『悲しき雨音』シルヴィ・ヴァルタン(1963年)★麻丘めぐみ(1976年)原曲:カスケーズ(1963年)♪
2011年 02月 14日
★フランス産のガールズ・ポップは個人的に最も大好きです。60年代の作品となるとかなり後追いなので、当時の時代感を体験していないのが残念ですが、その空気感を想像しただけでも楽しいです。アメリカン・ロックンロールのフランス版は「イエイエ」とか「イェイェ」と表記されますが、当時のアメリカン・ロック&ポップスは異国の若者たちを熱狂させていたという空気が好きです。アメリカン・ドリーム健在だった頃が。ジョニー・アリデイを筆頭に女性ではやはりこのお方!フレンチ・ポップス界の女王☆シルヴィ・ヴァルタンの1963年の日本デビューとなるシングルです。A面はポール・アンカのカバー曲『いつでもあなたを』を英語で、B面はカスケーズの最大のヒット曲『悲しき雨音』をフランス語ヴァージョンで収録されています。シルヴィってとっても美人でファッションも素敵。フランソワーズ・アルディ、フランス・ギャル、シェイラ、シャンタル・ゴヤ...と60年代以降も数多くの名曲&代表曲がありますので、イエイエ及びフレンチ・ポップスももっと頻繁に更新してゆきたいと思います。
日本での次のシングルは『おセンチな17才/想い出のダンス・パーティー』なので、この『いつでもあなたを/悲しき雨音』と順序が逆なのでちょっと整理が必要となりますが、それも何だか愉しいです。アルバムでは『おセンチな17才』と『想い出のダンス・パーティー』は1962年の1stアルバム『シルヴィ・バルタン・プルミエ(SYLVIE)』に収録、『いつでもあなたを』と『悲しき雨音』は1963年の2ndアルバム『シルヴィ・バルタン・ドゥジューム(TWISTE ET CHANTE)』に収録されています。
★オリジナルはカスケーズのヒット曲で、多くの方がカバーされていますが、カコちゃんこと麻丘めぐみ・ヴァージョンもとっても素敵です(1976年)。こちらは日本語でのカバーで訳詩は岩谷時子!「すてきなバルタン」ですが「すてきなカコちゃん」でもあります♪
ひとりぼっちの ためいきか
こぼれる涙か
彼は私が愛した ただひとりの男
なのに彼には わからない
私のこころが
★アメリカはサンディエゴ出身の5人組カスケーズの1963年の大ヒット曲『悲しき雨音(Rhythm of the Rain)』。本家のカスケーズ(The Cascades)ヴァージョンも♪
by musiclove-a-gogo | 2011-02-14 03:02 | シャンソン・フランセーズ