ
タイムズ・スクエア
太陽がいっぱい
太陽の下の18才
太陽は夜も輝く
タクシー・ドライバー
旅芸人の記録
魂のジュリエッタ
小さな悪の華
小さな恋のメロディ
小さな泥棒
地下鉄のザジ
地球に落ちて来た男
地獄に堕ちた勇者ども
父の祈りを
チェルシー・ガールズ
チップス先生さようなら
チャップリンの黄金狂時代
蝶の舌
沈黙の官能
追想 愛と復讐と男の戦い
綴り字のシーズン
翼をください
抵抗
テス
テナント 恐怖を借りた男
デブラ・ウィンガーを探して
テルレスの青春
天使の詩
天使の肌
トーク・トゥー・ハー
ドイツ零年
都会のアリス
時計じかけのオレンジ
ドッグヴィル
トト・ザ・ヒーロー
友だちのうちはどこ?
トラウマ 鮮血の叫び
ドリームチャイルド
トリュフォーの思春期

《な》
ナイト・オン・ザ・プラネット
長くつ下のピッピ
ナタリーの朝
ナナ
何がジェーンに起ったか?
なまいきシャルロット
ニコ・イコン
尼僧の恋 マリアの涙
日曜はダメよ
にんじん
ヌーヴェル・ヴァーグ
猫が行方不明
ネバーエンディング・ストーリー
ネル
ノートルダムのせむし男 (1956年)
ノスフェラトゥ
野ばら
のら猫の日記

《は》
ヴァージン・スーサイズ
ハイジ (2005年)
ハウス・オブ・カード 心の扉
裸足で散歩
八月の鯨
初恋 ファースト・ラブ
バティニョールおじさん
花のようなエレ
パパってなに?
パピヨンの贈りもの
パフューム ある人殺しの物語
バベットの晩餐会
バリー・リンドン
巴里のアメリカ人
バレエ・リュス
バルタザールどこへ行く
バロン
ハンガー
バンガー・シスターズ
パンズ・ラビリンス
伴奏者
反撥
ピータ・パン
光る眼
ピクニック at ハンギング・ロック
美女と野獣
ひなぎく
陽のあたる場所
秘密の儀式
ひめゆりの塔
白夜
白夜の時を越えて
評決
ビヨークの「ネズの木」
ビリー・ジョー 愛のかけ橋
ビリティス
ピンクの豹
ブーリン家の姉妹
ファクトリー・ガール
ファニーとアレクサンデル
ファスビンダーのケレル
ファンタスティック・プラネット
ファントム・オブ・パラダイス
フィオナの海
フェアリーテイル
フェイシズ
フォーリング・エンジェル
フォクシー・レディ
袋小路
不思議の国のアリス(1966年)
不思議の国のアリス 1903-1915
豚が飛ぶとき
ふたりのトスカーナ
舞踏会の手帖
冬の旅
フライトプラン
ブラザーズ・グリム
ブラック・ムーン
プラハ!
ブリキの太鼓
フリック・ストーリー
プリティ・ベビー
不良少女モニカ
プレステージ
フレンズ ポールとミシェル
プロデューサーズ
ペイネ 愛の世界旅行
ペダル・ドゥース
ベスト・フレンド
ベニスに死す
ヴェニスの商人
ベリッシマ
ペレ
ベルエポック
ベント 堕ちた饗宴
ボーイフレンド
望郷
冒険者たち
ほがらかに鐘は鳴る
ボクサー
ぼくセザール 10歳半 1m39cm
ぼくの小さな恋人たち
ぼくのバラ色の人生
僕の村は戦場だった
ぼくは怖くない
星の王子さま
ボッカチオ'70
ホテル・ニューハンプシャー
ポネット
ポビーとディンガン
ホフマン物語
ホワイト・オランダー
ホワイト・ライズ
ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ

《ま》
マーシェンカ
マイ・プライベート・アイダホ
マイ・レフトフット
マグダレーナ 『きよしこの夜』誕生秘話
まぼろし
マリー・アントワネット(2007年)
マリーナ
まわり道
マン・イン・ザ・ムーン
右側に気をつけろ
みじかくも美しく燃え
ミスティック・リバー
水の話
魅せられて

ミッシング(2003年)
ミツバチのささやき
緑色の髪の少年
ミナ
ミネハハ 秘密の森の少女たち
ミミMIMI
耳に残るは君の歌声
みんな元気
めぐりあう時間たち
メリーゴーランド
メルシィ!人生
モーリス
モディリアーニ 真実の愛
モモ
モンタナの風に抱かれて
モンド 海をみたことがなかった少年
モンマルトルの灯

《や》
やかまし村の子どもたち
やかまし村の春夏秋冬
やさしい嘘
野性の葦
屋根裏部屋の花たち
屋根の上のバイオリン弾き
山猫
柔らかい肌
夕なぎ
揺れる大地
妖精たちの森
欲望のあいまいな対象
汚れた血
世にも怪奇な物語

《ら》
ライフ・イズ・ビューティフル
ライラの冒険 黄金の羅針盤
ラストコンサート
ラストレター
ラスプーチン
ラスムスくんの幸せをさがして
ラ・パロマ
ラビリンス 魔王の迷宮
ラ・ブーム
ラ・ブーム2
ラブミー LOVE ME
ランブルフィッシュ
離愁
理想の結婚
リトル・ダンサー
リトル・プリンス
リトル・モー
リトル・ロマンス
ルナ・パパ
レオン
列車に乗った男
レッズ
レネットとミラベル 四つの冒険
レ・ミゼラブル(1957年)
レ・ミゼラブル(1982年)
レ・ミゼラブル(1995年)
レ・ミゼラブル(1998年)
レ・ミゼラブル(2000年)
ルー・サロメ 善悪の彼岸
ルイーズとケリー
ルシアンの青春
恋愛適齢期
恋愛日記
ローズ・イン・タイドランド
ローズマリーの赤ちゃん
ロイヤル・セブンティーン
ロシュフォールの恋人たち
ロバと王女
ロリータ(1997年)
ロングウェイ・ホーム
ロンリー・ハート

《わ》
ワイルドフラワー
若草の祈り
若草の萌えるころ
若草物語(1949年)
若草物語(1994年)
若者のすべて
わが青春のマリアンヌ
我等の仲間
悪い種子(たね)
ワンダーウォール
ワン・プラス・ワン


☆記事(冊子BRIGITTE含む*)で触れた程度のものは、また感想追記予定です。
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-01 12:56

ブログ記事の関連本(愛読書含む)♪

懸賞 2010年 03月 01日 懸賞

ブログ記事の関連本(愛読書含む♪)
★映画も音楽も文学も絵画も...私の好きな世界は繋がっています。子供の頃に読んだ絵本や童話たち、また今も愛してやまぬ大好きな小説や詩集たち、画集や少女漫画...記事に直接関連した御本たちを此方と『クララの森・少女愛惜』

の更新と一緒に追記してゆきます♪

(2006年5月28日~2010年8月27日現在)

《あ》
『愛人(ラマン)』 マルグリット・デュラス
『アイドルたち―フレンチ60sのすべて』 永瀧達治
『青い鳥』 モーリス・メーテルリンク
『青い花』 ノヴァーリス
『青い麦』 シドニー=ガブリエル・コレット
『赤毛のアン』 L.M.モンゴメリ
『アナスタシアとロマノフ王朝』
『アフロディテ=ウラニア - 感想私録 -』 稲垣足穂
『アポリネール詩集』 ギョーム・アポリネール
『嵐が丘』 エミリー・ブロンテ
『アリス幻想』  高橋康也
『アリスへの不思議な手紙』 トマス・ハインド
『アルプスの少女ハイジ』 ヨハンナ・スピリ
『アンネの童話集』 アンネ・フランク
『居酒屋』 エミール・ゾラ
『一千一秒物語』 稲垣足穂
『一日の終わりの詩集』 長田弘
『ヴィスコンティの遺香』 篠山紀信
『ヴェニスに死す』 トーマス・マン
『海辺のフィアンセ』 ミシェル・トゥルニエ
『英国王妃物語』 森護
『エヴァ-イリナ・イオネスコ写真集』
『絵のない絵本』 アンデルセン
『エミリー・ディキンソン詩集』 エミリー・ディキンソン
『オートバイ』 アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
『丘の家のジェーン』 ルーシー・モード・モンゴメリ
『幼なごころ』 ヴァレリー・ラルボー
『押絵の奇蹟』 夢野久作
『恐るべき子どもたち』  萩尾望都
『恐るべき子供たち』  ジャン・コクトー
『男と男のいる映画』 淀川長治
『乙女の祈り』 ニコラウス・ガッター
『少女(おとめ)ララよ』 尾崎翠
『おやすみ、おやすみ』 シルヴィア・プラス
『女と人形』 ピエール・ルイス

《か》
『かしこいポリーとまぬけなおおかみ(ポリーとはらぺこおおかみ)』 キャサリン・ストー
『樫の木と葦』  ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ
『風が吹くとき』 レイモンド・ブリッグス
『悲しみよこんにちは』  フランソワーズ・サガン
『ガヴァネス(女家庭教師) ヴィクトリア時代の<余った女>たち』 川本静子
『仮面の男』 アレクサンドル・デュマ
『ガラス玉演戯』 ヘルマン・ヘッセ
『ガラスの少女像』 (短編集)  テネシー・ウィリアムズ
『ガラスの動物園』 テネシー・ウィリアムズ
『ギリシャ・ローマ神話』 トマス・ブルフィンチ
『クシュラの奇跡 140冊の絵本との日々』 ドロシー・バトラー
『クジラの島の少女』 ウィティ・イヒマエラ
『薬指の標本』 小川洋子
『梔子』 野溝七生子
『クリスマス・キャロル』  チャールズ・ディケンズ
『経験の歌』  ウィリアム・ブレイク
『ケルトの白馬』 ローズマリー・サトクリフ
『ケルト妖精物語』 ジョーゼフ・ジェイコブズ
『ケルト妖精物語 2』 ジョーゼフ・ジェイコブズ
『ケンジントン・ガーデンのピーター・パン』 ジェイムズ・バリイ
『幻想西洋人形館』 内藤ルネ
『幸福な王子』 オスカー・ワイルド
『荒野の狼』 ヘルマン・ヘッセ
『これで、おしまい』 マルグリット・デュラス
『コルチャック先生』 近藤康子

《さ》
『ザイスの弟子たち』 ノヴァーリス
『さかさま世界史』 寺山修司
『柘榴の家』 オスカー・ワイルド
『サラ・人形の家』 テリー・バーガー/デヴィッド・バーガー カレン・コショフ
『サラ・ムーン展 幻惑する巴里の女流写真家』 サラ・ムーン
『サラ・ムーン展 巴里のエレガンスな視線』 サラ・ムーン
『ジェイン・エア』 シャーロット・ブロンテ
『シッダルタ』 ヘルマン・ヘッセ
『思春期病棟の少女たち』 スザンナ・ケイセン
『車輪の下』 ヘルマン・ヘッセ
『シャンソン・フランセーズ その栄光と知られざる歴史』 ピエール・サカ
『ジャン・ユスターシュ』
『シェイクスピア詩集』 シェイクスピア
『ジェニーの肖像』 ロバート・ネイサン
『シェリー詩集』 パーシー・ビッシュ・シェリー
『ジェルミナール』 エミール・ゾラ
『少女地獄』 夢野久作
『少女ムシェット』 ジョルジュ・ベルナノス
『情熱と死のドラマツルギー』 マルグリット・デュラス
『少年少女』 アナトール・フランス
『女生徒』 太宰治
『純愛の詩人』 クリスチナ・ロセッティ
『白雪と紅ばら』 グリム童話
『シルヴィア・プラス詩集』  シルヴィア・プラス
『白い家の少女』 レアード・コーニグ
『白バラが紅く散るとき ヒトラーに抗したゾフィー21歳』 ヘルマン・フィンケ
『詩をよむ若き人々のために』 セシル・デイ=ルイース
『シング・ソング』 クリスチナ・ロセッティ(クリスティーナ・ロセッティ)
『真珠の耳飾りの少女』  トレイシー・シュヴァリエ
『素顔のビアトリクス・ポター』 エリザベス・バカン
『世紀末の夢』 フィリップ・ジュリアン
『聖少女』 倉橋由美子
『制服の処女』 クリスタ・ウィンスローエ
『世界悪女物語』 澁澤龍彦
『セメント・ガーデン』 イアン・マキュアン
『戦争と子ども(1936-1945ポーランド ナチスにさらされた子どもたちの受難)』
『続若草物語』(愛の四少女) ルイザ・メイ・オルコット
『そばかすの少年』 ジーン・ポーター
『そばかすの少年』 竹宮恵子
『ソフィーの世界—哲学者からの不思議な手紙』 ヨースタイン・ゴルデル

《た》
『ダーバヴィル家のテス』 トーマス・ハーディ
『第七官界彷徨』 尾崎翠
『地下鉄のザジ』 レイモン・クノー
『「父の娘」たち―森茉莉とアナイス・ニン』 矢川澄子
『追憶 マリリン・モンロー』 井上篤夫
『つつじのむすめ』 松谷みよ子
『デュラス−愛の生涯』 アラン ヴィルコンドレ
『天使のささやき』 植島啓司
『読書する女』 レイモン・ジャン
『ドグラ・マグラ』 夢野久作
『トリルビー、あるいはアーガイルの妖精』 シャルル・ノディエ

《な》
『長くつ下のピッピ』 アストリッド・リンドグレーン
『中原淳一の世界』 
『中原中也詩集』
『ナナ』 エミール・ゾラ
『肉体の悪魔』 レイモン・ラディゲ
『尼僧の恋』 ジョヴァンニ・ヴェルガ
『女体素描』 竹久夢二
『人形たちの夜』 寺山修司
『にんじん』 ジュール・ルナール
『ねじの回転』 ヘンリー・ジェイムズ
『ネズナイカのぼうけん』 ニコライ・ノーソフ
『ネズの木』 グリム兄弟
『眠れる森の美女』  シャルル・ペロー
『ノートルダムド・パリ』 ヴィクトル・ユゴー
『野溝七生子全集』

《は》
『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ
『花物語』 吉屋信子
『バベットの晩餐会』 アイザック・ディネーセン
『ハムレット』 ウィリアム・シェイクスピア
『薔薇色のゴリラ』 塚本邦雄
『バレエへの招待』 鈴木晶
『光をあなたに』 美輪明宏
『美女と野獣』 マダム・ルプラン・ド・ボーモン(ボーモン夫人)
『ひめゆりの少女 十六歳の戦場』 宮城喜久子
『ひめゆりの塔』 石野径一郎
『ヴィスコンティの遺香』 
『ビリチスの歌』 ピエール・ルイス
『ビリティスの唄』  ピエール・ルイス
『瓶詰の地獄(瓶詰地獄)』 夢野久作
『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル
『不思議の国のララ』 尾崎翠
『ふたりのトスカーナ』 ロレンツァ・マッツェッティ
『プレヴェール詩集』 ジャック・プレヴェール
『フレンズ』 ルイス・ギルバート
『フレンチ狂日記』 永瀧達治
『ヴェニスに死す』 トーマス・マン
『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』 ジェフリー・ユージェニデス
『ベラスケスの十字の謎』 エリアセル・カンシーノ
『ベルサイユのばら』 池田理代子
『ベル・ジャー』  シルヴィア・プラス
『ポー詩集』  エドガー・アラン・ポー
『星の神話伝説集』 草下英明
『炎のごとく 写真家ダイアン・アーバス』 ダイアン・アーバス
『ポビーとディンガン』 ベン・ライス

《ま》
『マーシェンカ』 ウラジミール・ナボコフ
『マッチ売りの少女』 アンデルセン
『幻の下宿人』 ローラン・トポール
『マリアンヌの夢』 キャサリン・ストー
『マリリン・モンローの真実』 アンソニー・サマーズ
『万葉姉妹』 川端康成
『ミシシッピー・ワン』 サラ・ムーン
『みだれ髪』 与謝野晶子
『ミネハハ』 フランク・ヴェデキント
『紫』 与謝野鉄幹
『もう森へなんか行かない』 原題:『月桂樹は切られて』 エドゥアール・デュジャルダン
『もえと妖精たち』 永田萌
『モデラート・カンタービレ』 マルグリット・デュラス
『モモ』 ミヒャエル・エンデ

《や》
『屋根裏部屋の花たち』 ヴァージニア・C・アンドリュース
『床下の小人たち』 メアリー・ノートン
『夢先案内猫』 レオノール・フィニ
『妖精の出現 コティングリー妖精事件』 アーサー・コナン・ドイル
『夜の手帖』 マリー・ローランサン

《ら》
『ライラックの花の下』 ルイザ・メイ・オルコット
『ラファエル前派と世紀末』
『陸にあがった人魚のはなし』 ランダル・ジャレル
『理想の結婚』 オスカー・ワイルド
『林檎の木』 ジョン・ゴールズワージー
『林檎の谷』 ダンテ・ゲィブリエル・ロセッティ
『リンバロストの乙女』 ジーン・ポーター
『レオノール・フィニの仮面』 アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
『レ・ミゼラブル』 ヴィクトル・ユゴー
『ルルとミミ』 夢野久作
『ローズ メリー ローズ』 マリー・ルドネ
『ロココの花嫁 マリー・アントワネット ベルサイユへの旅路』 ケーラー・鹿子木美恵子
『ろばの皮』 シャルル・ぺロー
『ロマノフ朝 最後の皇女』
『ロリータ』 ウラジミール・ナボコフ
『ロリータ・コンプレックス』 ラッセル・トレイナー
『ブリジット・バルドーとロリータ・シンドローム』 シモーヌ・ド・ボーヴァワール

《わ》
『ワーズワース詩集』
『若草の祈り』(『鉄道の子供たち』) エディス・ネズビット
『若草物語』 ルイザ・メイ・オルコット
『わが生涯』 イサドラ・ダンカン
『わがフランス映画誌』 山田宏一
『われらツォー駅の子供たち』 カイ・ヘルマン、ホルスト・リーク
『私の体に悪魔がいる(女と人形)』 ピエール・ルイス

《英数》
『WONDER』 アンナ・ギャスケル
『IMMEDIATE FAMILY』 サリー・マン
『R』 イリナ・イオネスコ

★その他、画集(特にラファエル前派)・図録・美術関係書、映画・音楽関係の本・雑誌・解説書等♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-01 12:11

ハンサムな女性ロッカー★クリッシー・ハインド(CHRISSIE HYNDE)『プリテンダーズ(PRETENDERS)』♪

懸賞 2010年 03月 01日 懸賞

c0222662_10195920.jpg

★「ハンサムな女性」という形容が似合ってしまうプリテンダーズ(PRETENDERS)のクリッシー・ハインド(CHRISSIE HYNDE)!現在58歳なれど相変わらずタイトでカッコイイお方。1979年のキンクスのカバー曲『ストップ・ユア・ソビン(Stop Your Sobbing)』でデビューし、1980年に1stアルバムをリリース。幾度かのメンバー・チェンジを経て今日も健在(一瞬、ジョニー・マーもメンバーだった)。

初めてこのプリテンダーズを知ったのはサンテレビだったかな...MTVではないけれど洋楽のビデオクリップなどと共に紹介してくださる洋楽番組があった。その番組名は失念。英国のバンドやアーティストが多かったように記憶している。学校の授業が6時間目まであると急いで帰宅しないと終ってしまう位の時間帯の放送だったので、毎回観ることは出来なかったし途中からだったりした。運良く私はこの番組でプリテンダーズの動くお姿を拝見でき、ヴォーカルのクリッシー・ハインドにコロリ。男性メンバーの中の紅一点というお方も多いけれど、プリテンダーズの場合は断然!クリッシー・ハインドのバンドであり、バックに男性を従えている、あるいは率いているといった感じ。他のメンバーはその時はまったく目に入らずクリッシー・ハインドに釘付け状態だった。

ずっと後にパンク・ロックのヒストリー企画のような映像を観ることができたのだけれど、クリッシー・ハインドが当時の証言者のお一人として登場され語っておられた。その時に知ったのは、ずっとイギリス人だと想っていたけれどアメリカ生まれ(オハイオ出身で70年代前半に渡英)で、NMEの記者であったという。また、初期のダムド(THE DAMNED)のメンバーでもあったそうだ。キンクスのレイ・デイヴィス、シンプル・マインズのジム・カーとの結婚&離婚もちょっと驚いたりしていたものだ。2005年にプリテンダーズは「ロックの殿堂入り」を果たしている♪


※ああ、素敵☆1981年のライヴでの『ブラス・イン・ポケット(Brass in Pocket)』です♪


※こちらも素敵☆曲は『タトゥード・ラヴ・ボーイズ(Tattooed Love Boys)』(1980年)です♪


RECORD&CD SHOP VELVET MOON ← 取り扱っております。どうぞ、無料の会員登録もお願いいたします。未登録作品が多数ございますが毎日更新しております。また、私宛への伝言等がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりください。宜しくお願いいたします♪
[PR]

# by musiclove-a-gogo | 2010-03-01 10:28 | 洋楽ロック・ポップス★80年代

懸賞