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『ケルトの白馬』ローズマリー・サトクリフ★アフィントンの白馬の謎~XTC『イングリッシュ・セツルメント』

懸賞 2010年 03月 17日 懸賞

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★イギリスの児童文学及び歴史小説家としても有名なローズマリー・サトクリフ(Rosemary Sutcliff :1920年12月14日~1992年7月23日)の書かれた『ケルトの白馬』(1977年刊行)というお話がある。元来の神話好きである私は今も神話や伝説に魅了されている。何故かは分らないけれど、やはり時代や時空を超えたものにロマンを馳せることが好きなのだろう。ローズマリー・サトクリフは2歳の折にスティル病を患い生涯を車椅子で過ごされたという女性作家。不自由な現実と歴史と今日、あちらの世界とこちらの世界の境界をロマンで結ぶ。意図せずとも自然とそのように生きて来られたのであろうケルト人あるいはケルトの歴史から学びは続く。

この御本『ケルトの白馬』はローズマリー・サトクリフによって書かれたものながら、謎は謎のまま神秘に包まれ、私をいにしえのアフィントンの白馬の物語へと誘う。主人公の少年たちもあたかも生きている(生きていた)ように想えるから不思議。美しい清冽な物語。けれど明るいお話でもない。それでも天と地、太陽と海、光と闇の絆の深さを想う。英国には多くの白馬の地上絵が丘陵地帯に存在する、それらの多くは18世紀か19世紀に描かれたものだそうだ。けれど、このイギリス、バークシャーの巨大な白馬(全長111メートル)は古代遺跡だそうで、正確な年月日は明らかではないという。古代ケルト人の手になるその絵は、力強く美しく、悠久の時を超えて今も命の輝きを放つという奇跡!この地上絵に魅せられたローズマリー・サトクリフによって豊かなお話が紡がれ、私はその書を読み、見知らぬ時の旅人のように夢を馳せる...。

このアフィントンの白馬から連想されるのは、英国のXTCの名作『イングリッシュ・セツルメント(English Settlement)』(上の画像の右がアルバム・ジャケットです)で、これまた繋がってゆく。ここ数日体調を崩してしまったもので、さらにこのような巡りで心の平静を保ってもいる。このアルバムは1982年の5thアルバムであり、前作の『ブラック・シー(BLACK SEA)』と大好きなアルバムでもある。最初に買ったXTCは『ブラック・シー』だった。グリーンの紙袋の中にメンバーの写るジャケット。約30年も前のアルバムなのにまったく色褪せない彼等のポップセンスは今も輝き続けている♪


※アルバムの3曲目の大好きな『Senses Working Overtime』☆XTCの貴重なTVライヴ映像です♪

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by musiclove-a-gogo | 2010-03-17 05:22 | 音楽・映画・文学★美しい関係

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